なくもんかのジャケット写真

監督・水田伸生、脚本・宮藤官九郎、主演・阿部サダヲという「舞妓Haaaan!」のトリオが再び顔を合わせたホームコメディ映画「なくもんか」。幼い頃に生き別れた兄弟が、下町商店街の店主と人気漫才師として再会したことから巻き起こる、数々の騒動を描きます。

監督:水田伸生、脚本:宮藤官九郎、音楽:岩代太郎、出演:阿部サダヲ(祐太) 瑛太(祐介) 竹内結子(徹子) 塚本高史(金城大介) 皆川猿時 片桐はいり 鈴木砂羽 カンニング竹山 高橋ジョージ 陣内孝則(特別出演) 藤村俊二(友情出演) 小倉一郎 光石研 伊原剛志(友情出演) いしだあゆみ

ここからネタバレ!閲覧にはご注意ください!

生き分かれた兄弟、祐介と祐太の生い立ち

祐太の親は、弟・祐介が生まれる直前に離婚しました。祐太は父と共に総菜屋に住み込みで働くことになりますが、父は総菜屋のお金を持ち去り、祐太は残された総菜屋でけなげに働きます。捨てられないよう、嫌われないよう究極のお人よしとなることで商店街に受け入れられた祐太は、総菜屋を継ぐことになります。

一方、母と生きることになった弟の祐介は若くして母を喪い、親戚からたらいまわしにされたのちに児童養護施設で育ちます。彼は、居場所を確保するために笑いをとることに終始する人生を送り、お笑い芸人を目指します。祐介は芸人を目指す大介と出会い、兄弟漫才を始めることでお笑い芸人としてヒットします。数々の番組に出演し、一躍有名人になりました。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=lRyC8KfoU-k

弟祐介の芸人としての成功と、兄祐太のハムカツ屋の成功

一方、祐太も信頼を勝ち取った総菜屋を継ぐこととなり、ハムカツ屋として大人気になります。しかも、総菜屋の実の娘である徹子が美しく育って実家に戻ってきて、祐太と結婚することに。祐太は祐太の幸せをつかみとりました。結婚にあたって戸籍謄本を確認した際に、祐太は超有名お笑い芸人となった祐介が実の弟であることを初めて知りました。

祐太は、祐介に会いに行きます。実の兄、祐太の登場に戸惑う祐介は、大介と今更本当の兄弟ではないと言うことはキャリアに傷がつくと判断し、祐太に「大介が本当の兄だ」と告げます。そして、不幸な人生を送ったことを祐太に当たります。徹子は、祐太にも不幸な人生があったことを伝え、自分だけが不幸だと思うなと伝えました。

家族問題は時間が解決してくれなかった

こんな2人の元へ偶然彼らの父親が訪ねてくるのですが、当の父親を責める兄弟に対して総菜屋の母は「親になんてことを」と叱責。お互いわだかまりはあれど、責める気持ちは自分よがりであることをそれぞれが感じます。父親は有名になった祐介のコンビは実の兄弟ではないことをリークし、マスコミに叩かれて祐介の芸人としてのキャリアは折れてしまいます。

また、祐太は常に周囲に気を遣いお人よしとして生きてきましたが、そのストレスを夜に女装して人を笑わせる飲み屋で働かせることで発散していることが、徹子の連れ子にバレます。徹子の連れ子は、秘密にすることと引き換えに家族で沖縄に行くことを約束させました。

沖縄で生まれた兄弟の奇跡

かくして祐太の家族は沖縄に行きますが、そこには徹子の元夫がいました。子供たちは彼を本当の父と知っており、祐太は父を目の当たりにすることで自分は本当の父ではないと自信を失います。その日、奇しくも復活ライブを沖縄で予定していた祐介の漫才コンビですが、相方の大介が失踪したことで祐介はピンでステージに立つことを余儀なくされます。

一人では笑いをとれず窮地に陥った弟の姿を確認した祐太は、即興で女装して彼の隣に立ち、実の兄、もとい姉だと言って場を沸かせます。2人は即興でお互いの生い立ちを話し、笑いに包まれる会場で徹子の連れ子は輝いている祐太を「本当の父」と認めます。かくして兄弟のわだかまりは解け、お互いに自分たちの幸福を探していこうと誓うのでした。

なくもんかの作品情報

なくもんかのジャケット写真
レンタル開始日
2010/05/21
監督
水田伸生
キャスト
阿部サダヲ(祐太) 瑛太(祐介) 竹内結子(徹子)
上映時間
134分
GEOで購入!
なくもんかのユーザ評価

評価数:2462件
評価 :★★★☆☆(3.6/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • この役は阿部サダヲさんにしか出来ない役ですね。似合いすぎてて笑ってしまいます。ちょっと辛口な役柄の竹内結子さんとの掛け合いが最高でした!コメディ要素だけじゃなくて、家族との絆について考えさせられるストーリーなので観終わった後は優しい気持ちになれます。
  • キャストが豪華!豪華過ぎて書ききれない^^;あのいしだあゆみさんをあんな使い方出来るなんてっ!あのピンポイントなボケっぷりは助演女優賞ものでしょ。佑介の相方役、塚本高史さんも人間臭さが出てて良かったです。お笑いコンビって何故だか片方だけブレイクしてもう片方は…という残酷な宿命にありますものね。山ちゃん兄弟の父親役、伊原剛志さん。チャラ男を演じさせたら右に出るものはいないと言っても過言でない位にハマるんですよね〜そして忘れていけないのが、徹ちゃん役の竹内結子さん。前半でのお色直し数回は目の保養になりましたし、中盤からのブチキレっぷりも見ていて爽快、豪快な演技でした。
  • 「舞妓 Haaaan!!!」のときも良かったけど、今回も阿部サダヲあっぱれ。クドカンとのコンビも安定感があってこのまま何作か作り続けて欲しいと思う。竹内結子もハマリ役。あまり考え込まずにさらっと観たいとき、気分を変えたいときにオススメ。

「東京家族」もオススメ!

親や環境の要因に左右されながらも幸せと向き合う兄弟の姿が感動的な『なくもんか』は、終始コメディタッチでありながらも胸に来る人情劇が魅力の作品です。ハイテンポなやりとりが独特で、笑いながら感動するという新しい形を私たちに掲示してくれています。『東京家族』では、少し違った形の家族の風景が丁寧に描かれています。家族のよくあるシーンにクスリと笑いながらも、切なくなるような距離感やすれ違いに胸が痛みます。『なくもんか』のコテコテな描き方とは対照的な静かな描写が印象的ですね。家族は最も近い存在であり、かつ難しい人間関係ですね。家族を描いた物語が好きな方は、是非『東京家族』もチェックしてみてください。

東京家族の作品情報

東京家族のジャケット写真
レンタル開始日
2013/07/06
監督
山田洋次
キャスト
橋爪功 吉行和子 西村雅彦 夏川結衣
上映時間
146分
GEOで購入!
東京家族のユーザ評価

評価数:1897件
評価 :★★★☆☆(3.5/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • いずれも東京近郊に住む子供たちにはお互いの家の事情があり、上京した両親は少し淋しい思いをしながらも、安心もするという、きわめてありがちな家族の日常を描いています。最後の方で、新しい家族になるであろう蒼井優に橋爪功が、頭をさげるシーンが印象にのこります。いい映画です。
  • 高齢化とか過疎化とか、失われつつある、日本の古き良き家族の肖像を描ける現役監督と言ったら山田洋次監督でしょう。ストーリーの緩急、映像の緩急と、日本的美意識に優しく語りかける様で、微笑ましくもあり、かつ社会描写の辛辣さも添えています。まだ社会の型にはまらず生きもがいている、末っ子役の妻夫木聡さんが、現代の「東京物語」として、家族の絆の価値観をスマートに演じていました。
  • 若い人にはこの映画の良さは分からないなと思います。興味の無い人は観なくて良いと思います。自分は、いつも本編が終わるとエンドロールは早送りしていましたが、この作品はエンドロールも最後まで観ました。山田洋次は最高の監督です。私はこの人と同じ時代を生きれて本当に良かったです!

参考URL
・youtube.com