のぼうの城のジャケット写真

映画「のぼうの城」は歴史小説を実写化。領民から「でくのぼう」を略して「のぼう様」と呼び親しまれる領主と、時の太閤豊臣秀吉軍との争いの様子を描いた作品。「兵力」でも「知力」でもなく、「慕われる力」が以下に大切かを実感させられるはずです。それでは気になるストーリーのネタバレをどうぞ!

監督:犬童一心 樋口真嗣、脚本:和田竜、音楽:上野耕路、出演:野村萬斎(成田長親(なりたながちか)) 佐藤浩市(正木丹波守利英(まさきたんばのかみとしひで)) 榮倉奈々(甲斐姫(かいひめ)) 成宮寛貴(酒巻靭負(さかまきゆきえ)) 山口智充(柴崎和泉守(しばさきいずみのかみ)) 上地雄輔(石田三成(いしだみつなり)) 

ここからネタバレ!閲覧にはご注意ください!

のぼうの城のネタバレとあらすじ1:天下統一を目論む秀吉

1590年、天下統一を目論む豊臣秀吉は、関東最大の勢力である小田原北条氏の制圧に着手します。秀吉は石田三成に武功を挙げさせるべく、2万の軍勢で館林城と忍城を攻めることを命じます。館林城は2千、忍城は1千の軍勢しかおらず、戦は容易なものと思われました。

忍城の城主・成田氏長の元を訪れた北条の使者は、本城である小田原城に入城するよう通達。氏長は500の軍勢を率いて入場することを明言しますが、成田家存続のため陰で豊臣側へ内通することを決意。豊臣勢が攻めてきたら開城するよう、直近の家臣たちにのみ指示をしました。戦わずして降ることに納得できない家臣たちの間で争いがおきますが、領民たちから「のぼう様」と呼ばれ親しまれている氏長の従兄弟・長親は、悔しさも見せず「なるようになる」と呑気に構えていました。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=vCCzFakSD08

のぼうの城のネタバレとあらすじ2:戦うことを決めた長親

三成率いる2万の軍勢が忍城を取り囲み、軍使として長束正家がやってきます。降るつもりで迎え入れた長親と家臣たちでしたが、正家は横柄な態度で彼らを馬鹿にし、氏長の娘・甲斐姫を殿下に差し出せと命令。その態度に腹を立てた長親は、「戦います」と宣言してしまいます。

戸惑っていた家臣たちも覚悟を決め、豊臣側に宣戦布告。家老の丹波が百姓たちに戦をすることを告げますが、百姓たちは「負けるのは目に見えている」と入城を拒否します。しかし戦を決めたのが長親だと知ると、「のぼう様を助けるぞ」と隠し持っていたボロボロの槍や鎧を持ち出し、ともに戦うことを誓うのです。かくして成田家500の軍勢と3千近くの領民たちは、三成率いる2万の兵に戦いを挑みます。

のぼうの城のネタバレとあらすじ3:長親による最後の奇策

圧倒的不利と思われた成田家でしたが、丹波や柴崎など武芸に秀でた者たちが善戦。さらに酒巻が油で敵の足を滑らせ火攻めにするなど奇策を次々と繰り出し、初戦は全ての守り口で勝利を収めます。三成はこの敗北を受け、水攻めで城を落とすことを決意し、城の周りを全長28キロに及ぶ堤で囲みます。本丸には領民たちが押し寄せ、水攻めで水田を台無しにされた怒りが家臣たちへ向けられてしまいます。

さらに城外には領民たちの死体が流れ着き、怒りに震える長親は水攻めを破るため悪人になると宣言し、舟を出します。2万の敵の前に現れた長親は田楽踊りを披露し、あっという間に敵の心までも掴んでしまいます。しかし踊りを踊っているのが総大将の長親だと知った三成は、長親を撃てと命じ、長親は撃たれてしまいます。

のぼうの城のネタバレとあらすじ4:戦いの終わり

長親は肩を打たれたものの一命は取り留めますが、百姓たちは仇を打とうとひとつになります。長親は、自分が死ぬことで領民たちをまとめようとしたのです。そして城外で堤作りを命じられていた百姓たちも、三成が長親を撃ったことに怒り堤を壊してしまいます。

城内の水はあっという間に引いていき、水攻めに失敗した三成は、総攻撃を仕掛けることを決意。丹波は侍たちに百姓を守るよう命じ、単騎で迎え撃とうとしますが、その時、小田原城が落城したことを告げる使者がやってきます。忍城は開城を余儀無くされ、三成が自ら城を受け取りに現れました。

長親は正家の無慈悲な条件を「戦がしたいなら迎え撃つ」と退け、水田に撒かれた俵の片付けと、領民を斬った物を打ち首にすることを、逆に条件として三成に提示しました。小田原城落城まで残った城は、忍城ただひとつでした。三成は「いい戦であった」と長親と家臣たちを讃え、城を去りました。

のぼうの城の作品情報

のぼうの城のジャケット写真
レンタル開始日
2013/05/02
監督
犬童一心 樋口真嗣
キャスト
野村萬斎(成田長親) 佐藤浩市(正木丹波守利英) 榮倉奈々(甲斐姫)
上映時間
145分
GEOで購入!
のぼうの城のユーザ評価

評価数:13442件
評価 :★★★☆☆(3.7/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • これを見て、忍城まで観光に行きました! 石田堤を見て感動ですww どちらかと言うと石田三成の方が 有名ですが色々な歴史があることを 日本人として知れてよかった!
  • 「戦いまする。」 石田三成率いる2万人の軍勢に立ち向かうは、田舎城である忍城の500人。勝敗は明らかと見えたこの戦。しかし、領民から”のぼう様”と呼ばれる成田長親の奇策に、両軍ど肝を抜かす。野村萬斎を始め、すべてのキャストがこの作品をつくりだすために必要不可欠であり、誰が欠けても完成しない。 この作品を見ると必ず、儚く力強い乱世の時代を生きた強者たちの生き様に憧れ、想いを馳せるであろう。そして必ず、埼玉県行田市という地に足を踏み入れてしまうだろう。
  • とてつもない策士だけど、その奇抜なアイディアゆえに周りからちょっと変人扱いされちゃうけど、最後は作戦勝ちしてみんなを守る話。とてつもない策士だけど、その奇抜なアイディアゆえに周りからちょっと変人扱いされちゃうけど、最後は作戦勝ちしてみんなを守る話。

「たそがれ清兵衛」もオススメ!

ここで「のぼうの城」を観たあなたにおすすめの時代劇映画をご紹介します。まずは2002年公開の「たそがれ清兵衛」。藤沢周平の短編小説を原作に山田洋次監督がメガホンをとった作品で、幕末を生きた平侍の生き様を描いています。アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされた名作です。2014年に公開された「超高速!参勤交代」はちょっと変わった時代劇。江戸時代、5日で参勤せよと無理難題を命じられた小藩の藩主たちが、その難題に応えるべく奮闘する様をコミカルに描いています。どの作品も斬新な切り口で侍たちを描いた名作なので、ぜひご覧になってみてください。

たそがれ清兵衛の作品情報

たそがれ清兵衛のジャケット写真
レンタル開始日
2003/04/25
監督
山田洋次
キャスト
真田広之(井口清兵衛) 宮沢りえ(飯沼朋江) 田中泯(余吾善右衛門)
上映時間
129分
GEOで購入!
たそがれ清兵衛のユーザ評価

評価数:445件
評価 :★★★☆☆(3.8/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • 先に原作を読みました。この映画はいくつかの短編がつなぎ合わされて作られているようです。 たそがれ清兵衛という短編はありますが、ここから取られたのは主に主人公「清兵衛」のキャラクター設定で、一番元になっているのは「祝い人(ほいと)助八」という短編で、さらに「竹光始末」という短編がミックスされています。 映画の題名として一番収まりが良かったのが「たそがれ清兵衛」だったのかな。 原作を3作とも読んだ直後に映画を観たので、原作との違いを楽しみながら観ることができました。うまくミックスされていて感心しました。 真田広之さんも宮沢りえさんも方言がとっても上手ですね。特に真田さん、朴訥さが良く出ていていい役者さんだな〜と今更ながら。
  • たんたんと日々を生きる。 貧しくとも、笑われても 日々 心静かに暮す。 子供たちの成長だけが唯一の楽しみ。 みんなで食事をする。 ご飯を食べた茶碗に、白湯(パイタンではなくさゆです)を注ぐ。 茶碗にこびりついた、ご飯のかすを箸でこそげ落とす。 その白湯を飲み干す。 つつましいのですが、心にのこるシーンでした。 真田広之、宮沢りえの絡みも実にいいです。 宮沢りえの内に秘めた思いもよく表現されてました。 和服姿も良かったです。 斬り合いのシーンもあります。 人と人が抜身で切りあう緊張感というものもよく表現されてました。 ときどき 見たくなる映画です
  • 妻に先立たれ、幼い子と老母を抱えた貧乏暮らしの武士、清兵衛。 ここには、さえない男の美学のようなものがあって、良かった。 仕事や暮らしはさえなくても、実直で芯の強い姿に共感が持てたからだ。 このあたりが、山田洋次の面目躍如というところである。 また、時代劇でありながら、恋愛要素をかなり強くしていることにも、 親しみを感じた。その恋のお相手役、宮沢りえも、しっかりとして いながら出すぎない女性を好演している。 真田広之と宮沢りえ、この二人の役者としての良さを再評価した作品 でもあった。

参考URL
・youtube.com