カムイ外伝のジャケット写真

白土三平原作の人気忍者コミックを、「ウルトラミラクルラブストーリー」の松山ケンイチ主演で映画化したアクション・エンタテインメント。監督は「血と骨」の崔洋一、脚本は崔と「少年メリケンサック」の宮藤官九郎。共演には「ラスト・ブラッド」の小雪、「252-生存者あり-」の伊藤英明らオールスターキャストが勢ぞろい。

監督:崔洋一、原作:白土三平、脚本:崔洋一 宮藤官九郎、音楽:岩代太郎、出演:松山ケンイチ(カムイ) 小雪(スガル(お鹿)) 伊藤英明(不動)

ここからネタバレ!閲覧にはご注意ください!

貧しさゆえに数奇な運命をたどるカムイ

階級社会がまかり通り、貧しいものは人間にあらずといった環境の中でカムイは育つ。虐げられる生活から抜け出すため、忍(しのび)となったカムイは、やがてその掟の非情さに自由を求め抜忍(ぬけにん)となった。

抜忍となったカムイは、忍の掟を破ったものとして追忍らに命を狙われる日々を送ることに…。そんなある日、領主の水谷軍兵衛の愛馬の脚をきり落とし持ち去る男・半兵衛と偶然に出会うカムイ。成り行きで半兵衛を助けたカムイは、半兵衛とともに船で逃げることになる。しかし、半兵衛の裏切りにあい途中で荒波の中に放り出されてしまう。

そんな荒波の中、カムイは運よく離島に流れ着く。ところが、その島は、自分を裏切った半兵衛が住む島だった。そして、その島には、カムイの知る人物がもう一人いた。それは、十四年前に抜忍(ぬけにん)として、自分が追っていた忍のスガル。スガルは、カムイを追手と思い込み亡き者にしようとするが、カムイはなんとかその場を凌いだ。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=qpxw5nkKCCc

つかの間の穏やかな日が崩れ落ちる

スガルとの関係も時とともにわだかまりが消え、互いに穏やかな生活を過ごす日々が続く。漁師として、半兵衛とともに人間らしく生きるカムイ。誰もが、カムイを仲間として扱ってくれた。

しかし、半兵衛の娘・サヤカを思う吉人は、サヤカの心がカムイに傾くことを面白く思ってはいなかった。そんな時、城下で見かけたお尋ね者の立札に半兵衛のことがかかれているのを見た吉人は、領主に半兵衛の居所を密告する。愛馬を殺され怒り心頭の領主・水谷軍兵衛は、島に追手を差し向け半兵衛を捕らえ、はりつけの刑に処すことに…。カムイとスガルは、半兵衛を助け出すため処刑場へと向かう。そして、忍で鍛えた華麗な技と連係プレーで、半兵衛の奪還に成功する。

やっとの思いで逃げ延びたカムイと半兵衛達家族は、島へ向かう舟に乗っていた。焼けつくような日差しの中、性も根もつきかけた時にいきなりサメに襲いかかられる。何匹というサメがうごめく中、木の葉のような舟で必死で逃げるカムイたち。そんなカムイたちを大サメが容赦なく襲い掛かる。その時、一本のモリがカムイと半兵衛達家族を救うのだった。

サメ退治を請け負い半兵衛達漁師を助ける渡衆

カムイと平兵衛達親子をサメから救ったのは、不動が率いる渡衆だった。彼らもカムイと同じ抜忍たちの集団で、行き場のない者たちだった。命の恩人であり、サメ退治を請け負ってくれた渡衆は、村人たちからも歓迎される。

渡衆と島民たちは、身分や貧富の差などにとらわれることなく自由な穏やかな暮らしを過ごすのだった。穏やかな時の流れの中、カムイもまた村人のため渡衆とともにサメ退治に精を出し、抜忍ではなく漁師としての日々を送る。

カムイやスガルの素性を知りながら、この島で新しく生きることを進める半兵衛。半兵衛の優しい言葉に、人の温かみを感じ心を動かされるカムイ。半兵衛の娘・サヤカもまた、カムイがこの島に残ることを望むのだった。

ラストで明かされる渡衆・不動の正体

サメ退治も一段落すみ、渡衆が島を離れることになる。出発の準備を始める渡衆たちに不動が長旅になるので大量に水を積んでおくよう指示する。出発前に口を潤し、くつろぐ渡衆の人々。しかし、その水には毒が入れられていたのだ。抜忍として逃げ延びてきた彼らは、あっけなく命を落とす。

そして、スガルを含む島の人々もまた水に毒を盛られていた。

毒を盛ったのが不動だと気付いたカムイは、不動への怒りをあらわにする。刃を交わす不動とカムイ。不動の本当の姿は、抜忍たちに報復する追忍だった。カムイと不動は、互いに持てる秘技を駆使し、互角の戦いを繰り返す。はたして、カムイは勝てるのか…。

不動の一瞬のすきをついたカムイは、空を切って不動の両手を切り落とす。流れる血は赤く、不動もまたカムイと同じ人間なのだ。追うものと追われるもの、互いの立場は異なるが忍の掟に縛られ、身分という階級に縛られた哀れな人間…。

不動を倒したカムイは、己の猜疑心を振り払うことが出来ずにまた孤独な抜忍としての旅を始める。

カムイ外伝の作品情報

カムイ外伝のジャケット写真
レンタル開始日
2010/02/17
監督
崔洋一
キャスト
松山ケンイチ(カムイ) 小雪(スガル(お鹿)) 伊藤英明(不動)
上映時間
120分
GEOで購入!
カムイ外伝のユーザ評価

評価数:604件
評価 :★★★☆☆(3.3/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • 松山ケンイチは「またかい」という思いもあるけれど、後半は白土のキャラを彷彿とさせる姿を演じており、これも見事。 見知った俳優を揃えたわりには、伊藤英明はじめ皆が自分のキャラを離れた演技をしており、リキの入った演出が垣間見える。 作り物めいたCGや着色も、この作品には良い効果をあげている。 白土作品では、この「外伝」が「カムイ伝」第二部に繋がっていくので、続編を見たいと思わせる出来栄え。
  • 伊藤英明さんの、あの強烈な痛いシーンをはずせば、スゴーイすごい良かったと思いますが、あのグロいシーンは私にはどうもだめですぅ、倒れるかと思った、ビックリしました☆松山ケンイチ君いいですねぇ、小雪さんも。小雪さんは、あまりにも美人過ぎて鬼みたく見えました(笑)
  •  忍びの掟を子供の頃から体に植えつけられるが…  後に自ら抜け忍となり、追忍から追われることになる。  カムイ(松山ケンイチ)とスガル(小雪)の運命的な出会い…。  愛と裏切りと、掟…果たして人を信じることができるのか?  最強の追忍?との死闘…。果たしてカムイの運命は…?  深いことを考えず、単純に観ると楽しめると思います。  ワイヤーで吊られている感じが楽しめる。

参考URL
・youtube.com