チームバチスタの栄光のジャケット写真

エリート手術チームの疑惑に、心療内科の女医と厚生労働省の役人がコンビを組んで解明に乗り出すコミカルなメディカル・サスペンス『チーム・バチスタの栄光』。原作は、第4回「このミステリーがすごい!」で大賞に輝いた同名小説で、作者は現役の医師である海堂尊。

監督:中村義洋、原作:海堂尊、脚本:斉藤ひろし 蒔田光治、音楽:佐藤直紀、出演:竹内結子(田口公子) 阿部寛(白鳥圭輔) 吉川晃司(桐生恭一) 池内博之(鳴海涼) 

ここからネタバレ!閲覧にはご注意ください!

チーム・バチスタの栄光に陰りが…

拡張型心筋症の最後の希望ともいえるバチスタ手術。その成功率は60%と言われる難手術を今まで100%クリアしてきた桐生率いる東城医大のチーム・バチスタ。ところが、機械出しの看護師が変わった頃から患者の死亡が立て続けに続く。事態を収拾するべく医院長の高階は、部下に調査を依頼する。

その調査をひょんなことから受ける羽目になった愁訴外来担当の医師・田口公子は、チーム・バチスタのメンバーひとりひとりに聞き取りをおこなうのだが…。

第一助手の垣谷雄次には、桐生がアメリカから来たことで助教授の席を奪われた経緯があり、第二助手の酒井利樹は垣谷の無能さを田口に告げる。

看護師の大友直美は、田口の質問にことえるどころか泣いてばかりで一向に調査ははかどらないまま。技師の羽場貴之や麻酔医の氷室氷室貢一郎にも怪しいところは見当たらない。悩んだ挙句、田口は一連の手術の失敗を不慮の事故として報告する。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=7LdCzfg_bmo

アクティブヒアリングで容疑者をあぶりだす白鳥

報告を終え、いつもの愁訴外来で常連患者の愚痴を聞いていた田口のもとへ厚生労働省の白鳥圭輔がやってくる。医院長の高階の依頼を受け、チーム・バチスタの再調査を始めるという。そして、白鳥は傍若無人な振る舞いでチームのひとりひとりに聞き取り調査をおこなうのだった。

その調査の中で気になる桐生と病理医・鳴海の関係。白鳥は、その疑問を解決するため桐生と鳴海がいたロサンジェルスの病院へと向かう。

そんな中で、バチスタ手術を予定していた患者の様態が急変。すぐに緊急手術がおこなわれることに…。ロサンジェルスから帰国した白鳥は、田口にその手術を止めるよう指示するのだが緊急を要する手術はおこなわれてしまう。そして、手術は順調に進み心臓の再鼓動を待つだけとなった時、患者の心臓が再び動くことはなかった。

そんな状況の中、空港から飛んできた白鳥は、すぐさまオートプシー・イメージングによる死亡原因の追究を提案する。院内の反対を受けながらも、強引に診断をすすめる白鳥。そんな中、患者が自分の目の前でなくなるさまを見ていた田口は、そのショックのあまり泣き崩れてしまう。

桐生と鳴海の知られざる過去

ロサンゼルスから帰国した白鳥は、桐生が鳴海の手首に傷を負わせた張本人だという情報を得えていた。鳴海は、そのために外科医の道を絶たれることになったのだ。恨みに思う鳴海の犯行説を唱える白鳥――しかし、田口は手術中に見せた二人の信頼関係を理由に白鳥の説を否定する。

はたして犯人は実在するのか、様々な憶測が田口と白鳥の脳裏を駆け巡る。

バチスタ手術の録画映像が示す桐生の秘密

バチスタ手術が行われた際の映像を病院に泊まり込みでチェックする白鳥。そんな様子を見かけた田口もまた映像を見返してみる。そして、あることに気づいた二人は桐生、鳴海、高階医院長とともに再び映像をチェックすることに。

手術のケース画像を次々に映し出す田口。映像を比較しながら、看護師が変わったことで手際が悪くなったことを指摘する桐生と鳴海。

と、その時、今まで移されていたモニターが切れる。映像が映っていないことを田口に告げる桐生。しかし、高階と鳴海は、桐生を怪訝な目で見つめる――なぜなら、映像は桐生の眼下にあるテレビモニターに映し出されていたのだ。

そう、桐生の目はすでに視界が狭くなっている状態だった。患者を助けたいがために、鳴海の目を借り手術を続けてきた桐生。

桐生の腕を使って、自らの外科医としての夢をかなえていた鳴海。本当のチーム・バチスタは、それぞれの欠陥を補い合いながら続けられていたチームであった。

はたして最後の手術は成功するのか

桐生の目のことを知ったチーム・バチスタのメンバーは、桐生のサポートを受け患者のために垣谷を執刀医として再スタートをきる。桐生程の手際とは言えないまでも、着実に手術を進めていく垣谷。すべての手術が終わり、後は再鼓動を待つばかりという時になってなかなか再鼓動が来ない。不安になるチーム・バチスタのメンバーたち。と、その時、わずかに鼓動が再会し手術の成功を告げるのだった。

オートプシー・イメージングで暴かれた真実

垣谷の初めてのバチスタ手術は成功し、誰もが安堵の表情を浮かべていた。しかし、そんな状況の中、白鳥があらわれる。そして、オートプシー・イメージングでとった患者の画像を持ち出し、死因について語り始めるのだった。

死因は、なんと脳に圧力がかかったことが原因だった。麻酔準備のためのカテーテルから麻酔薬を直接注入したことによる脳圧の上昇が死因だったのだ。

となると犯人は1人しかいない――麻酔医の氷室だ。毎日を忙しく送る彼にとって、バチスタ手術の失敗でチームメンバーが動転することが唯一の娯楽となっていた。患者の死を娯楽と言いのける氷室に、白鳥は「こいつは人間じゃない」と吐き捨てた…。

チーム・バチスタの栄光の作品情報

チーム・バチスタの栄光のジャケット写真
レンタル開始日
2008/08/08
監督
中村義洋
キャスト
竹内結子(田口公子) 阿部寛(白鳥圭輔) 吉川晃司(桐生恭一)
上映時間
118分
GEOで購入!
チーム・バチスタの栄光のユーザ評価

評価数:673件
評価 :★★★☆☆(3.7/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • ドラマ版での妙な暑苦しさとは違って、前半はのほほんと過ぎてゆくのですが、阿部寛さん扮する白鳥が出てきたところで、空気が変わった気がしました。 医療ミステリーですが、何故かこの人のお顔が映るとコメディーっぽくなるのです。本人いたって真面目に演技されているのですが・・・面白いオチを期待してしまうのは他の俳優さん達と違って台詞のテンポがやけにいいからでしょうか?それとももうコメディーといえば阿部ちゃん!という脳内法則ができあがってしまっているからでしょうか? 竹内さんはいつも感情を押し殺して演技されているように見え、一歩間違えば「台詞棒読み」と感じるのですが、この心療内科医の役はかえってそれが良かったです。ハマリ役かもしれません。
  • 良く出来たサスペンス・コメディで、映画としてまとまりが良く、TVドラマとの比較が全く問題とならないと思った。 特に探偵役の二人の凸凹ぶりが際立っていたし、チーム7人のキャラも冒頭できっちり説明されていて解り易い。 ただ、蛇足的なシーンが気になった。例えば、ソフトボールのシーンとか、小声のロックのシーンも患者の過去のフラッシュ程度の挿入で良かったかな・・・と思える。 その割に「バチスタ手術」における医者達の緊張感の表現や、上層部の人間関係などは、意外とサラっとしていたような気がする。
  • 心臓手術中のために一度とめた心臓が、再鼓動しない謎の解明に挑みます。これを見ると病院にいくのが怖くなりますね。外科手術モノですので手術シーンもでてきますが、全般的に笑い要素をちりばめてますので、割と気楽にみられるかなと思います

参考URL
・youtube.com