クロサギのジャケット写真

自ら詐欺師の道を選び、詐欺事件で破滅した父の敵を追う青年のクライム・ストーリー。人気コミックを原作にした同名テレビドラマの映画版。キャストは、山下智久をはじめ、堀北真希、哀川翔、山崎努とテレビ版を踏襲。

監督:石井康晴、原作:黒丸 夏原武、脚本:篠﨑絵里子、音楽:山下康介、出演:山下智久 堀北真希 加藤浩次 市川由衣

ここからネタバレ!閲覧にはご注意ください!

黒崎の仕掛けた罠で初めて人が死ぬ

人をだますシロサギ、異性の恋愛感情を利用して相手をだますアカサギ、その両者をだまし彼らが奪った金を取り戻すクロサギ。詐欺師に騙され家族を失った黒崎は、シロサギやアカサギを食うクロサギになっていた。そして、詐欺師の間で一目置かれ詐欺の計画を売る男・桂木から詐欺師の情報を買取り詐欺師たちに一泡吹かさせる黒崎。そんな黒崎の次のターゲットは、贈答詐欺師の石垣。石垣は、狙った相手に高価な実印をプレゼントするのを手口としていた。そして、事前に契約した借入金を横取りし、返済を相手に肩代わりさせるのが常套手段だった。

その石垣を食うため、黒崎はIT企業の若手社長に成りすます。まずは、馴染みのない電子マネーを餌に石垣の資金を奪おうとする黒崎。しかし、石垣に渡したはずの電子マネーのカードは、石垣の部下・鷹尾が自分の借金をチャラにしてもらう代わりにと暴力団のマネーロンダリング用に使われていた。だが、偽の電子マネー口座だと知った暴力団は、鷹尾に報復をはかり殺害してしまう。初めて、自分の計画で犠牲者を出したことで心が揺れる黒崎。

石垣の過去を知る女

石垣を食うことを強く心に決めた黒崎は、桂木に連絡を取ろうとする。しかし、桂木は不在で伝言だけが残されていた。その伝言には、石垣の過去を知るクラブのママ:さくらに逢えというもの。そこで知らされた石垣の過去は、大がかりな手形詐欺で100社以上の企業をつぶした詐欺師グループの一員だったということ。ちんけなシロサギだと思っていた石垣が、実は大規模な倒産詐欺をおこなっていたと知った黒崎は、より石垣を食うことに執着する。

しかし、石垣に面が割れている黒崎。石垣が率いる倒産詐欺のグループは、暴力団のフロント企業であり、一つ間違って素性がばれれば黒崎の命はない。だが、案ずる桂木の部下・早瀬真紀子を残し、黒崎は石垣を食うための計画をスタートさせる。

石垣の犯罪に目をつける警視庁

石垣の取り込み詐欺の手口を知る警視庁の桃山は、神志名とともに石垣の犯罪を立証すべく捜査にあたっていた。しかし、取り込み詐欺を立証することは難しくなかなか逮捕に踏み切れない。そんな時、黒崎は、なんとか石垣と接触することに成功する。石垣は、黒崎が扮するOA機器会社の社員である黒川を騙し、パソコンの取り込み詐欺を働こうとしていた。それに乗るふりをして、逆に仕掛けようとする黒崎。警視庁でも石垣逮捕へ向けた捜査が進展を見せていた。

海外へ逃亡する危険性があると察知した神志名は、石垣と暴力団の蔵本に対する逮捕状を取る。そして迎えた決戦の日。黒崎は、神志名の策によりエレベーターに閉じ込められる。警察の追手が迫る中、黒崎はエレベーターからなんとか脱出し石垣の待つ目的地へと向かうのだった…。

最後に勝利するのは誰…

石垣のもとへたどり着いた黒崎は、石垣をだましたままオセロゲームのリベンジをしたいと誘う。黒崎の策にはまり、まんまと騙された石垣は気を許して黒崎の言うままオセロのゲームを始めた。またしても石垣の勝利を目前にした時、突然ドアが開く。入ってきたのは暴力団の蔵本とその子分たち。石垣が売り上げをごまかし自分の懐に入れていたことを知った蔵本は、しっかりとその代償を取るため石垣に貸金庫の金を出せるよう委任状を書かせることに…。

黒崎が書いた絵図は、石垣が出した手形をすべて買い取り、石垣の弱みを握れると蔵本をだまして買い取らせること。そのうえ、黒崎は、振り出された手形以上の額の偽手形を金融屋で割り引かせ5億もの金を手にしていたのだ。すべてを失った石垣は、15年前の手形詐欺で桂木を裏切ったつけが回ってきたなと落胆する。そして、黒崎に「いつかお前も桂木に潰される」と言い捨てるのだった…。

何とか間に合った黒崎

石垣に騙された桶川レイコは、娘の手術のためのお金を工面できず病院関係者に土下座をして娘の手術をしてもらえるようにと頼んでいた。その頃、黒崎は、レイコの娘のもとを訪れ石垣から奪ったお金をそっと木の根元に置く。そのお金を見つけたレイコの娘は、病室の母のもとへとお金を必死に運ぶのだった。

一方、店を処分してレイコのためにお金を工面しようとしていたさくらは、店の権利書を持って桶川レイコのいる病室へと向かう。しかし、その時にはすでに黒崎の用意したお金がレイコたちを救っていた。

詐欺師がいる限りクロサギを続ける黒崎

石垣が逮捕されたことを神志名から聞かされる黒崎。神志名は石垣の計画を裏で操っていた綿貫も逮捕したと告げる。桂木が本当に黒崎に食わせたかったのは綿貫だったのだ。またも桂木の手のひらで踊らされていたと気付かされる黒崎。綿貫の存在を知らさなかったのは、桂木が黒崎の力を信じていなかったからだと告げる。

桂木との勝負に勝った黒崎は、今まで通り詐欺師の情報を売るよう桂木に迫る。そして、桂木に敵である御木本の居場所を問い詰めるのだった。その後、空港で御木本の帰国をひそかに待つ黒崎。そんな黒崎の前に現れる「もう騙されるなよ、シーザー。」と告げる桂木。その言葉を受け、「この世は芝居じゃねぇ。筋書きは俺が決める。」と黒崎は吐き捨てるのだった。

クロサギの作品情報

クロサギのジャケット写真
レンタル開始日
2008/09/12
監督
石井康晴
キャスト
山下智久 堀北真希 加藤浩次 市川由衣
上映時間
127分
GEOで購入!
クロサギのユーザ評価

評価数:1258件
評価 :★★★☆☆(3.7/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • なんかこの時の堀北真希も「のぶたをプロデュース」と同様に垢抜けない感じ。 父親が詐欺にあい、一家心中で助かった子どもが詐欺で詐欺して復讐する物語です
  • ドラマは観てないのですが、山下智久さんによる華麗な詐欺師の演技、とても良かったです!復讐を胸に抱いて詐欺師を騙す詐欺師、見応えがありました。ちょっとお茶目なキャラクター性も山下さんに似合ってて楽しめるので、男女問わずオススメしたい映画です。
  • 山崎努や竹中直人などの脇の俳優陣がイイから見れたって感じかな。 善良な人間から金をだまし取るシロサギ、異性の心を弄ぶアカサギに比べたら、シロ・アカをだます黒崎の様なクロサギは何だか憎むことが出来ません。

参考URL
・youtube.com