のだめカンタービレ 最終楽章 前編のジャケット写真

<簡単な解説>
二ノ宮知子の同名コミックをテレビドラマ化した『のだめカンタービレ』の映画版。天才的なピアノの腕とユニークな個性を持つ通称 のだめ の恋の行方を描く。監督はテレビ版の演出を務めた武内英樹。出演は「キラー・ヴァージンロード」の上野樹里、「MW ムウ」の玉木宏、「ディア・ドクター」の瑛太、「カメレオン」の水川あさみなど。

ここからネタバレ!閲覧にはご注意ください!

のだめ、パリに留学する

のだめ(上野樹里)こと野田恵は愛する先輩・千秋真一(玉木宏)を追って、フランス・パリにやってきています。パリの音楽院コンセンヴァトワールに留学し、ピアノの練習に明け暮れながらも、毎日楽しく過ごしています。同じアパートに住む音大生のフランク(ウエンツ瑛士)やターニャ(ベッキー)とも親しくなり、進級試験では最高評価「トレビアン」を獲得しました。

千秋は指揮者の登竜門・プラティニ国際音楽コンクールで優勝した実力が認められ、オーストリア・ウィーンの一流オーケストラ、デシャン管弦楽団で客演指揮を執るなど、こちらも充実した毎日を送っていました。デシャン管弦楽団で指揮したベートーヴェンの交響曲第7番は大成功し、すっかり楽団の常任指揮者に選ばれると思っていた千秋。しかし選ばれたのは、コンクールで準優勝したジャン・ドナドゥでした。その理由は、ジャンの方が華があるというものでした。

※テレビドラマで大ヒットした「のだめカンタービレ」の最終章として製作された「のだめカンタービレ最終楽章」、上野樹里さん演じるのだめのユニークなキャラがすっかり定着しましたね。


出典:https://www.youtube.com/watch?v=5qjaxuh-Io8

凋落したルー・マルレ・オーケストラ

理不尽さに憤慨した千秋でしたが、師匠・シュトレーゼマン(竹中直人)の口利きで、ルー・マルレ・オーケストラの常任指揮者に就任することになります。通称マルレ・オケは100年以上の歴史を持ち、過去には名指揮者も輩出した伝統あるオーケストラです。

しかし今は財政難から相当数の演奏者が退団してしまい、残っているメンバーも副業とかけもちでなんとか続けている状態です。当然楽団員のモチベーションは低く、練習もままならないため、演奏も酷いものです。ショックを受ける千秋、予定されているコンサートが迫っているのにボレロのチェレスタも足りません。

そんな時に、天才ピアニストである孫・ルイ(山田優)がパリに留学してきます。千秋との再会を大喜びするルイ、それを見たのだめは、彼女に焼きもちを焼きます。千秋はチェレスタの代役をのだめに頼もうと思っていましたが、ルイを見かけた楽団員が、ルイを代役と勘違いしてしまいます。困っている千秋を見て、のだめは身を引きました。

※まるで学生オーケストラのようにアルバイトの精を出す楽団員、生活するためには仕方ないのですが、音楽だけで食べていくのは大変ですね。

マルレ・オケの立て直し

千秋が初めて指揮するマルレ・オケのコンサートは大失敗、練習不足のため音は合わず、技術的にも未熟で惨憺たるものでした。観客席からは失笑と落胆の声、千秋はかつてのSオケを思い出し、耐え忍びます。そしてコンサート後早々に、マルレ・オケの立て直しに取り掛かります。

当初は「マルレの独裁者」と呼ばれるコンサートマスターが原因かと思われましたが、実はオケの資金不足が一番の原因でした。演奏だけで食べていけない楽団員たちは、かけもちで副業しているため、練習する時間が足りません。

そんな状態に嫌気がさした優秀な演奏家たちが、次々と抜けていったことも、楽団員のモチベーションを下げていました。そこで千秋は、新しい楽団員を募集するオーディションを行い、楽団員の補充とレベルアップを図ります。そのオーディションには、のだめや千秋の昔からの友人・黒木もオーボエで参加し、見事の受かりました。

※マルレ・オケのオーディション風景は実に面白かったです。フランス式バソンに拘る演奏者や袖なしシャツのヴァイオリニストなど。個性豊かですね。

焦るのだめ

千秋の執念にも似た猛特訓に辟易しながらも、楽団員たちはやがて一つにまとまっていきます。そして新生マルレ・オケの初コンサートでは、チャイコフスキーの「序曲1812年」、チャイコフスキーの「交響曲第6番悲愴」、そして千秋の弾き振りでバッハの「ピアノ協奏曲第1番」が披露されました。どれも素晴らしい出来栄えで、観客席からは割れんばかりの拍手喝采が送られ、大成功を治めます。

しかし、観客席で見ていたのだめは、千秋の弾き振りを見て焦燥感にかられていました。自分より一歩も二歩も先を行ってしまう千秋を「ずるい」と感じます。少しでも千秋に近づきたいのだめは、コンクールに出たいと思いますが、音楽院のシャルル・オクレール先生は反対します。「自分に欠けている何かに気が付けるまでは、コンクールには出場禁止です。」

※オクレール先生が何を伝えたいのか、焦っているのだめにはわかりません。落ち込むのだめが可哀想になります。

千秋の決断

同じ頃、ウィーンに留学しているSオケ仲間のヴァイオリニスト三木清良(水川あさみ)が、パリのコンクールの出場することになりました。日本にいる清良の恋人・峰龍太郎(瑛太)は電話で励ましますが、それを見ていた龍太郎の父は、パリに行けと費用を出してくれます。喜ぶ龍太郎、ティンパニの奥山真澄(小出恵介)とともにパリに旅立ちます。

新生マルレ・オケの成功で自信を深めた千秋もまた、自らの新境地を目指し、今のアパートから引っ越すことにしました。新しいアパートを決めた千秋は、ずぶ濡れで帰ってきたのだめに「俺たち離れて暮らそう」と伝えます。ショックを受けたのだめは、その場で倒れてしまいました。

※まさに「弱り目に祟り目」状態ののだめ、ショックですよね。この最後のシーンの、のだめの倒れ方がすごい!まさに漫画のようにバタン倒れてしまいました。後編を見ないわけに行きませんね。

のだめカンタービレ 最終楽章 前編の作品情報

のだめカンタービレ 最終楽章 前編のジャケット写真
レンタル開始日/公開日
2010/06/04
監督
武内英樹
キャスト
上野樹里(野田恵) 玉木宏(千秋真一) 瑛太(峰龍太郎)
上映時間
121分
GEOで購入!
のだめカンタービレ 最終楽章 前編のユーザ評価

評価数:1384件
評価 :★★★★☆(4.2/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • 今まで1度も「のだめ」を観たことがなかったのですが、 今年はクラシックを聴こうと決めたこともあって、 タイミングよく観ることが出来ました。 冒頭のボレロも良かったんですが、 ベートーベンの交響曲第7番がとっても印象に残りました。 モーツァルト、ショパンに続いて3人目はベートーベンにしようかなあ。 「深みのある音楽、深みのある人生には、いつも試練が必要」 人生の厳しい試練を乗り越えた時、 クラシックの深みが理解できるんだろうなって思いました。
  • ”のだめ”TVシリーズの様なバラエティ要素は、最終楽章後編でSオケメンバーが揃ってからなんでしょうね。本作最終楽章前編は”千秋”と“のだめ”がすれ違っていく心理描写が丁寧に描かれていて、そのすれ違いが後編へどう続くのかが気がかりです。。。もちろん”のだめ”シリーズの売りは、漫画が原作でマンガチックであり、ドラマとしてはコメディでキャストが賑やかなバラエティードラマとして楽しいことなのですが、音楽家を目指す人達の真摯なドラマも併せ持つ興行作品で、本作ではパリを中心にした全編ヨーロッパロケ?とクラシックの名曲の奏でる贅沢な雰囲気が楽しめる作品になっています。”千秋”が指揮をする時のその楽曲の解説やアナリーゼがクラシック音楽への誘いとして参考になります。
  • 最初にアニメの1期を見て大ファンになって、のだめカンタービレの作品を視聴し、原作も全て購入したほどのファンです。 本作品は、原作の72話辺りから97話辺りまでを、上手く脚色してまとめたストーリーです。 のだめ役の上野樹里さんのギャグも見慣れてきて、笑い有り、変てこな恋愛有り、音楽有りで非常にお気に入りの作品の一つです。

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前編を見たら、やはり後編を見たいですね。「のだめカンタービレ最終楽章 後編」では、のだめと千秋のその後が綴られます。 ルイと再び共演する千秋、それも、のだめが千秋と共演したかった曲が披露されます。立ち直れないほどにショックを受けるのだめ・・・。のだめと千秋はどうなっていくのでしょう?豪華なキャスティングと、漫画チックな演出は奇想天外で面白いですね。また映画「のだめカンタービレ」の楽しみは、クラシック音楽が作られた背景は、その音楽家の思いが演奏の中で語られることです。ひとつの音楽の中に込められている物語、まさに映像で見るクラシック音楽と言えるでしょう。

のだめカンタービレ 最終楽章 後編の作品情報

のだめカンタービレ 最終楽章 後編のジャケット写真
レンタル開始日
2010/10/08
監督
武内英樹(総監督) 川村泰祐
キャスト
上野樹里(野田恵) 玉木宏(千秋真一) 瑛太(峰龍太郎)
上映時間
122分
GEOで購入!
のだめカンタービレ 最終楽章 後編のユーザ評価

評価数:1525件
評価 :★★★★☆(4.2/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • シリーズ完結編となる最終楽章後編で、音楽的に成長していくのだめの姿とともに、いよいよ正念場を迎えたのだめと千秋の恋の行方が、シリアスな大人のタッチで描かれています。のだめちゃんももはやベーべでは無く、マダムと呼ばれる大人の雰囲気アリアリですね。クラシック楽曲のアナリーゼ、それは今を音楽家として生きているのだめと千秋の苦悩や喜び(喜怒哀楽)の心理描写でもあり、賑やかなコミック風のシリーズドラマの最終楽章としての深みを感じさせていました。
  • ラッシックを聴く人を大幅に増やした大ヒット作ですが、TVの連ドラから映画作品までクオリティを失わなかった演出陣は見事でした。 特に音楽の選曲、その音楽に指揮や演奏シーンの振りを付けた担当者はプロの鏡です。 上野や玉木もすっかり音楽家の顔になっていますし、特にこの最終章、水川のブラームスのコンチェルト演奏シーンはCMやドラマで見る彼女とは別人格のように力が漲っています。 そうそう、このような画を録った撮影陣も立派です。
  • 前編と比べて随分と雰囲気が変わっていました。前編は、笑って笑って楽しかった、そしてラストでその楽しさがトーンダウンし後編への期待が高まった、のでしたが・・後編も、初めこそ日本から賑やかなメンバーが駆けつけ、のだめと共におばかちゃんワールド炸裂!はあったけれど、全体的にみると、とてもしっとりとした印象で、前編は面白いながらも千秋が主、千秋の苦悩がメインで描かれていたのがこちらは、のだめの苦悩が溢れ出ていた内容だったと思います。 のだめの悔しさとかもどかしさ、不安みたいなものが伝わってきて、でも一体のだめは何を考えているのか、本当はどうしたいのかと、途中からよく分からなくもなったり。この先、のだめの笑顔は見られるのかな、またとびきりの笑顔が見たい、そんな想いでの鑑賞でした。

参考URL
・youtube.com