イーグル・アイのジャケット写真

現代のネットワーク社会から起こるサスペンスを描いた社会派アクション。製作総指揮を務めるスピルバーグが長年にわたって温めていたという企画が、D・J・カルーソー監督とシャイア・ラブーフという「ディスタービア」のコンビによって実現。

監督:D.J.カルーソー、脚本:ジョン・グレン トラヴィス・アダム・ライト ヒラリー・サイツ ダン・マクダーモット、出演:シャイア・ラブーフ(ジェリー・ショー) ミシェル・モナハン(レイチェル・ホロマン) ビリー・ボブ・ソーントン(トーマス・モーガンFBI捜査官) 

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兄の死と突然の逮捕

ある日アメリカ国防総省の一室は、中東での大物テロリスト発見の報に湧きたっていた。しかし、コンピューターはその人物の本人確率を51%と判断。暗殺作戦中止を勧告するが、国防長官が大統領に報告した結果、作戦は実行される。その数日後、しがないコピー店員のジェリーは、母からの電話で双子の兄イーサンの死を知らされる。イーサンは目的の定まらないジェリーと違い、国防のエリート街道を突き進んでいた男だった。死因は事故死だという。

落ち込むジェリーに、さらなる追い打ちがかかる。突然口座に数十万ドルもの大金が振り込まれ、部屋には留守中に大量の武器弾薬が運び込まれていたのだ。事態が飲み込めず呆然としていると、突如携帯が鳴り出す。ジェリーが出ると、女の声で「あと30秒でFBIが踏み込んでくる」と告げる。女は逃げろと警告するが、ジェリーはあえなく確保される。

モーガンというテロ特捜班の男に取り調べられるも、ジェリーにはまったく身に覚えがない。電話を許されたジェリーが別室で受話器を取ると、またしても女の声が。「脱走の手はずを整えた」というが早いか、その部屋をめがけて大型クレーンのアームが飛び込んできた。ジェリーは声に促されて、破壊された窓から外へ飛び下りる。

出典:https://kuchico.me/movie/product/262058/

謎の電話

謎の女の指令は、電話だけではなかった。街中の電光掲示板によって、次の行動を指示してくる。ジェリーは反発するが、電子機器を自在に操る相手によって追いつめられ、やむなく指示された車に乗り込む。運転席には1人の女が座っていたが、その女性もやはり指示を受けていたのだった。2人はFBIの追跡を受けるが、謎の女は信号をあやつるなどして逃走を手助けする。

女性はレイチェルと名乗り、従わなければ一人息子のサムの身に危害が及ぶという。サムは今列車の中で、連絡も取れない状態だった。再び指示を受けた2人が指定の場所にいくと、そこに1人の男が現れ、ジェリーに車と行先を書いた紙を渡す。その男は指示に逆らって1人逃げ出そうとするが、謎の女は頭上の送電線を焼き切り、男を焼死させてしまった。女はあらゆる電波を探知し、いかなる機械でも操る力を持っている。

想像もつかないパワーに圧倒され、選択肢のない2人は導かれるままある建物へ赴く。そして指示どおり、そこから出て来た警備員からブリーフケースを奪うと、待っていた観光バスに乗り込んで逃走した。一方、モーガンと共にジェリーを追っていた空軍のペレズ捜査官は、突然国防総省へ呼び出される。国防長官と一緒に彼女が案内されたのは、地下にある極秘施設「イーグル・アイ」だった。

イーグル・アイ

イーグル・アイに設置されていたもの、それは自律型分析システム「アリア」だった。アリアは国内のあらゆる情報を探知・処理し、危険性を計る知能を持っていた。個人の行動傾向を把握し、その性格まで見抜いてしまうという。実は死んだイーサンはアリア担当の緊急要員だったが、最後の日の行動に不審な点があるということだった。

その頃ジェリーとレイチェルもまた、謎の女の正体がコンピューターであることに気付いていた。ジェリーはイーサンが事件に何らかの形で関わっていたことを知り、兄のために真相を探ろうと決意する。2人が次に指示された場所は空港だった。アリアはここでも機器類や人間を操り、2人にゲートを突破させる。しかし、追ってきたモーガンとジェリーが鉢合わせし、空港内で逃走劇が繰り広げられる。なんとかモーガンを振り切った2人は、アリアの指示で軍の輸送機に潜り込む。

2人が奪ったブリーフケースの中身は、特殊な薬品だった。それを注射すると、輸送機内でも窒息せずにすむという。レイチェルは不安を紛らわすため、ジェリーに離婚のことや息子のことを語って聞かせる。始めはぶつかり合っていた2人だが、今は絆のようなものが生まれ始めていた。一方ペレズは、もう一人の緊急要員であるボウマン少佐とともに、イーサンが残したサインを読み解いていた。イーサンが密かに録音したデータは、恐るべき内容だった。

暗殺指令

発端は冒頭のテロリスト暗殺作戦だった。アリアが止めたにも関わらず実行されたこの作戦は、誤爆した上に報復のテロまで受けるという結果を招いていた。この事態を重く見たアリアは、国の執行部を脅威とみなし、彼らを排除するプログラムを発動したのだ。それを知ったイーサンはアリアの機能を一部停止したが、そのために事故を装って殺されてしまった。

アリアの狙いは大統領をはじめとする要人の暗殺で、ジェリーはイーサンの代わりに機能を復活させるため導かれたのだ。双子の彼ならば、生体認証もクリアできる。一方のレイチェルは、本人も知らないまま大統領の暗殺者に仕立て上げられていた。彼女が受け取ったネックレスには結晶型爆薬が仕込まれており、特殊な周波数の音波を受けることで起爆する。そして起爆装置は、息子サムの楽器の中に仕込まれていた。サムは少年楽団の一員として、大統領の前で演奏する予定となっていたのだ。アリアはジェリーを上手く利用して自分の機能を復活させると、レイチェル1人を国会議事堂へ導く。

一方ペレズの連絡を受けたモーガンはジェリーを確保するが、彼から事情を聴きだし、2人で議事堂へ向かう。しかし途中アリアの差し向けた無人爆撃機に攻撃されてしまう。モーガンはジェリーにあとのことを託し、爆撃機に突っ込んで果てた。おりしも議事堂では、大統領を前に少年楽団の国歌演奏が始まっていた。レイチェルは演奏する息子の姿を見ると、思わずそちらへ駆け出す。

起爆装置は、ある音のポイントで起動する仕組みになっていた(ちなみにこれは、ヒッチコックの「知りすぎていた男」とほぼ同じ展開)。その時、警備員になりすましたジェリーが議場に乱入し、宙に向けて発砲する。議場は大混乱となり、ジェリーは銃撃を受け倒れる。しかし、暗殺は寸前で阻止された。そして同じ頃、アリアもまたペレズとボウマンによって完全に機能を停止されていた。後日、暗殺阻止の功績で勲章を受けたジェリーは、プレゼントを手にレイチェルの家を訪ねる。その日はサムの誕生日だった。久々に顔を合わせた2人は、お互いに特別な感情を持って見つめ合うのだった。

イーグル・アイの作品情報

イーグル・アイのジャケット写真
レンタル開始日
2009/02/13
監督
D.J.カルーソー
キャスト
シャイア・ラブーフ(ジェリー・ショー) ミシェル・モナハン(レイチェル・ホロマン) 
上映時間
117分
GEOで購入!
イーグル・アイのユーザ評価

評価数:963件
評価 :★★★☆☆(3.6/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • スピード感あり、ハラハラドキドキ、最初から最後まで楽しめた‼︎ 流石、スピルバーグ作品‼︎ シャイヤとミシェルの演技も良かった! 人口知能に依存し過ぎることの危険や監視社会の恐怖を見事に指摘している。
  • サスペンス的展開にアクションが加わり、それが作り出す緊張感が素晴らしい!それを持続させるためのテンポもいいです! 現代に投げかけるテーマもあり、ひとつに様々なものが詰まっている映画です。誰が観ても面白いと思える作品だと思います!
  • 久々に洋画で見ごたえがあり!って思えた一作品でした。 最近の洋画でも邦画でも、どうもしっくり見ごたえあったなぁ〜って作品は少なかったけど、これは良かったです。 内容も、はじまりが肝心。いつも始まりは、まぁ背景的な事が多いからあんまりちゃんと見る事が少ないんですけど、これは最後に始めの事が原因だったのね!って納得できる内容でした。

参考URL
・youtube.com