コララインとボタンの魔女のジャケット写真

ニール・ゲイマンの同名ファンタジー小説を「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」のヘンリー・セレックが映画化したストップモーションアニメ「コララインとボタンの魔女」。ドアのむこうにあるパラレルワールドに迷い込んだ少女の冒険を描きます。

ここからネタバレ!閲覧にはご注意ください!

スタッフ・キャスト

監督:ヘンリー・セリック
原作:ニール・ゲイマン
脚本:ヘンリー・セリック、音楽:ブリュノ・クーレ
声優:ダコタ・ファニング(コラライン) テリー・ハッチャー(ママ、別のママ、魔女) キース・デヴィッド(黒ネコ) ジョン・ホッジマン(パパ、別のパパ) ロバート・ベイリーJr.(ワイビー) イアン・マクシェーン(ボビンスキー、別のボビンスキー) ドーン・フレンチ(ミス・スピンク、別のミス・スピンク) ジェニファー・ソーンダース(ミス・フォーシブル、別のミス・フォーシブル)

ピンクパレスアパート

主人公は11歳の女の子コラライン。ある日彼女は両親と共に、人里離れた場所にある「ピンクパレスアパート」へと引っ越してきます。築150年というその建物には、ネズミのサーカスを調教中という「ミスターB」と、愛犬たちに囲まれて暮らす老姉妹が住んでいました。

引っ越した当日、コララインはアパート近くの古井戸のある裏山で、ワイボーン(ワイビー)という風変わりな男の子と知り合いになります。彼はピンクパレスの大家の孫で、いつも怪しげな黒猫と一緒でした。その後ワイビーはコララインに、彼女そっくりの人形を見つけたといってプレゼントしてくれます。

一方園芸ライターであるコララインの両親は、仕事に追われてコララインをまったく構ってくれません。仕方がないので一人屋敷中を探検するコラライン。すると、壁紙の向こうに隠された小さな扉を発見します。古い鍵で開けてみると、そこにあるのはただのレンガの壁。

がっかりする彼女ですが、その夜不思議な出来事が。ベッドの下から出てきたトビネズミを追いかけると、彼らはあの扉の向こうへと入っていきます。

コララインがのぞき込むと、今度はレンガではなく通路が伸びていました。好奇心に駆られて潜り込んだ彼女は、元の屋敷と同じところに出ます。しかしそこにいたのは、目に洋服のボタンが縫い付けられた姿の両親でした。

その「別のママとパパ」は、コララインに対し優しく陽気に接してくれます。すっかりうれしくなったコララインですが、かすかな不安もぬぐえません。しかしその世界の自分の部屋で眠り込むと、翌朝起きたときは元の世界に戻っていたのでした。


出典:https://www.youtube.com/watch?v=yXkKj2aclck

秘密のドアの向こう側

コララインはこちらの両親にその話をするものの、まったく信じてもらえません。他の住人を訪ねると、ミスターB は「ネズミがお前に、小さなドアを通るなと言っていた」とか、老姉妹は「占いで不気味な手が見えた。あなたに危険が迫っている」などと忠告してきます。

さらにワイビーからも、「ばあちゃんが小さいとき、ピンクパレスで彼女の双子の妹が消えた」という話を聞きますが、コララインの好奇心は抑えられません。その夜再びネズミを追って別世界に入り込んだ彼女は、あの「別の両親」と、同じく目がボタンのワイビーに出会います。

しかし不思議なことに、こっちのワイビーは一言もしゃべれません。コララインは彼と共に、ミスターBのネズミのサーカスを楽しみます。一方の世界とはまるで違い、楽しいことだらけのこの世界に、コララインは段々引き込まれていくのでした。

翌日目が覚めてまた元の世界に戻ったコララインですが、相変わらずのサエない日常にうんざりした彼女は、鍵を探し出してあの扉を開けます。

すると昼間なのにも関わらず、おなじみの通路が広がっていました。やっぱり夢じゃなかったと、三たび別世界を訪れるコラライン。

しかしその前にワイビーの黒猫があらわれ、人間の言葉でこう語りかけます。「ここは理想の世界なんかじゃないぞ」と。それでも老姉妹のミュージカルショーを堪能するなど、やはりこの世界の魅力に逆らえない彼女。そんな彼女に、「別のママ」はある提案をするのでした…。

「別のママ」の世界

別のママがコララインに言ったのは、次のようなことでした。「もしあなたがずっとこの世界にいたいなら、ちょっとした処置をさせてほしいの」そしてその処置とは、彼女の目をボタンに変えることだったのです。

ようやく危険に気付いたコララインは、「一晩考えさせて」と眠りにつきますが、今度は目覚めても異世界のまま。こっそりあの扉から戻ろうとしますが、その前には別のママが待ち構えていました。抵抗するコララインに対し、別のママから今までの優しさが消えます。

背が高く伸び、骨のように細くなったその姿は魔女そのもの。彼女はいやがるコララインを引きずり、鏡の裏側に放り込んでしまいます。そこには、3人の子供の幽霊が閉じ込められていました。彼らはコララインと同じくこの世界に誘い込まれ、やがて目を奪われると、魔女に命を食べられてしまったのです。

魔女は人形を通して子供たちをスパイし、その不満につけこんでいたのでした。「僕たちの魂が解放されるには、本当の目を取り戻す必要がある」と子供たちはコララインに訴えます。

一方コララインは、別のワイビーの助けで鏡の中から脱出します。魔女の目を盗んで元の世界に戻りますが、どこを探しても両親の姿がありません。途方に暮れたコララインが老姉妹に相談すると、彼女たちがくれたのは「大事なものを見つける、あるいは危険から守ってくれる」という穴のあいた石でした。

本当の両親が魔女に閉じ込められたことを知ったコララインは、二人を救出すべく、異世界へ戻る決心をします。扉をくぐり抜けると、やはり魔女が彼女を待っていました。

黒猫から魔女がゲーム好きだと聞いていたコララインは、意を決して「両親と子供たちの目を探すゲーム」を持ち掛けます。勝てば彼女と子供たちの魂は自由になれる。しかし負ければ、コララインは永遠にこの世界で暮らさなければなりません。もちろん目を奪われ、代わりにボタンを縫い付けられた姿で。

魔女とのゲーム対決!

まずは庭へ出たコラライン。彼女が老姉妹からもらった石であたりをのぞくと、なにやら光る玉が。それは子供たちの目の一つでした。さらに黒猫の助けを借りつつ、もう二つの「目」を入手。残るは両親だけですが、その瞬間、急に異世界が崩れ始めます。

急いで屋敷内に戻るものの、中には魔女が。土壇場で両親がスノードームの中にいると気づいたコララインは、魔女をだまして扉を開けさせ、彼女の嫌いな黒猫を投げつけます。

魔女がパニックになった隙に、スノードームを持って逃げ出そうとしますが、床がクモの巣に変化し、絡めとられてしまいます。やっとのことで逃げ出し、扉に鍵をかけて元の世界へ帰った時、両親が何事もなかったかのように帰宅。何も気づいていないばかりか、仕事がうまくいったと喜んでいるほどでした。

その夜、コララインの元に解放された子供たちが現れ、感謝の言葉を伝えると同時に、危険が迫っていると警告します。魔女はまだ、コララインが持つ扉の鍵を狙っていたのです。

コララインは鍵を古井戸に捨てようと家を出ますが、その後を魔女の「手」が付け狙っていました。魔女の手はいきなり鍵をつかむと、コララインごと扉まで引きずっていこうとします。

その時、こちらの世界のワイビーが雄叫びを上げつつ参上。二人は手と取っ組み合いの末、石で叩き潰し、鍵とともに古井戸に放り込んでしまいます。ワイビーはおばあちゃんの消えた双子の写真を見て、コララインの話を信じる気になり、助けに来たのでした。その写真に写っていた女の子こそ、コララインが出会った子供の一人だったのです。

後日、両親の本の出版祝いが開かれると、ピンクパレスの住人と一緒にワイビーのおばあちゃんも招待されます。ワイビーに手を引かれて来たおばあちゃんに対し、コララインは「山ほどお話があるんです」と語りかけるのでした。

コララインとボタンの魔女の作品情報

コララインとボタンの魔女のジャケット写真

レンタル開始日
2010/08/06
監督
ヘンリー・セリック
キャスト
ダコタ・ファニング(コラライン) テリー・ハッチャー(ママ、別のママ、魔女) キース・デヴィッド(黒ネコ)
上映時間
101分
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コララインとボタンの魔女のユーザ評価

評価数:2543件
評価 :★★★☆☆(3.8/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • 独特の世界観でしたが、物語の最後まで面白い。キャラクターがそれぞれきちんと描かれていて良かった。メインでないキャラクターも素敵でした。
    小さい頃にこの作品を観たら、ちょっぴり夜が怖くなってしまうかも。吹替のキャストさんもとても良かったです。
  • 引越し先の家で小さなドアを発見したことからコララインの不思議な物語が始まります。オープニングから少し怖ったし、内容もちょっと不気味だなと思う所もありましたが小学生ぐらいが見るのにはちょうどいいと思います。もっと小さいお子さんはちょっと恐怖を感じるかもしれません。でも映像は独特で良かったです。
  • 冒頭の人形が作られていくシーンから映像に引き込まれました。ストップモーションアニメってだけで評価が上がりますが、これは勿論出来は良いしお話も面白いです。独特のこの不気味さ、主人公の気の強くてちょっと意地悪い感じも好き。「うまい話には裏がある」そんなお話です。大人でも楽しめます。

参考URL
・youtube.com