インターステラーのジャケット写真

『インセプション』を手掛けた鬼才クリストファー・ノーラン監督による、時空を越える壮大な映画「インターステラー」。2時間半を超える作品ですので間延びする?と思われそうですが、実際には目の離せないシーンの連続でそんな心配は無用です。一難去ってまた一難の連続にハラハラさせられっぱなし間違いなしですよ。

監督:クリストファー・ノーラン、脚本:クリストファー・ノーラン、音楽:ハンス・ジマー、出演:マシュー・マコノヒー アン・ハサウェイ ジェシカ・チャステイン マイケル・ケイン エレン・バースティン

ここからネタバレ!閲覧にはご注意ください!

インターステラーのネタバレ-1:人類移住のために選ばれし者

砂嵐・疫病・食糧難…「インターステラー」は人間が地球では生き延びられない近未来が舞台です。かつて優秀なエンジニアであり、パイロットでもあった主人公「クーパー」は農夫になり、とうもろこし畑を守ることで精一杯の日々をすごしていました。クーパーの娘マーフ(マーフィー)は、父親似なのか分析や解析、技術的なことに興味を示す子供です。

ある日自分の部屋の本棚から、本が「ある規則性」を持って落ちることに気づきます。これが物語の最後に結びつくのですが、このシーンでは「二進法」と「モールス信号」が重要なキーワードとなります。クーパーは本の抜け落ちた規則性を「座標」だと割り出し娘を連れて調査に出ます。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=qZZ9jRan9eo

インターステラーのネタバレ-2:夢を捨てきれなかった父親と夢を追う娘

クーパーが割り出した座標の場所は、秘密裏に地球外への移住計画が進められていたNASAでした。クーパーとかつて一緒に仕事をしていたブランド教授は、この移住計画の責任者であり、調査に出発する娘のアメリアと共に、研究を進めていました。

ブランド教授は「重力の問題が解決すれば、人間が地球外の惑星に移住することが可能」と考えており、一方、娘のアメリア博士は受精卵を地球外に送りコロニーを創って地球再生を計画してます。クーパーとアメリアを乗せた宇宙船は、移住可能な惑星が存在する(と言われる)異空間への過酷な旅へと出発します。

インターステラーのネタバレ-3:【名誉】を選ぶか【愛】を選ぶか?

クーパー、アメリア、ドイルと人工知能ロボットを乗せた宇宙船は「水の惑星」に到着したもの、水の惑星における1時間が地球の7年間に相当することを知ります。先にこの星に乗り込んでいたミラーは大波に飲まれたとみられ、同様にドイルもこの大波の犠牲になってしまいます。エンデュランスでクーパーらを待っていたロミリーはこの間23年も経過していたため、壮年となっていました。

その頃、父親と同じ世代に成長していたマーフは、地球でブランド教授と共に重力の研究を行っていました。そこでブランド教授から、重力の法則はすでに結論が出ていることを知ります。ブランド教授はクーパー達の出発前に、人間の移住は不可能だと知っていたのです。

一方クーパー達は、生存信号を送り続けているマン博士のいる「氷の惑星」に到着します。ところが、マン博士はこの惑星の情報を改ざんし、探査に来た宇宙船を奪い取る作戦を練っていました。人が住めないと知っていながら、地球に帰る保身に囚われたマン博士にクーパーは命を狙われてしまいます。アメリアによって救われたクーパーは一緒に地球に帰るために星を後にします。

インターステラーのネタバレ-4:本棚にたどり着いたワケ

地球へ帰還するための宇宙船にトラブルが発生します。クーパーはアメリアだけでも助けようと、機体の切り離しを決行。クーパーを乗せた宇宙船は地球に帰る手立てはなく、宇宙空間をさまようことになります。運命に導かれるようにワームホールを通ったクーパーは、幼かった娘の部屋にある本棚の裏側へ到達――そう、クーパーは時間も空間も越えてしまったのです。そして、未来のクーパーが本棚を使ってマーフに送ったメッセージが物語の冒頭部分へと繋がるというワケです。

この映画では、物理学をざっくり知っていると楽しめる要素が多くあります。ただ、ハリウッド独特の「ざっくり感」は否めません。例えば、窮地に追い込まれたクーパーがなぜ娘の部屋の本棚の裏にたどり着いたのか?という疑問がわきます。時間も空間も越えられるのは「全部ブラックホールのおかげ」と、何かにつけブラックホールを頼りにしています。

物理学の専門家にしてみれば、一言物申したくなるかもしれませんが「インターステラー」を「親子の物語」として観るなら、理由はブラックホールだけで十分でしょう。

インターステラーの作品情報

インターステラーのジャケット写真
レンタル開始日
2015/04/08
監督
クリストファー・ノーラン
キャスト
マシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイ
上映時間
169分
GEOで購入!
インターステラーのユーザ評価

評価数:16882件
評価 :★★★☆☆(3.7/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • 物理学の理論を映像化したような内容で、SFと断言できない感がある。愛さえも物理的な力であるかのように言及されていたことは疑問だが、綻びのないストーリーと映像美は圧巻。
  • しっかりと作り込まれたSF。理論は難しく一回ではなかなか理解できないが、詳しいことまで分からなくともストーリーを追っていくだけで楽しい。娘のマッケンジー・フォイがとにかく可愛くて眼福。
  • 最高のどんでん返し。この作品を世に出せるほどの天才がいるのかと思う。こんな創造性がある人の頭の中を覗いてみたい。きっと賛否両論だけど最高の映画です。最初から最後まで見てやっと分かる、見た人にしか分からない。おすすめの1作だと思います。

参考URL
・youtube.com