エヴァンゲリオン新劇場版:序のジャケット写真

1995年に放映された、内向的な少年が父が組織するNERVのもとで人型兵器に乗り『使途』と呼ばれる巨大生物と戦う人気アニメーション『新世紀ヱヴァンゲリヲン』を踏まえた新作4部作の第一弾。総監督は『新世紀ヱヴァンゲリヲン』「CUTIE HONEY キューティーハニー」の庵野秀明。

監督:庵野秀明(総監督) 摩砂雪 鶴巻和哉、原作:庵野秀明、脚本:庵野秀明、声優:緒方恵美(碇シンジ) 三石琴乃(葛城ミサト) 

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平凡な少年に託されるもの

「セカンド・インパクト」と呼ばれる大災害が起こった世界。この災害により人類の半数近くが亡くなり、世界各地にはその痛ましい痕跡が残っています。そんな大災害から15年後、14歳の主人公・碇シンジが第3東京市にやってきます。彼は3年間会っていなかった父親に呼び出されて、この街にやってきました。彼の父・碇ゲンドウは「NERV(ネルフ)」と呼ばれる国連直属の特務機関の最高司令官です。

第3東京市に訪れた途端、シンジは突如「使徒」と呼ばれる巨大生命体と国連軍の戦いに巻き込まれます。葛城ミサトと名乗る女性に救われ、その場を離れることができますが、連れてこられたのは父のいるNERV本部。ここで彼は父親と3年ぶりに面会しますが、到着早々、NERVの開発した汎用ヒト型決戦兵器・人造人間「エヴァンゲリオン(以下エヴァ)」を操縦し、先ほど見た「使徒」と戦うことを強いられます。再会したばかりなのに、突如として戦うことを強いられたシンジは当然拒みます。しかし、目の前に現れた女性パイロット・綾波レイが傷を負いながらも戦闘に参加しようとする姿を見て、彼は操縦することを決意します。

今まで見たことも操縦したこともないエヴァに戸惑いを見せるものの、なんとか操縦し、歩くことに成功します。しかし当然のことながら攻撃を加えてこないシンジに、使徒は容赦しません。使徒はシンジの乗るエヴァを捕らえ、腕と頭を引きちぎるようにして破壊します。

エヴァとパイロットはシンクロしているため、エヴァが破壊されるとシンジにも苦痛が伝わり顔を歪めます。攻撃を加えられ停止するエヴァ。しかし次の瞬間、シンジの乗るエヴァは突如として暴走を始め、あっという間に使徒を倒してしまいました。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=Naiih8SAUuQ

エヴァ搭乗に戸惑い続けるシンジ

無事に使徒を倒したシンジは、ミサトと共に暮らすことになります。エヴァに乗っていない時には普通の中学生として過ごすことになるシンジは、通うことになった学校で鈴原トウジという少年から殴られてしまいます。理由は、シンジの乗ったエヴァと使徒との戦いで、彼の妹が怪我をしてしまったから。自分の意志でエヴァに搭乗したわけではないのに、殴られてしまったことをシンジは不合理に感じます。

シンジがどんなに不合理に感じても、使徒襲来は止まりません。次にやってきた使徒を倒すべくエヴァに乗り込むシンジ。使徒はビルを切断するほどの強固な触手を持ち、エヴァの稼働に必要な電源を補給する電線を切断してしまいます。活動限界がカウントされる中、シンジは避難シェルターを抜け出し観戦するトウジとその友人ケンスケを見つけます。活動限界が近づいているため、ミサトはシンジに退避命令を出しますが、シンジはそれを無視。活動限界ギリギリで使徒を倒すことに成功します。

クラスメイトの命を救うことはできましたが、命令を無視したことについてミサトに怒られたシンジは、帰宅せず市内をさまよいます。しかし朝方、NERVの諜報部員に見つかり連行されたことで、自分がもう逃げられないことを悟ります。

NERV本部で顔を合わせたシンジとミサト。自分の意志を見せず、「エヴァに乗るしかない」と考えるシンジに、ミサトは「パイロットを続けるかどうか、自分自身で決めなさい」と伝えます。

綾波レイという存在

そんな中シンジは、同じようにエヴァに乗り込むパイロット・綾波レイについて何も知らないことに気づきます。重傷を負ってもなお戦闘に参加しようとした彼女でしたが、シンジの父・ゲンドウの前で親しげに話す姿を見かけたシンジは複雑な気持ちになります。また自分の前では表情を変えない父・ゲンドウが、レイの乗り込むエヴァ零号機の起動実験中の事故で、自身の怪我を顧みず彼女を助け出したことを知り、驚きます。

レイと2人きりになったシンジは、レイに話しかけて見ますが、レイは最低限の言葉でしか返事をしません。しかしシンジが自分の父親について否定的な意見を言った瞬間、レイはシンジの頬を平手打ちします。シンジは、今まで表情を変えなかったレイが怒りを見せ、感情的になったことに驚きます。

使徒襲来とシンジの変化

第6使徒が襲来します。シンジはエヴァに乗り込みますが、使徒の攻撃で負傷し、それが原因でエヴァ搭乗を再び拒否します。ミサトはシンジに使徒と戦う理由を伝えます。第2の使徒である「リリス」と使徒が接触することで起こる「サードインパクト」を防ぐため、エヴァで戦っていると話すミサト。シンジは自分の意志でエヴァに乗ることを決めます。

第6使徒の攻撃には、日本全土の電力を必要とする陽電子砲を使います。別名「ヤシマ作戦」。1撃目を放つと、見事使徒に命中しますが、使徒は活動をやめません。倒れない使徒に恐怖を覚えるシンジの姿を見て、ゲンドウは狙撃手をレイに変更しようとしますが、ミサトはシンジにやらせるべきだと主張します。使徒は2撃目を加えられる前に再度攻撃を仕掛けてきます。攻撃されそうになるシンジでしたが、レイの乗る零号機が自らを盾にしてシンジを守ります。シンジはそれを利用して陽電子砲の2撃目を発射、無事使徒を倒すことに成功します。

破損の激しい零号機からレイを救い出すために、かつてゲンドウがやったようにしてレイを救出するシンジ。レイの無事を確認し、安堵の涙を見せるシンジに、どんな顔をしたらいいのか分からないと告げるレイ。「笑えばいいと思うよ」と言うシンジに、レイが優しく笑いかけます。

エヴァンゲリオン新劇場版:序の作品情報

エヴァンゲリオン新劇場版:序のジャケット写真
レンタル開始日
2008/05/21
監督
庵野秀明(総監督) 摩砂雪 鶴巻和哉
キャスト
緒方恵美(碇シンジ) 三石琴乃(葛城ミサト) 山口由里子(赤木リツコ) 林原めぐみ(綾波レイ)
上映時間
98分
GEOで購入!
エヴァンゲリオン新劇場版:序のユーザ評価

評価数:2522件
評価 :★★★☆☆(3.9/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • この作品は筆者が中学生の時に初めて見たものです。思春期迎える少年には刺激の強い場面も多々ありましたが、主人公でなおかつ筆者と年齢が同じくらいだった[碇シンジ]は人類を救うために、自分との葛藤などと戦いながら、父親との関係性の良好、自分の存在意義のために人類が作り出した兵器[エヴァンゲリオン]に乗ることを決断します。この作品の良い点は必ずしもハッピーエンドで終わるばかりではないということです。失敗もある。しかしその先にあるものを掴むことができるかどうか、その事を初めて見た当時でも理解することができました。 「今の自分が絶対じゃないわ。あとで間違いに気付き、後悔する。 私はその繰り返しだった。 ぬか喜びと自己嫌悪を重ねるだけ・・・。 でも。その度に前に進めた気がする」これはストーリーに出てくる葛城ミサトの台詞です。この言葉に今でも感銘を受けています。中学生だった筆者はこの作品を見ることで大人へと進めた気がします。是非皆さんも一度はご覧ください。
  • テレビアニメ版を観た方はもちろん、観ていない方でも楽しめます。どうせハマるのだから先にテレビアニメ版を観た方が数倍楽しめます。ストーリーはテレビアニメ版に沿った形になりますが、CGを使って新たに生まれ変わった映像や新たに加わったキャラクターなどが出てくることで新鮮さ、面白さともにパワーアップしています。
  • 監督の庵野秀明は、ジブリ作品の風立ちぬで主役の声優を担当しており、宮崎駿の後継者ともいわれている人物です。その才能は突き抜けており、ヱヴァンゲリヲンを見たことがない人でも、新劇場版を見るだけでその魅力が理解できること間違いなしです。

参考URL
・youtube.com