ジェーン・ドゥの解剖のジャケット写真

検死官トミーと息子オースティンは、緊急の依頼を受け、3人が惨殺された家屋から裸で見つかった女性の検死を行う。だが解剖を進めるにつれ、怪現象が発生。遺体に隠されたある事実が判明する・・・

監督:アンドレ・ウーヴレダル、脚本:イアン・ゴールドバーグ リチャード・ナイン、出演:エミール・ハーシュ ブライアン・コックス オフィリア・ラヴィボンド

ここからネタバレ!閲覧にはご注意ください!

一家惨殺現場の地下室で発見された謎の遺体

バージニア州グランサムのとある家庭で起きた殺人事件現場検証シーンから映画は始まります。四人が惨殺されていた家の中は、血が飛び散り凄惨な状況でした。パーク保安官が呼ばれて地下室へ行くと、掘り起こされた地面から全裸の女性の上半身が見えていました。家主との関係はないようで身元は不明。バーク保安課はこの女性に『ジェーン・ドゥ』という名前を付けます。

ジェーンはバーク保安官によって、警察からの検死解剖を受けている検視官トミーと息子オースティンの元に運ばれます。保安官から「翌朝の記者会見のため今晩中に検死を終えてくれ」と頼まれたトミーとオースティンは、建物の地下にある解剖室で検死を開始します。ラジオからは嵐が来ているというニュースが流れていました。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=Hah9pRYCruk

不可解な謎の多いジェーン・ドゥの遺体

ジェーンは外傷や死後硬直もなく、目の濁り具合から死後数日といったところでした。しかし、外傷がないのに、両手足首の骨が粉々に砕され、舌がちぎられていたり、発見場所からはあるはずもない泥炭が付着していたりと不明な点が多く、トミーは首をかしげます。

そして外観的な調査が終わり、胸部を開いて内部を調べようとナイフを入れると、遺体からは出るはずのない大量の出血が起こります。その後も体内を調べていると、綺麗な外見とは真逆に内臓はボロボロだったことがわかりました。

そして検死中、2人しかいないはずなのに部屋の外で物音がするため、オースティンが様子を見に行くと、廊下の曲がり角に設置されていたミラーに不審な人影を見ます――が、すぐに消えてしまいます。

後を追ってきたトミーと「通風孔が怪しい」と調べてみると、飼ってた猫のスタンリーが死んでいました。トミーは併設してある火葬場で、スタンリーの遺体を火葬します。2人は解剖室に戻ると再び検死解剖を始めますが、ジェーンの胃の中からは花や布に包まれた歯など不可解なものが次々と見つかり、オースティンは何か不穏な空気を感じとり「逃げたほうがいい」と言いますが、トミーは謎の解明に夢中になっていました。

2人を襲う不可解な現象

ジェーンの開いた胸部から皮膚をはがすと、はがした皮膚の内側には魔法陣のようなものが沢山描かれていました。それを見た瞬間、室内の電球が全て爆発し暗闇に包まれます。オースティンは持っていたスマホの明かりで室内を照らすと、保管していた遺体がいくつか消えていました。そんな状況を観てトミーが「部屋から逃げよう」と提案します。

嵐が来ていた影響か、廊下も真っ暗でしたが、発電機が動いていたため予備灯がついたものの、地上へと出るエレベーターは動きませんでした。上り階段の先にあるドアから外に出ようとするも、扉の先に木が倒れていて外に出られません。

2人は事務所へ向かいます――この時、廊下で「何か」を見た2人は逃げるように事務所へ駆け込みます。トミーは固定電話から保安官事務所に助けを求めますが、会話中に電話が切れてしまいます。自分たち以外誰もいないはずなのに足音がするので、オースティンがドアと床の隙間から外を見ると、誰かの足が見え何者かが鍵のかかったドアを開けようとします。

が、音はすぐに止みました。2人はこの不可解な出来事はジェーンのせいだと結論を出します。2人は解剖室に行き、ジェーンの遺体を火葬場で燃やそうとしますが、この時なぜかドアが勝手に閉まり解剖室に閉じ込められてしまいます。パニックに陥りそうな状況の中、オースティンは室内にあったアルコールをジェーンにかけ、トミーが火を放ちましたが、遺体は焼けることなく綺麗な状態を保っていたのでした。

ジェーンの遺体は無傷のまま、州外の大学へと搬送される

2人はこの怪現象を止めるために、再びジェーンの体を調べ始めます。かろうじて動作した室内灯をつけ、脳細胞を調べるとなんと脳は活性化した状態で「ジェーンは動かないが生きている」ということに気づきます。そして先に遺体から取り出した布に描かれた言葉から、ジェーンが魔女狩りにあった魔女だということと、自分達に同じ苦しみを与えるのが目的だということを突き止めます。

トミーはジェーンに「自分は味方であること」、「息子を傷つけないでほしい」と言った瞬間、苦しみ始めます。何かの力によりトミーはジェーンと同じ怪我を負い、逆にジェーンの体の傷が癒えて目に生気が宿りはじめます。

トミーは苦しみオースティンに自分を殺すよう頼み、オースティンは迷いつつも、トミーにとどめを刺したのでした。すると室内の明かりがつき、外からバーク保安官の声が聞こえてきます。オースティンは廊下の先にあるエレベーターではなく、階段の上にあるドアを開けようとします。

ふと何かに気づき、一旦階段の下を見て振り返るとそこには死んだはずのトミーの姿が。驚いたオースティンは階段から落ち亡くなってしまいます。

その後バーク保安官が解剖室などの現場検証を行いますが、保管されていた遺体はきちんと安置されており、ラジオからは4日連続快晴という情報が流れてきます。ジェーンの遺体は解剖した形跡すらない綺麗な状態で、バージニアにあるコモンウェルス大学に運ばれていくところで映画は終わります。

ジェーン・ドゥの解剖の作品情報

ジェーン・ドゥの解剖のジャケット写真
レンタル開始日
2017/10/04
監督
アンドレ・ウーヴレダル
キャスト
エミール・ハーシュ ブライアン・コックス オフィリア・ラヴィボンド
上映時間
86分
GEOで購入!
ジェーン・ドゥの解剖のユーザ評価

評価数:564件
評価 :★★★☆☆(3.7/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • 音で驚かせるシーンが少なく、じわじわ異様な雰囲気が出てくる感じの見易いホラー映画な印象です。 ただ女性の裸やグロテスクなシーンがあるのでそれらが苦手な方はご注意を。
  • 死体が死体として動かぬまま、検死官の命を狙うというユニークなホラー映画。 2017年は昨年同様ホラーに恵まれていたけど、本作もその例外ではなく、とても豊かなホラー映画でした。 映画における死体は、大抵の場合当たり前だけど生きた人が演じているので、本来動いて当然なものが動かない、という違和感を抱かせ続けるのが面白いですね。 加えて検死官という仕事の、かつて生きていた人を生きている人が淡々と解剖し続ける違和感にも触れ、何処か人とズレているような検死官親子のキャラクターを掘り下げています。 二人はホラー映画らしからぬ存在で、いかなる脅威にも叫び声を上げたりせずただ目を見開いたりするだけであとは冷静にすべきことをこなすのが新鮮。
  • 軽い気持ちで借りたら半端なく怖かったです… 最初の辺りから魔女にありがちなことだと思っていたのでそこはやっぱりと思いましたが、ここまでバッドエンドだとは…不可思議で悲惨なことが起こる中で、原因だろう彼女がただただ動かずに美しいままそこにいるのが、こんなに恐ろしいと思いませんでした。

参考URL
・youtube.com