グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札のジャケット写真

ハリウッド女優からモナコ公妃となったグレース・ケリーが、夫のモナコ大公レーニエ3世と当時のフランス大統領シャルル・ド・ゴールとの間に起きた国家的危機に立ち向かう姿を描く伝記ドラマ「グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札」。ニコールキッドマンの美しさにも注目です。

ここからネタバレ!閲覧にはご注意ください!

スタッフ・キャスト

監督:オリヴィエ・ダアン
脚本:アラッシュ・アメル
音楽:クリストファー・ガニング
出演:ニコール・キッドマン ティム・ロス フランク・ランジェラ パス・ベガ

モナコ大公妃グレース誕生

1956年、フィラデルフィア出身のオスカー女優グレース・ケリー(ニコール・キッドマン)は、モナコ大公レーニエ3世(ティム・ロス)との結婚が決まり、ハリウッド関係者から祝福を受けています。世紀のシンデレラストーリーに世界中が歓喜に沸いていました。

それから5年後、ハリウッドの名監督ヒッチコックが、グレースを訪れます。新作映画「マーニー」への出演依頼です。グレースは映画復帰に魅力を感じますが、現在の立場を考え答えは保留します。大公妃として忙しく毎日を過ごすグレース、二人の子宝にも恵まれますが、モナコの古い慣習に馴染めず少し疲れています。

船上パーティーでフランス外交官やレーニエたちが世界情勢について議論する中、グレースも自分の意見を言いました。しかしアメリカでは自由だった発言が、ここでは非難されます。レーニエはグレースに自重を求めます。「ここはアメリカじゃない。」

※ハリウッド女優からモナコ公国の王妃となったグレース・ケリー。しかしその内情は大変だったのですね。


出典:https://www.youtube.com/watch?v=SEkE2hNw2mc

モナコの危機

モナコは全ての物資がフランスを経由して入ってくる、フランスに守られた小国です。その頃フランスはアルジェリア紛争への軍事介入で、財政難に陥っていました。フランスのド・ゴール大統領は軍事費確保のため、モナコに移転しているフランス企業に課税しフランスに収めろと迫ります。それを拒否するレーニエ。「モナコは独立国だ。」レーニエの言葉に腹を立てたフランス外交官は、グレースを「煉瓦職人の娘」と侮辱しました。怒ったレーニエは彼を殴ってしまい、その報復に外交官は「モナコはフランスを敵視している」と本国に報告します。それを受けたフランスは、対抗処置として企業誘致を止め税を納めなければ、モナコをフランス領とすると宣言しました。

その頃、グレースは赤十字病院の改修に奔走していました。しかしモナコ大富豪の夫人たちは、子どもたちのための病院改修より、舞踏会の準備の方が大切のようです。苛立つグレース、信頼しているタッカー神父(フランク・ランジェラ)を訪ね相談に乗ってもらいます。

※モナコがこれほどフランスに支配されていたとは、映画を見て初めて知りました。それにしても植民地扱いするとは横暴ですね。

モナコとともに生きる決意

グレースがレーニエに映画出演の相談をすると、自分で責任を持つなら良いと了解してくれました。喜ぶグレースは国家の危機が去るまで内密に進める予定でしたが、マスコミにすっぱ抜かれます。宮廷内しか知らないことなのに、何故マスコミが?グレースは不信を感じます。

レーニエはド・ゴールとの電話会談で企業課税を吞むことを伝えますが、フランスは更に国民課税を要求しフランスに収めろと迫ります。苛立ったレーニエは、グレースに映画出演を辞めろと命じます。反発するグレースは、離婚も考えます。「本当の自分を隠して生きることはできない。」涙にくれながら悩むグレースを、タッカー神父は優しく諭しました。「君は人生最高の役を演じるためにモナコに来たはずだ」

グレースは悩んだ末にモナコ、そして家族を守ることを決意します。真のモナコ大公妃にふさわしいマナーと知識を身に付けるため、デリエール伯爵(デレク・ジャコビ)からモナコの歴史や伝統、そしてフランス語などのレッスンを受けることにしました。

※お互いに愛し合いながらも、政治や公務で忙しくすれ違う二人。モナコとともに生きようとするグレースの決意に感動します。

真の大公妃になるために

フランスはモナコとの国境を封鎖し、戦闘準備に入りました。レーニエはモナコの現状理解を世界に求めて、ヨーロッパサミットを計画します。互いに愛し合いながらも、すれ違うレーニエとグレース。タッカー神父はふたりが力を合わせて、モナコ危機を乗り越える必要があるとグレースを励まします。大公妃としての品格を身に着け、国民生活の中に進んで溶け込んでいくグレース。ある日、グレースは国境封鎖しているフランスの警備兵たちに朝食を差し入れました。気さくな大公妃グレースの姿を伝えるマスコミ、世論を味方に付けようとグレースなりの努力です。

その頃、独自で宮廷内のスパイを探っていたグレースは、秘書のマッジ(パーカー・ポージー)が怪しいとの報告を受けます。ショックを受けるグレース、タッカー神父の元に駆け付けると、タッカー神父は自分の役目は終わったので故郷のアメリカに帰るつもりだと告げます。「君が大公家存続の希望の光となれ」

※モナコを守るために自分なりのやり方でモナコを救おうとするグレース。とても強い女性ですね。

グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札の作品情報

グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札のジャケット写真

レンタル開始日
2015/04/24
監督
オリヴィエ・ダアン
キャスト
ニコール・キッドマン ティム・ロス フランク・ランジェラ パス・ベガ
上映時間
103分
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グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札のユーザ評価

評価数:1888件
評価 :★★★☆☆(3.4/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • 伝説の公妃グレース.ケリー、こんな苦悩や苦労があったなんて全然知りませんでした。
    美しいだけでなく、強さ、勇気、信念、またそれを叶えるための努力を併せ持った素晴らしい女性だったんだな、と改めて知る事かできました。
  • 実話を元にしているのって…なんとなくのめり込んでしまう。フィクション部分もあるんだろうけど…
    今まで知ってたグレース・ケリーの華やかな部分だけじゃないって…理解できたしよかった。
  • とても良かったです。途中から、ニコールが、グレースケリーに見えるので、びっくりです。史実を元にしたフィクションとはいえ、実際の当時の映像もあり、とてもリアルでした。夫婦間のすれ違いなど、どこの家庭にもあるテーマもあり、胸に迫るものがありました。

「英国王のスピーチ」もオススメ!

映画「グレース・オブ・モナコ」で心打ったのは、グレースが最後に行ったスピーチでした。同じ感動的なスピーチでオススメなのが映画「英国王のスピーチ」です。

幼い頃より吃音で悩む大英帝国のジョージ6世ことアルバート王子、そんな彼を心配した母エリザベス王妃は治療を進めます。そこで選ばれたのがオーストラリア出身の言語療法士ライオネル・ローグです。アルバートはライオネルの手法に反発しながらも、徐々に彼との友情を築いていきます。そして兄に変わって国王に即位したアルバート、ライオネルによって完璧なスピーチを披露します。

史実に忠実に描かれたこの映画は、第83回アカデミー賞で4部門に輝きました。

英国王のスピーチの作品情報

英国王のスピーチのジャケット写真

レンタル開始日
2011/09/02
監督
トム・フーパー
キャスト
コリン・ファース(ジョージ6世) ジェフリー・ラッシュ(ライオネル・ローグ)
上映時間
118分
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英国王のスピーチのユーザ評価

評価数:3433件
評価 :★★★☆☆(3.8/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • 人間の地位とか関係なく皆んなが仲良く平和な世界へ導く為にはやはり会話。話し方1つで人を感動させたり、泣かせたり、悪く言えば殺せる事も出来る。自分が言いたい事や言いたくないこと、色々事情があって大変だろうけどやはり信頼し合い、お互いの主張を理解して向き合う事が大切なんだと改めて思った作品でした。
  • コリンファース演じるジョージ六世を厳格な父ジョージ5世マイケルガボンが、鍛えるために各地でスピーチを命じる、崖から我が子供を突き落とすライオンのようなお話。感動しました。そんなシリアスなストーリーに花を添えているのがヘレナポナム カーターでなんと贅沢な映像でしょうか。
  • 大ジェフリーラッシュさんやコリンファースさん、ヘレナボナムカーターさんという豪華キャストに加え、素晴らしいストーリー。吃音に悩み、自分は変われないと思うヨーク公に対し、罵声を浴びせられても、幾度となく彼の味方になるライオネルの友情には感動しました。

参考URL
・youtube.com