ディパーテッドのジャケット写真

香港映画「インファナル・アフェア」をハリウッドでリメイクした犯罪ドラマ。警察に潜入したマフィアと、マフィアに潜入した覆面捜査官、対照的な立場にある2人の男の運命を描く。出演は「アビエイター」のレオナルド・ディカプリオと「ボーン・スプレマシー」のマット・デイモン。2006年アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚色賞、編集賞の4部門を受賞。

監督:マーティン・スコセッシ、音楽:ハワード・ショア、出演:レオナルド・ディカプリオ(Billy) マット・デイモン(Colin) 

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2人の警官

イタリアンマフィアとアイリッシュギャングがしのぎを削る街、ボストン。そこで育った二人の若者、コリン・サリバンとビリー・コスティガンは、共に州警察に入ります。しかし彼らの背負った人生は全く違ったものでした。小さいころからコリンの面倒を見て来たのは、アイリッシュギャングのリーダーであるフランク・コステロ。

コリンは彼の利益のため、スパイとして警察に潜り込んだのです。一方のビリーは親せきのほとんどがヤクザながら、北部の裕福な街で育ったという経歴がありました。そんな二面性と頭脳明晰な点を見込まれ、ビリーは特別捜査班のクイーナンとディグナムに潜入捜査官としてスカウトされます。その目的は、フランク・コステロを潰すこと。ビリーは警官の身分を捨てて一旦犯罪者となり、ギャングの根城である南部地区に潜入するのでした。

反対にコリンは順調に出世し、犯罪組織を取り締まる特別捜査課(SIU)に配属されます。さらに美しい精神科医のマドリンとも付き合い始め、まさに順風満帆。逆にビリーは、命を危険にさらしつつフランクに近づき、その右腕であるフレンチの下で働き始めていました。しかし、フランクやフレンチのやり口は冷酷そのもの。あまりに過酷な日常に、ビリーは徐々に神経をすり減らしていくのでした。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=iojhqm0JTW4

二匹のネズミ

一方のコリンは、SIU内でも出世街道を進んでいきます。独自の班を率いてギャングを追う振りをしつつ、片方ではフランクのために情報を流す毎日。そのうちSIU内にフランクのネズミ(スパイ)がいるとの噂が立ち始めますが、コリンが疑われる様子はみじんもありません。

方やビリーは、ギリギリの毎日にすでにグロッキー寸前。精神安定剤に頼って何とか乗り切る日々で、カウンセリングに訪れた先でも医師と衝突してしまいます。その担当医は、奇しくもあのマドリンでした。

しかしビリーとマドリンは、互いに何かひかれあうものを感じます。そんなある日、突然SIUの動きがあわただしくなります。ビリーからの情報で、フランク一味が盗んだコンピューターチップを売り捌こうとする動きをつかみ、逮捕に動いたのです。

SIUのトップであるエーラビーは、情報流出を恐れて秘密裡に準備を進めていました。コリンは一瞬慌てますが、気付かれないようフランクに連絡。フランクはしっぽをつかまれないよう狡猾に動き、とうとうSIUを出し抜いてしまいます。

とは言え、フランクにとって覆面警官の存在は目ざわりでした。コリンに覆面の正体を探れと圧力をかけますが、ビリーのことを知るのはクイーナンとディグナムの二人だけ。そこでコリンは、フランクに部下の本名と社会保障番号を集めるよう頼みます。そこから警察のデータベースに当たり、覆面の正体を探ろうと考えたのでした。一方ビリーはシノギの最中、ある重大な情報をつかみます。それは、フランクがFBIに情報を流しているという噂でした。

封筒の行方

そんな中、何とコリンはエーラビーの指示で、SIU内のスパイ探索の任務を負うことになります。一方フレンチから呼び出しを受けたビリーは、仲間と共に身許情報を出せと迫られていました。ネズミをあぶりだそうとする動きに気付いたビリーは、それらが入った封筒の行方を追うことにします。その先に、フランクのスパイがいるはずでした。

映画館でフランクと落ち合ったスパイが、封筒を受け取って出ていくと、すぐに後を追うビリー。しかしもう少しで逮捕というところで、間一髪逃げられてしまいます。コリンとビリーは、互いに自分への包囲網が狭まりつつあるのを感じていました。ほんのちょっとのミスで、どちらにも破滅が降りかかってきます。しかもフランクは、殺人を屁とも思わないサイコパス。ビリーはもちろん、コリンも崖っぷちに追い込まれていました。

ともかく後のないコリンは、クイーナンに尾行をつけて覆面を特定しようと考えます。案の定クイーナンは、ビリーからの連絡でとあるビルの屋上へ移動します。その様子を見たコリンは早速フランクに連絡し、場所を指示。駆け付けた手下がビリーとクイーナンに迫る中、ビリーは非常階段で脱出します。一方、クイーナンは彼らに捕まり、ビルから突き落とされてしまうのでした…。

ネズミたちの最後

さらに、クイーナンに尾行をつけたことに激昂したディグナムはコリンと衝突。勢いで警察を辞職してしまいます。孤立無援となったビリーの元に、コリンからの電話が。出頭するよう要請するコリンに対し、ビリーは無言で電話を切ります。一方のコリンは、クイーナンのファイルからフランクがFBIのネズミであることを知り、彼への忠誠心が急激に揺らぎ始めていました。

そんな中、フランク一味は大規模なドラッグ取引に動き出します。ビリーからの連絡でSIUも出動。コリンはフランクを裏切り、一旦安全と思わせておいて、一気に一味を包囲します。壮絶な銃撃戦の末、手傷を追ったフランクはコリンによって射殺。事件は解決し、ついにビリーもSIUへ出頭。コリンに自分のデータのパスワードを伝え、身分の復活を頼みますが、その時デスク上のある物が目に入ります。それは紛れもなく、ギャングたちの情報が入れられたあの封筒でした。

ビリーは黙ってその場から姿を消し、マドリンにある手紙を託すとコリン宛に1枚のCD-ROMを送りつけます。それはフランクが万一のために録音した、コリンとの会話記録でした。フランクはビリーを信用し、彼の死後CDが渡るよう手配していたのです。

ビリーはクイーナンが死んだビルにコリンを呼びつけると、彼を拘束。しかしエレベーターで階下へ降りたビリーを待っていたのは、一発の銃弾でした。撃ったのはフランクが警察に送り込んだもう一人のネズミです。頭を撃ち抜かれたビリーは即死。コリンは素早くその男を撃ち殺すと、後は全て、自分に都合の良いシナリオに書き換えてしまいます。

しかし、ビリーの手紙で真実を知ったマドリンとは絶縁。そして結局、彼自身も最後はディグナムの銃弾に倒れ、帰らぬ人(ディパーテッド)となるのでした。

ディパーテッドの作品情報

ディパーテッドのジャケット写真
レンタル開始日
2007/06/08
監督
マーティン・スコセッシ
キャスト
レオナルド・ディカプリオ(Billy) マット・デイモン(Colin) ジャック・ニコルソン(Costello)
上映時間
151分
GEOで購入!
ディパーテッドのユーザ評価

評価数:1537件
評価 :★★★☆☆(3.7/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • レオナルド・ディカプリオとマット・デイモンの共演は初だと思う。ギャングに潜入した警官のディカプリオと、警察に潜入したギャングのデイモンの駆け引きという、スリリングでけっこう面白かったけど、顔もキャラも役どころも似てるからゴッチャになりそう。ジャック・ニコルソンも久し振りに見れて懐かしかった。ヒロインは『死霊館』で神秘的な霊媒師だったヴェラ・ファーミガで、スラブ系の美人だけに若い頃もすごい美人だった
  • わかりやすい展開で面白い。配役がまたイイ。ディカプリオが好きなら、是非観ておくべき。って言うか、有名な作品だと思うんでいろいろランキングに入ってるか!
  • 役者さん達も豪華で演技も素晴らしい。コレも定期的に観たくなる映画だと思います。 リメイク?とは思えないほど。いつ観ても飽きず、終了までドキドキハラハラ…ついついDVDを購入したくなります。

参考URL
・youtube.com