チェンジリングのジャケット写真

1928年、ロザンゼルス。クリスティン・コリンズ(アンジェリーナ・ジョリー)は、9歳の息子ウォルター(ガトリン・グリフィス)を抱えたシングルマザー。彼女は息子の成長だけを生きがいに、日々を送っていた。だがある日突然、ウォルターが自宅から姿を消す。警察に捜査を依頼するクリスティン。そして5ヵ月後。警察からウォルター発見の朗報が。だが、クリスティンの前に現れた少年はウォルターではなかった。

監督:クリント・イーストウッド、脚本:J.マイケル・ストラジンスキー、音楽:クリント・イーストウッド、出演:アンジェリーナ・ジョリー ジョン・マルコヴィッチ ジェフリー・ドノヴァン

ここからネタバレ!閲覧にはご注意ください!

クリスティンの子・ウォルターが行方不明に

1928年のロサンゼルスで暮らしていたクリスティンとウォルターの親子。クリスティンはウォルターを妊娠中に夫に逃げられて以来、シングルマザーとして一人息子のウォルターを懸命に育てていました。ある日急な仕事が入ってクリスティンは出社することになりますが、戻ってくるとウォルターが忽然と姿を消していました。すぐに警察に相談するも、24時間経過しないと捜査できないと言われてしまいます。翌朝から捜査が始まりますが、ウォルターの足取りは一向につかめないままです。5ケ月後、ロス警察のジョーンズ警部へ「ウォルターが見つかった」という一報が入ります。すぐ会いに行ったクリスティンですが、そこにいたのはウォルターとは全く違う子供でした。ウォルターではないと主張しますが、ジョーンズ警部は受け入れず、子供を連れて帰るようにクリスティンに伝えます。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=QyTza5wNn6M

ウォルターとは違う子供だと確信するクリスティン

仕方がなく子供を家に連れ帰ったクリスティンですが、ウォルターにはない特徴をいくつか発見します――ウォルターより7cm低く、さらに割礼を受けていました(割礼とは男性器の先端の包皮を切除し、亀頭を露出させる宗教的な手術のこと)。

やはりウォルターではないと確信したクリスティンは、捜査を継続するようジョーンズ警部に頼み込みますが、聞き入れてもらえません。落ち込むクリスティンの元に現れた牧師は、ロス市警の不正を暴く活動を行っており、クリスティンに協力を申し出ます。

その後、ウォルターのかかりつけの歯科医に、子供の歯列を見てもらい、ウォルターとは異なることを証言してもらいます。学校の担任の教諭からも別の子供だという証言を獲得。証拠をそろえたクリスティンは記者会見を開き、ロス市警の不適切な対応を訴えます。しかし、それを見たジョーンズ警部は、精神が錯乱しているとしてクリスティンを精神病棟へ強制収容してしまうのでした。

誘拐殺人犯のゴードン・クラーク

収容された病棟には、同じように警察に逆らったために収容されてしまった多くの女性がいました。絶望に打ちひしがれそうになるクリスティンですが、一人の女性と知り合ったことで徐々に強い気持ちを持ち始めます。病棟の主治医は警察の捜査にミスがないことを認めればすぐにでもここから出してやると持ち掛けます。しかし事件の不正を糾弾する強い決心をしたクリスティンは、申し出を拒否。治療という名前の拷問を受けることになってしまいます。

一方、別の事件で警察に捕まった少年が思いもよらぬ告白をします。ゴードン・ノースコットという男が少年を何十人も誘拐して殺したと言うのです。警察が行方不明の少年たちの写真を見せると、その中にウォルターが含まれていたことが明らかになります。クリスティンは釈放されますが、ウォルターのことを知り崩れ落ちます。しかし、失うものはないと、警察と戦う決心をします。

生涯に渡りウォルターを探し続ける

牧師やその友人の弁護士の力を借りたクリスティンは警察を訴え、ジョーンズ警部は永久停職、本部長は解任という勝利をおさめます。ウォルターとされていた子供は、スターに憧れて家出をした少年と判明し、母親の元へと返されました。殺人犯のゴードンは死刑が確定し、刑務所まで来ればすべてを話すとクリスティンを誘います。しかし、クリスティンの前でゴードンは結局何も語ることはなく、その後処刑されます。

真相を知る殺人犯がこの世からいなくなることで、事件は闇の中かと思われました。しかしそれから数年が経ち、ウォルターとともに誘拐されていた少年が警察に保護されます。ウォルターとともに、ゴードンの元から逃げ出したのですが途中ではぐれてしまったとのことでした。本当はすぐに知らせるべきでしたが、怖くてできなかったようでした。それを聞いたクリスティンはウォルターはどこかで生きていると希望を持ち、生涯に渡ってウォルターを探し続けるのでした。

チェンジリングの作品情報

チェンジリングのジャケット写真
レンタル開始日
2009/07/17
監督
クリント・イーストウッド
キャスト
アンジェリーナ・ジョリー ジョン・マルコヴィッチ ジェフリー・ドノヴァン
上映時間
142分
GEOで購入!
チェンジリングのユーザ評価

評価数:1182件
評価 :★★★☆☆(3.7/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • 同じ年頃の子供がいる方には勧められない悲しい怖いところがありますが、作品はとても素晴らしいと思います。前半は酷い人ばかり登場して、主人公と共に絶望的な気分になりました。後半は爽快です。実話なので、辛さも残りますが…。
  • また観たくなり再鑑賞。 暗く重くでも魅入ってしまうこの感じを撮らせたら本当にイーストウッド天才!と思ってしまう。 あちらの文化なのか税金対策か知らないけど、よくA級役者が脚本や監督やるけど、役者上がりでこの人以外スゴイとか面白いとか思った事ないな。 基本映画はハーピーエンド至上主義だけど、イーストウッドはどこか救いもあるのが良い。
  • 実話とは思えないほど、思いたくないほどむねが痛む話です。 ただでさえ苦しんでる母親に追い打ちをかけるような仕打ちをした警察にも怒りを覚えましたが、その怒りより何より、やっぱり悲しさの方が心に残りました。 映画公開の年の80年近く前の事件とあって、登場人物はみんな実名らしいのですが、こんな事、あってはならないですね。

チェンジリング似たサスペンス「白い沈黙」もオススメ

チェンジリングと同じく、子供が誘拐されてしまうサスペンス「白い沈黙」。娘を誘拐された父親・母親の奮闘ぶりを描くサスペンスです。ライアン・レイノルズ演じる父親が娘のキャスを置いて車から出て、戻るとキャスがいません。わずか3分の間にいなくなってしまうのですが、目撃証言や証拠が何も出てきません。誘拐をきっかけに家族は崩壊。それから8年経ち、犯人からのメッセージが届くことから事件は再び動き始めます。娘キャスは生きているのか、誘拐事件の真相とは何か、その目で確かめてみてください。

白い沈黙の作品情報

白い沈黙のジャケット写真
レンタル開始日
2016/04/02
監督
アトム・エゴヤン
キャスト
ライアン・レイノルズ(マシュー・レイン) スコット・スピードマン(ジェフリー・コーンウォール)
上映時間
112分
GEOで購入!
白い沈黙のユーザ評価

評価数:858件
評価 :★★★☆☆(3.1/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • アトムエゴヤン監督にしてはスッキリした終わり方で良かった。それにしても犯人共は不快指数メーターを軽く振り切る異常者。
  • 面白い! 父親が良い! 最後迄諦めず、地味だけど 警察に疑われ、女房にも半分冷たくされ、 ほんの少し目を離しただけで…… その父親の黙々とした毎日と当てにならない警察にパンチをする用なクライマックス!家族を思う気持ち、揃ってこそ家族だ、と言う事を背中でかたる父親……良い映画でした。
  • アメリカ社会にはびこる、誘拐、監禁問題。どうしたらこういう悲劇をなくすことができるのか。

参考URL
・youtube.com