シャイニングのジャケット写真

<簡単な解説>
コロラドの雪深い山中にあって冬期は閉鎖されている由緒あるリゾート・ホテルを舞台に、その管理にやって来た、ある親子三人に取り憑く怨念と狂気を描く恐怖映画。製作総指揮はジャン・ハーラン、製作・監督は「バリー・リンドン」のスタンリー・キューブリック。スティーヴン・キングの原作を基にキューブリックとダイアン・ジョンソンが脚色。撮影はジョン・オルコット、音楽はベラ・バートク、編集はレイ・ラヴジョイ、美術はレス・トムキンズ、製作デザインはロイ・ウォーカーが各々担当。出演はジャック・ニコルソン、シェリー・デュヴァル、ダニー・ロイド、スキャットマン・クローザース、バリー・ネルソンなど。オリジナル版は143分。日本で公開されたのは119分の国際版。

ここからネタバレ!閲覧にはご注意ください!

二重人格の男

素晴らしい景観の山道を、主人公ジャック、奥さんのウェンディ、まだ幼い息子ダニーが車で走っていく映像からこの物語は始まります。様々な著名人も宿泊するとても有名なホテル「オーバールックホテル」。このホテルは、山の中の展望をウリにしているので、雪が多く降る冬季の間は、雪道で危なく、人も訪れなくなるため閉鎖されます。その閉鎖されている5か月の間、ホテルの管理人として働くことを決意したのです。

管理人に採用される前、以前の管理人グレディが、閉鎖されたホテルの中で気が狂ってしまい、奥さんと子供を惨殺した後、自分も自殺してしまった話を聞きますが、ジャックはまったく気にせず小説を執筆しながら、家族と過ごすためにやってきます。

ダニーは、トニーという別人格を持っており、トニーはホテルに行くことに反対します。ホテルが閉鎖する日、ホテルに着くと、ダニーと同じシャイニング(輝き)という能力を持つ黒人の料理人ハロランに出会います。ハロラン曰く、シャイニングとは言葉を交わさずとも会話ができたり、普通では見えない光景を見たり感じたりすることができる能力。ハロランはダニーの能力に気づき、ダニーが気づいてしまった237号室には決して近づかないよう警告します。

※出だしから素晴らしい景観が映し出され、音楽もとてもよく、緊迫感のある映像、さすがキューブリックと唸ってしまいます。


出典:https://www.youtube.com/watch?v=piQFD4gz9l8

徐々に狂っていく家族

初めこそ、静かな環境で執筆できる喜びがありましたが、徐々に様々な心霊現象で精神を病んでいくジャック。ダニーも以前父親に斧で惨殺されてしまった双子の女の子に「遊ぼうよ、ずっと一緒に…」といわれた後、エレベーターから大量の血の濁流を見てしまったり、ハロランに入ってはいけないと警告された237号室に入ってしまって、女性から老婆に変貌した悪霊にくっきり跡がつくほど首を絞められたりしてしまいます。

ジャックの異変に気付き始めていたウェンディは、ダニーの首に跡がついているのを発見し、以前酒乱でダニーにまで手を挙げ、脱臼させているジャックを疑い罵ります。一家の異変に気付いたハロランは一家を助けるためホテルへ急ぎます。助けを求めたくても大雪で電話もつながらないことに気づくウェンディ。

完全に外界と遮断され、孤立してしまったとき、ウェンディは何百枚も同じ言葉だけが書かれた原稿を見つけてしまいます。次の瞬間背後からジャックに襲われますが、寸でのところでバッドで反撃し気絶させ、食糧倉庫に閉じ込めることに成功します。

※徐々に狂っていくジャック役のジャック・ニコルソン。本当に演技がうまく、恐ろしいです。

「REDRUM」の文字としつけ

ダニーは、部屋のドアに「REDRUM」と口紅で書き、トニーの別人格になり「REDRUM」「REDRUM!!」と叫びます。それを見たウェンディは、その文字を鏡越しに見ると「MURDER(殺人)」になることに気づき、慄きます。

悪霊に助けられ、倉庫から出されたジャックは前に狂って家族を惨殺した管理人グレディから「息子さんが外部のものを私たちの世界へ引き込もうとしているのはご存じか?」「少しキツめにしつけなければなりませんな。私も二人の娘とそれを邪魔しようとした妻を強くしつけました。」と、自分と同じように斧で惨殺するようけしかけ、ジャックはウェンディとダニーを斧を持って追いかけます。

叫び、逃げまどいながら、やっとの思いでダニーを小窓から逃がすことに成功しますが、ウェンディは大人なので小窓から逃げることができません。斧で扉を壊し、入ってこようとするジャックに恐れ慄きます。ハロランがやっとの思いで、猛吹雪の中到着しますが、ジャックに無残に心臓を斧でえぐられ死んでしまいます。

※「シャイニング」で一番有名なジャック・ニコルソンが斧でドアを壊そうとするシーンですね。ハロランが本当に無残に殺されてしまって、やりきれないです。

雪の中での頭脳戦の結果は?……

外への脱出が成功したダニーは、ジャックから逃れるため、近くの巨大迷路へ逃げ込みます。迷路の中をがむしゃらに走っているかのように見えたダニーですが、ジャックの目を欺くために自分が通った足跡の上に足を重ねジャックにどこを歩いたのか分からなくさせ、無事巨大迷路からの脱出を図ります。

その後、ウェンディとダニーは合流し、ハロランが乗ってきてくれた除雪車を使って無事逃げることが叶います。次の日、ジャックの凍った死体が見つかります。

「1921年7月4日 舞踏会」と記載された1枚の写真。その写真の中には舞踏会で写されたお客様やホテルの従業員らが楽しげに写っており、その真ん中に、ジャックと瓜二つの人物が映っていて幕は閉じます。

※この巨大迷路のシーンでは、本当に賢いダニーに脱帽です。私ならあわあわしてしまってそんなこと思いつけないのではないかと、何度思ったか分かりません。舞踏会に残されたジャックと瓜二つの写真。こちらはいろいろな議論がされていますね。

シャイニングの作品情報

シャイニングのジャケット写真
レンタル開始日
1999/08/06
監督
スタンリー・キューブリック
キャスト
ジャック・ニコルソン(ジャック・トランス) シェリー・デュヴァル(ウェンディー・トランス)
上映時間
119分
GEOで購入!
シャイニングのユーザ評価

評価数:1506件
評価 :★★★☆☆(3.8/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • ストーリーはごく一般的なホラーミステリーで悪くない。演出やカーペットの小道具の拘りも悪趣味さが素晴らしい。ただ?な点が1つとラストの画面切り替えで吹いてしまった。
  • とても怖いと聞いていたので、期待していたのですが怖くはなかったです。けど俳優さんの演技が素晴らしかったので見る価値はある作品でした。
  • ホラーの金字塔と言われる作品なので観てみました。キューブリックの作品は好きな方なのですが、久々に観たせいか、少々時の流れを感じました。 画が怖いと言うことは個人的には無かったですが、この作品が後世に与えた撮影方法や当時の撮影技術等を知ってから観ると一段と面白みが沸くのかなとも思います。

密室心理劇「焼け石に水」

テイストは違ってしまいますが、密室心理劇ということで、フランソワ・オゾン監督の「焼け石に水」をオススメします。「より多く愛する者は敗者となる」1人のオジサマをめぐって、3人のゲイや性転換をした人などが出てくるのですが、登場人物も4人、映像も60年代のおしゃれで少し古びたアパートの一室のみ。くすっともできるし、愛の暴君、最終的にはとても切ない気持ちになってしまう「焼け石に水」。お時間があったら是非一度観て頂きたい作品の1つです。

参考URL
・youtube.com