デトロイト・メタル・シティのジャケット写真

お洒落なポップミュージシャンを目指しながらも、デスメタルバンドのボーカリストとしてデビューしてしまった青年の苦悩と成長を描く音楽コメディ。「ヤングアニマル」に連載されているカリスマ的な人気コミックを映画化。主演は、「人のセックスを笑うな」「L change the worLd」の松山ケンイチが、夢と現実の間で悩む根岸とカリスマ的なクラウザーの二役に挑む。

ここからネタバレ!閲覧にはご注意ください!

スタッフ・キャスト

監督:李闘士男
原作:若杉公徳
脚本:大森美香
音楽:服部隆之
出演:松山ケンイチ 加藤ローサ 秋山竜次

人気メタルバンドの真実

主人公・崇一はカヒミ・カリィが大好きなフレンチポップ好きの少年です。おしゃれなミュージシャンを目指して上京したはずなのですが、彼の類まれなる才能はフレンチポップの世界にありませんでした。彼はミュージシャンを目指して事務所へ所属したのですが、そこの社長は彼をヘビーメタルバンドのボーカルに任命します。

どSな女社長に逆らうこともできず、ヘビーメタルバンドのボーカルとして活動を開始した崇一。しかし皮肉にも、彼の才能はヘビメタの世界にありました。過激すぎる歌詞と音楽性はヘビメタファンの心を捉え、崇一の想いとは裏腹に、彼はヘビメタ界のスターへと君臨します。

※素顔の崇一は、かなりヘニャヘニャな甘ったるいキャラクターなのですが、一度ヘビメタを歌い始めるとその才能が開花する、そのギャップがとても笑えます。どS女社長に逆らえず、なのにバンド活動をすると途端に世界に入り込んでしまう崇一に注目です。


出典:https://www.youtube.com/watch?v=DYt8dvbuk2s

音楽性に悩む彼の前に現れる女性

自分が目指している音楽とは180度も違う世界観の楽曲で成功していることに崇一は悩み続けます。自分の想いと裏腹に、一段と過激な歌詞をシャウトする自分自身にも悩みまくる崇一。

そんな中、彼は大学時代の彼女である由利に出会います。由利と過ごしていた時間は、自分が本当にやりたいおしゃれでポップな世界そのものでした。彼女と再会し、彼女とまた交際したいと思う崇一。ですが一つ難題がありました。それは由利がデスメタルが大っ嫌いなことです。

世の中で名を上げている自分は、デスメタルを歌うバンドのボーカルです(自分の意志ではないものの……)。そこで、崇一は由利に、自分の今の姿を隠すことにします。

※可愛らしい由利に「デスメタルは嫌い」と言われ、慌てふためく崇一が笑えます。必死になって自分の現在の姿を隠そうとする崇一ですが、デスメタル界では人気の高い崇一は、行く先々で自身のヘビメタバンドの音楽やCDに遭遇してしまいます。必死に話を合わせる崇一に注目です。

自信を喪失した崇一は・・・

由利の仕事は雑誌の編集者。たまたま彼女がデザイナーと仲良くしている姿を見て、崇一は落ち込んでしまいます。「自分が本来いたかった居場所は、今、彼女がいるおしゃれでポップな世界だったはずなのに……」。

加えて、大学時代の後輩がポップミュージシャンとしてデビューします。それに反して自分は何をしているんだと落ち込み続ける崇一は、とうとう地元へ帰ってしまいました。地元に帰った崇一を待っていたのは、牧畜を営む家族の姿でした。

※ヘビメタにもおしゃれポップにも程遠い、自然豊かな環境で、自信を失ったまま過ごす崇一の姿には悲しいものがあります。また由利の周りにいるデザイナーや後輩のポップミュージシャンの雰囲気が、絶妙にイラっときて笑えます。悶々とする崇一と余裕綽々なデザイナーや後輩の姿のギャップがとても面白いです。

彼を立ち直らせたものとは?

実家で過ごす崇一。一方ヘビメタ界隈では、ヘビメタの帝王と評されるジャック・イル・ダークが、引退ワールドツアーと題して各国のメタルバンドと対バンしていることが話題になっていました。

崇一のバンドも、日本代表として選ばれますが、そのことを知らされても崇一はまったく実家から出ようとしません。そうこうするうりに、崇一の実家にファンから大量の手紙が届きます。相変わらず好きな音楽のジャンルではないヘビメタですが、ファンからの想いに答えようと崇一は心に思います。

崇一は東京へ戻り、見事ジャック・イル・ダークとの対バンを終えます。ところが、とうとう由利に自身の正体がバレてしまいます。。。が、由利は崇一のことを受け入れます。崇一がヘビメタバンドを続けていくことを決心して、映画は終わります。

※途中、崇一はヘビメタ嫌いな由利が嫌がりそうな行為をバンド演奏中にがっつり行いますが(笑)、それでも彼の真剣な様子を知り、崇一のバンドに理解を示す由利に感動します。相変わらずヘビメタが好きな訳ではない崇一の、一皮向けたラストのバンド演奏は必見です。

デトロイト・メタル・シティの作品情報

デトロイト・メタル・シティのジャケット写真

レンタル開始日
2009/02/13
監督
李闘士男
キャスト
松山ケンイチ 加藤ローサ 秋山竜次 細田よしひこ
上映時間
104分
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デトロイト・メタル・シティのユーザ評価

評価数:1101件
評価 :★★★★☆(4.0/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • タイトルや表紙だけだったら、絶対見ようと思わなかったけど、たまたま無料でコミックをネットで読んだら面白かったので、映画見ました。松ケンがいい演技してた(笑) 松雪泰子が役に合ってないような、でもインパクトあるような(笑)

    何見ようか迷ったら一度手にとってみてもいいと思います。

  • デスメタルとスウィートポップス。全然ジャンルの違う音楽の間を右往左往する松山ケンイチ君のギャップっぷりが面白い。そして松雪泰子さんのメタル嬢の成りきりぶりにはビックリ‼ あとジーン・シモンズ、マーティー・フリードマン、ジェレミー・コルソンの演奏シーンがありましたが、もっと観ていたかった♪ 一見クレイジーなコメディですが、ひょっこり良い話も組み込まれていたり、甘~い恋愛があったり、ホッコリしながら元気になれる作品でした。劇中で流れる音楽もスゴく良かった♪
  • テンポも良く大変面白かったです。
    一言で言えばラブコメディになるのかな?

    主演の松山君もいいのですが脇を固める加藤ローサが
    またいいですね。恋する乙女心が伝わってきます。
    特に最高なのが松雪さんの捨て身の演技ですね、パンツ
    丸見えです。笑い方も大昔に演じていた白鳥麗子の笑い
    方が復活しています。

    個人的には本編に出てくる『僕の恋人』という歌が好き
    ですね。力まずに見られる作品です。

参考URL
・youtube.com