
晩年を迎えたとある夫婦の、若き日の恋を回想したラヴ・ストーリー。監督は「ジョンQ/最後の決断」のニック・カサヴェテス。脚本は「あなたにも書ける恋愛小説」のジェレミー・レヴェンと「シャイン」のジャン・サルディ。原作はニコラス・スパークスのベストセラー小説。「ラ・ラ・ランド」のライアン・ゴズリングの演技にも注目!
監督:ニック・カサヴェテス、原作:ニコラス・スパークス、脚本:ジェレミー・レヴィン ジャン・サルディ、出演:ライアン・ゴズリング レイチェル・マクアダムス ジーナ・ローランズ
ここからネタバレ!閲覧にはご注意ください!
ノアとアリーの物語
ある老人施設、デューク(ジェームズ・ガーナー)は認知症を患っている女性(ジーナ・ローランズ)に「ノアとアリーの物語」を読んで聞かせるのが日課です。今日も彼女を庭にエスコートし、物語を語り聞かせます。
1940年の夏、休暇でシーブルックの田舎を訪れていたアリー(レイチェル・マクアダムス)は、地元の友達と祭りに出かけました。明るく屈託のないアリーに地元の青年ノア(ライアン・ゴズリング)は一目惚れ、猛アタックをします。
最初はノアの強引な態度に反発さえ感じていたアリーでしたが、自由で楽しいノアに徐々に惹かれていきました。都会では経験のできない、自然と戯れながら思うままに過ごす時間。ある夜ノアは、1772年に建てられたウィンザー農園にアリーを案内します。いつか、ここを買い取って改築したいと夢を語るノア、そこで二人は初めて結ばれました。
※天真爛漫なアリー、思うまま真っすぐに行動するノア。ノアの強引ながらも実直なアプローチ、女性なら憧れますね。
出典:https://www.youtube.com/watch?v=TNOAYjwwUI0
引き離されたノアとアリー
愛し合うノアとアリーでしたが、アリーの両親は二人の交際に反対です。材木工場で働く貧しい青年ノア、それに対しアリーは裕福な家庭の一人娘で大学進学を控えています。アリーの両親は二人を引き離すために、町に帰ることにしました。
離れ離れになってしまったノアとアリー、ノアは毎日アリーに手紙を書きましたが、アリーの母親の妨害でアリーに届くことはありませんでした。1年後、第二次世界大戦が始まりノアは兵役に志願します。そしてパットン第3師団に配属され、過酷な戦場で親友フィンを失いました。
その頃アリーも大学生活を送りながら、傷ついた兵士たちが送られてくる病院でボランティアをしていました。そこでアリーは、一人の負傷兵と出会います。彼は大富豪の息子ロン(ジェームズ・マースデン)、アリーとロンは次第に愛し合うようになります。
※ノアとアリーの屈託のない恋愛のシーンがとても素敵です。思い切り喧嘩しては仲直り、何度も繰り返しながらも心から愛し合っています。
すれ違う二人、そして再会
大富豪で実業家ロンとの結婚にアリーの両親も大賛成、話はとんとん拍子に進んでいきます。その頃ノアは兵役を終え、実家に戻ってきました。夢だったウィンザー農園を買い取り、改築に着手します。そして改築許可を取りに行ったチャールストンで、ノアはアリーを見かけました。
ロンと新しい人生をスタートさせようとしているアリー、その日からノアは狂ったようにウィンザー農園の改築に取り組みました。完成したらアリーが戻ってくると信じているかのように・・・。
着々と結婚式の準備が進んでいたある日、アリーはウィンザー農園をたった一人で改築しているというノアの新聞記事を見ます。心に残ったわだかまりに決着をつけるつもりで、アリーはノアのもとを訪れました。
※ノアはアリーを愛し待ち続けていますが、それを知らないアリーはロンと婚約してしまいます。ノアの気持ちが切ないですね。
愛する人のいる場所が家
場面は、現在の老人施設に変わります。デュークと女性が話しているところへ、デュークの子どもと孫たちが訪れました。
女性が席を外した後、子どもたちはデュークに言います。「ママの認知症は戻らない。病気でもないパパがここに住むなんて馬鹿げてるわ。」それに対してデュークは答えます。「ママは最愛の女性だ、彼女のいるところが私の家なんだよ。」そう、「ノアとアリーの物語」は、デュークことノアと認知症の女性アリーの物語だったのです。
ノアのもとを訪れたアリーを、ノアは白鳥の湖に案内します。愛し合っていた頃を思い出すアリー、そして「なぜ手紙をひとつもくれなかったの?」とノアをなじりました。ノアは365通手紙を出し続けたことを伝えます。何もかも察したアリー、かつての熱い気持ちが蘇り、二人は激しく愛し合いました。
※「ノアとアリーの物語」を描いたのは、アリーでした。それを読み聞かせているうちに記憶が蘇るはずと奇跡を待ち続けるノア。切ないですね。
愛しあう二人に起きた奇
ノアの家から戻ってこないアリーを心配して、アリーの母親が迎えに来ました。ロンも来ていることを告げ、隠していたノアからの手紙をアリーに手渡します。ロンかノアか選択を迫られ、悩むアリー。
話をここまで聞いた女性はこの物語が自分たちのことだと思い出しました。喜ぶノア(デューク)でしたが、過去を取り戻したのも束の間、再びアリー(認知症の女性)の記憶は失われます。パニックを起こしノアを罵るアリー、ノアは再び悲しみの中に。
そんなある日ノアは心臓発作を起こし入院します。一人ぼっちのアリーは寂しそうです。退院した夜、ノアはアリーのもとを訪れます。看護師の計らいで、アリーの部屋に入るノア――この時アリーは正気に戻っていました。「私たちの愛は奇跡を起こせると思う?私たち一緒に死ねるかしら。」ノアは答えます。「私たちの愛に不可能はないさ。」翌朝アリーの部屋を訪れた看護師は、ノアとアリーが寄り添い手を繋いだまま亡くなっているのを発見しました。
※この映画は、原作者ニコラス・スパークスの奥様の祖父母の実話が描かれた同名小説が元になっています。一人の女性を純粋に愛し続けるノアの姿にも感動しますが、映画中あらゆるシーンがまるで抒情詩のように美しい映像で綴られているのも、見どころのひとつです。
きみに読む物語の作品情報
- レンタル開始日
- 2005/09/23
- 監督
- ニック・カサヴェテス
- キャスト
- ライアン・ゴズリング レイチェル・マクアダムス ジーナ・ローランズ
- 上映時間
- 123分
-
GEOで購入!
きみに読む物語のユーザ評価
評価数:3710件
評価 :★★★★☆(4.0/5)
クチコユーザの評価・ネタバレ
- 感情的な面を非常に揺さぶられる泣きたい人にはぴったりの作品です。
登場人物たちの心理描写がとても丁寧で見ていて気持ちのいい作品です。
- もう何度も観ました。
初めて観たときは泣きました。
無茶できる年齢。大人にならなければならない女の子の気持ちが痛いほどわかりました。
無我夢中で人を好きになること、共感できました。
- 前から見たかった映画。10年以上前に勧められたのですがラジオで紹介されたきっかけで見ました。色褪せない愛情、とても素敵で感動しました。こんな風に人を愛せたら幸せなんだと思わせる作品であると思う。
オススメラブロマンス大作『タイタニック』
ラブ・ロマンスで思い出すのは、1997年の超大作「タイタニック」ですね。映画「タイタニック」は、1912年に起きた豪華客船タイタニック号沈没事故をもとに作られた純愛映画です。
ニューヨークへの処女航海に向かう豪華客船タイタニック号に乗った上流階級の令嬢ローズは、船上で貧しい青年画家ジャックと出会います。互いに惹かれあう二人ですが、航海半ばでタイタニック号は氷山と接触事故を起こします。氷河の海に落ちた二人、励ましあいながら必死で生きようとします。この映画でジャックを演じたレオナルド・ディカプリオは、一躍スターの仲間入りを果たしました。
タイタニックの作品情報
- レンタル開始日
- 2000/07/07
- 監督
- ジェームズ・キャメロン
- キャスト
- レオナルド・ディカプリオ(ジャック) ケイト・ウィンスレット(ローズ)
- 上映時間
- 195分
-
GEOで購入!
タイタニックのユーザ評価
評価数:2629件
評価 :★★★★☆(4.3/5)
クチコユーザの評価・ネタバレ
- 賞賛される理由がわかる。
とても面白いし、感動して、感情移入しやすい映画だった。
沈んで行くタイタニック号で人々の死に様が見れた。1番カッコよかったのは、演奏者だった。すげーカッコよかった
見る前はばか長いと思ってたけど、実際長かったけど、無駄がなかった。その点はいいと思った。
貯める部分も多く早くしろやって思う部分と、時間のせいで星は4つ
- 凄い映画ですね。2人の距離が縮まっていくほど、キュンキュンしていました。ジャックが沈んでいくところはただただ悲しかったです。これが実話だと思うと悲しいばかりです。
- 初めて観ました!公開されたのは私が生まれる前ですが、時代関係なく感動します。
ジャックのことが好きでも、他に好きな人を作って結婚して子どもを生む。
ジャックとのことはいつまでも自分の中の思い出にする。
一見残酷かもしれないけど、 全部含めて見終わったあと、胸がいっぱいになりました。
またレンタルします。