スラムドッグ$ミリオネアのジャケット写真

<簡単な解説>
過酷な人生を駆け抜けてきた少年が、チャンスを掴み取るため世界最大のクイズショーに出演する。インドの作家ヴィカス・スワラップの小説「ぼくと1ルピーの神様」を、「トレインスポッティング」「サンシャイン2057」のダニー・ボイルが監督。脚本は、「フル・モンティ」のサイモン・ビューフォイ。世界各国の映画祭で多くの賞に輝き、アカデミー賞でも作品賞をはじめ8部門を独占した。インド版「クイズ$ミリオネア」のMC役は、インド映画界では大スターのアニル・カプールが演じ、他の俳優もほとんど日本では無名だが、それゆえに圧倒的なリアリティを感じさせられる。インドでオール・ロケーションされたイギリス映画。

ここからネタバレ!閲覧にはご注意ください!

スラム街育ちのジャマール

スラム街育ちの18歳の青年ジャマール(デーヴ・パテール)は、警察で酷い拷問を受けていました。その理由は、ジャマールがインドで熱狂的な人気を誇る「クイズ$ミリオネア」の最終問題に残ったからです。「スラム街で育った無学な青年に答えがわかる訳がない。きっとインチキをしている」と、番組司会者のプレーム(アニル・カプール)に疑われ、警察に通報されたのです。

逆さに吊るされて電気ショックを与えられたり、水に顔を漬けられたりと痛めつけられながら尋問を受けますが、ジャマールは言います。「僕は答えを知っていた。」ここからジャマールの生い立ちが回想されていきます。

※冒頭の拷問シーンが惨い・・・インドの警察って、平気でこんなことするの?と驚いてしまいます。


出典:https://www.youtube.com/watch?v=-KBxb9sl6aI

ジャーマールの壮絶な生い立ち

ジャマールは兄サリーム(マドゥル・ミッタル)・母親の3人で、スラム街で生活していました。ある日宗教暴動が起き、母親はふたりの目の前で殺害されてしまいます。必死で逃げるジャマール兄弟の前に、ヒンドゥー教の神ラーマ神が姿を現します。その姿が目に焼き付いたジャマール、これが第3問目の答えでした。

そして暴動の最中に出会った少女ラティカ(フリーダ・ピントー)とともに、3人はゴミ集積所の近くで暮らし始めます。ジャマールのその頃のヒーローは、子どもたちに大人気映画「鎖」の主人公アミターブ・バッチャンでした。これが第1問目の答え、彼のヒーローの名前でした。

ある日ジャマールたちのところへ、親切そうな男が近づいてきて、彼らを施設に連れていかれました。男の名前はママン、孤児を集めて組織的な物乞いビジネスをしています。ママンは孤児たちに「クリシュナ神の歌」を教えます。そして歌の上手い少年の目を潰し、盲目の歌い手として金を稼ごうとしていました。

※回想シーンで出てくる、ジャマールたち子どもが可愛い!ボロボロでもエネルギッシュで無邪気、幼気な姿に抱きしめたくなります。

ラティカとの別れと再会

あやうく目を潰されそうになったジャマールでしたが、サリーム・ラティカとママンの追手から必死で逃げます。そして走る電車に飛び乗ったサリームとジャマール、しかしラティカは逃げ遅れママンの手に捕まってしまいます。

サリームとジャマールは電車の中で荒稼ぎをしながら、インドの世界遺産タージマハルにやってきました。そこで欧米の観光客相手に商売を始めます。順調に荒稼ぎし、生活も楽になっていきました。

しかしジャマールはラティカが忘れられず、兄サリームを説得してチョウパティに向かいます。そこでジャマールは、ママンの施設で盲目にされた少年に出会います。ジャマールが彼に100ドル札を手渡すと、彼はお金に描かれている人物を訪ねます。「ベンジャミン・フランクリン」。やっとのことでラティカの居場所を突き止めたジャマールたちは、彼女のいる売春宿に行きました。

※泥棒や詐欺、なんでもして生き抜くジャマールとサリーム、逞しいです。

ジャマールは答えを知っていた

ママンに見つかったサリームは、護衛の男から奪い取ったリボルバーで、ママンを撃ってしまいます。ママンのお金を奪い、ホテルに逃げ込んだジャマールとラティカは再会を喜びましたが、サリームがラティカを奪いジャマールを部屋から追い出してしまいました。「俺がボスだ。コルト45をぶっ放す。」

ひとりになったジャマールは、コールセンターでお茶汲みとして働き始めます。そので見た看板や風景の中に、第7問目の答えがありました。ある日、オペレーターと5分だけ交代したジャマールは、PCを使ってラティカと兄サリームを検索します。

そこで兄の携帯がヒット、早速ジャマールは兄の元を訪れます。兄サリームはママン殺害後、ムンバイ・マフィアのボス・ジャヴェドの手下になっていました。そして、ジャヴェドの家には愛人として囲われたラティカの姿がありました。

※回想シーンの中で、次々と解き明かされる「ジャマールが答えを知っていた」という事実。それを邪魔しようとする「クイズ・ミリオネア」の司会者プレームの姿は、醜いですね。

「君が見てると信じてた」

ラティカはTV番組「クイズ・ミリオネア」が好きで、欠かさず見ています。しかし帰宅したジャヴェドは、彼の好きなクリケットの試合にチャンネルを切り替えてしまいました。「テンドゥルカール、記録は出ず。」

一緒に逃げようと誘うジャマールに、ラティカは無理だと答えます。「毎日5時に駅で待つ。」そしてジャマールは、ラティカを救うために「クイズ・ミリオネア」に出場しました。

真相を知った警察はジャマールを開放し、最終問題を受けさせるためTV局に送り届けます。最終問題、ジャマールは答えがわかりません。そこで最後のライフライン・テレフォンを使いました。通話先・兄の携帯に出たのは、ラティカでした。

驚くジャマール、しかしラティカは答えを知らず、ジャマールは当てずっほうで答えます。それが見事正解し、ジャマールはミリオネアに。そして二人はついに再会できました。その頃、ラティカを逃がしたサリームは、惨殺されていました。「俺がしたことをどうか許してくれ。幸せになれ。」

※最期はハッピーエンドとなる「スラムドッグ$ミリオネア」。この映画の素晴らしさは、知識は日常の中にあり、それをしっかり身に付ければ誰でも幸運を手にするチャンスはあるというメッセージでしょうか。何事も諦めず前向きに生きる、ジャマールたちの生き様にも感動します。

スラムドッグ$ミリオネアの作品情報

スラムドッグ$ミリオネアのジャケット写真
レンタル開始日
2009/10/23
監督
ダニー・ボイル
キャスト
デーヴ・パテル(ジャマール・マリク) アニール・カプール(プレーム)
上映時間
120分
GEOで購入!
スラムドッグ$ミリオネアのユーザ評価

評価数:1061件
評価 :★★★☆☆(3.8/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • 10年以上前から絶対に観たい観なくちゃと思っていた作品。内容が重かったのとまだ10代だった自分にはまだ気持ちと体調と作品が合わずあきらめていましたが遂に観ました!あーもう心がネジくれてしまいます。生きるために学んだこと。泣けたって言って良いものかと考えさせられました。ちゃんとインドらしいラストのラストでしたがそれもよかった!でもこれイギリス映画なんです。
  • 今までの人生の中から答えが見つかる。何もない毎日なんてなくて、人生を生きていくヒントが毎日に隠されてるのかなと思えました。
  • 何でスラム育ちの少年がミリオネアで優勝できたのか、というのが順を追って解明されていきます。引き込まれる感じで、最後まで退屈しないで見れました。意外とラブストーリーも盛り込まれてて、主人公の一途さが本当にすごいと思いました。最後の展開にはトリハダがたちました!お兄さんも最後は良い人だとわかってよかった。デスティニーという言葉がすごく素敵に聞こえました。

参考URL
・youtube.com