アウトブレイクのジャケット写真

すさまじい伝染力と死亡率を持つ未知の病原体の脅威と、それに立ち向かう人々の姿を描いたパニック・サスペンス映画「アウトブレイク」。ベストセラー・ノンフィクション『ホット・ゾーン』(飛鳥新社刊)でも扱われたエボラ出血熱の事件をモチーフに、科学的根拠に基づくリアルでスリリングな恐怖を送り届けます。

監督:ウォルフガング・ペーターゼン、脚本:ローレンス・ドゥウォレット ロバート・ロイ・プール、出演:ダスティン・ホフマン(サム・ダニエルズ) レネ・ルッソ(ロビー) モーガン・フリーマン(ビリー・フォード)

ここからネタバレ!閲覧にはご注意ください!

新ウイルスによる脅威

アフリカにあるモターバ川流域にある小さな村で、新種のウイルスによる出血熱が発生し、多くの死者を出していました。初めに感染したのは、モターバ川流域で、内戦に参加していた傭兵。

しかし、軍はこの事実を公表せず、感染者の血液を密かに採取し、証拠隠滅としてウイルスと非感染者を含む多くの兵士を爆撃し消滅させたのです。

その後モターバでは、住民たちがかつてのウイルス感染と同じような症状で苦しんでいました。そこで、軍の医学研究所のリーダーであるサム・ダニエルズが現地に赴きましたたが、村はもうすでに壊滅状態になっていたのです。

ダニエルズは、ウイルス感染のスピードと致死率の高さからウィルスを脅威と感じ、疫病センターに勤める元妻と、軍の上層部に警告しました。ところが、疫病センターにはウィルスの脅威を一向に信じてもらえないまま、警告は却下されてしまったのです。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=q893KIbc6Qs

アウトブレイクの始まり

その頃、アフリカから1匹のサルが密輸入されていました。その売人であるジンボが、顧客であるペットショップに連れて行くも、性別が違うとして買い取ってもらえなかったのです。サルの処分に困ったジンボは仕方なく、サルを森に放してしまいます。数時間後、恋人といたジンボは、突然倒れ込みそのまま死亡してしまいます。

一方で、ジンボが訪れたペットショップのオーナーも、同じような症状で倒れ、病院に運ばれますが、あえなく死亡してしまいます。

この時点で、ウイルスが原因と分かっていなかったのも、感染を広げる要因となってしまいました。また、オーナーの血液検査を行っていた検査技師も、不注意から感染してします。

すぐには症状がなかったことから感染には気づいていませんでしたが、恋人といった映画館で、出血熱の症状を発症。映画館でクシャミをしたことから飛沫による感染が広まってしまいます。そして映画館にいた者も、外に出たことでウイルスが一気に広がり、町中の人々が発症してしまったのです。

空気感染による被害の拡大

ダニエルズは、当時ウイルスの空気感染は無いと知らされていました。しかし、ウイルス感染者とは隔離されているはずの病室に入院していた患者が、感染者と同じ症状が発症します。このことから、空気感染するウイルスに変異したことに気づきます。

感染してから2,3日ほどで発症し死に至るという、脅威のスピードを危惧したダニエルズは、上層部のビリーに相談しました。そこでダニエルは初めて、血清の存在に気づかされたのです。

軍がダニエルズの警告を無視したのは、かつてモターバで見つかったウイルスを細菌兵器として利用するため軍が密かに持ち帰り、村ごと消滅させていた事実をひた隠すためでした。

しかし、ウイルスは空気感染するまでに変異していたため、当時作られた血清は元々ペットショップにいたサルには特効がありましたが、他の患者には効かなくなっていたのです。これにより、ダニエルズはアフリカから密輸入されたサルが、ウイルスの宿主で、両方の対抗を持っていると気づくのでした。

一瞬の判断が人々を救う

次々と感染が広がる中、ダニエルズの元妻も感染が確認されました。ダニエルズは、一刻も早く、宿主のサルを見つけようとしますが、ひた隠しにしたい軍から妨害されてしまいます。追手から逃れるように、やっとの思いでサルを見つけたダニエルは、血清の合成に成功しました。

しかしその頃、軍上層部のマクリントック少尉は、すべて隠蔽しようと、アウトブレイクした町を消滅させる指示を出していました。爆撃機が町へ向かう中、ダニエルズはヘリから操縦士に「血清は出来ている、人々を助けたい」と計画を中止するよう無線で呼びかけたのです。

命令か人命か、操縦士は悩みぬいた末に、人命を優先し計画を中止しました。その後、ダニエルズの元妻を含む、すべての感染者は血清により救われたのです。

アウトブレイクの作品情報

アウトブレイクのジャケット写真
レンタル開始日
1998/11/20
監督
ウォルフガング・ペーターゼン
キャスト
ダスティン・ホフマン(サム・ダニエルズ) レネ・ルッソ(ロビー) モーガン・フリーマン(ビリー・フォード)
上映時間
129分
GEOで購入!
アウトブレイクのユーザ評価

評価数:677件
評価 :★★★☆☆(3.8/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • なかなか時代を思わせてくれる映像と脚本と台詞回し。シリアスな現場なのに何処かコメディータッチなのは古き良きアメリカ映画だなって思える。感染が題材ではあるが長時間にかかわらず飽きさせないstoryと痛快なオチも良かった。
  • 面白くて一気に観ました。ダスティン・ホフマンがよかったです。これまで何本か見て来ましたが、本作を見てファンになりました。どんな時でも冷静な医師であり、勇気と行動力の併せ持った陸軍大佐という派手になりがちな役どころを、抑制の利いた演技で見事に演じています。ウイルス感染の経路の解明や、プリコーションの基本などもきっちり描いていて、製作者の熱心さがうかがえます。
  • ウィルスパニック映画の最高峰。当時から話題性があり、エボラ出血熱や、新型インフルエンザでも大活躍のCDCもこの作品で知りました。感染の拡大を防ぐ為に、強力な爆弾でウィルスを感染者ごと吹き飛ばすという判断は残酷かもしれませんが、アメリカは地球規模でマクロ的に考える為、人類が生き残ることを優先すると、それしか手段が無いんですかね。考えさせられます。

参考URL
・youtube.com