ナミヤ雑貨店の奇蹟のジャケット写真

直木賞作家・東野圭吾のベストセラー小説を「彼女の人生は間違いじゃない」の廣木隆一監督のもと映画化。以前ナミヤ雑貨店があった廃屋に忍び込んだ敦也たち。32年前に書かれた悩み相談の手紙が届き、彼らは戸惑いつつ当時の店主に代わり返事をしたためる。不思議な手紙のやり取りをする敦也を「暗殺教室」シリーズの山田涼介が、ナミヤ雑貨店の店主だった浪矢雄治を2008年に紫綬褒章を受章した西田敏行が演じるほか、「いつまた、君と ~何日君再来~」の尾野真千子、「武曲 MUKOKU」の村上虹郎らが出演、時代を超えてつながる思いを紡いでいく。

ここからネタバレ!閲覧にはご注意ください!

スタッフ・キャスト

監督:廣木隆一
原作:東野圭吾
キャスト:山田涼介 村上虹郎 寛一郎

空き巣をした3人の青年、「ナミヤ雑貨店」にたどり着く

裕福な起業家の家を襲った3人の青年。彼らは児童養護施設育ちで、頼りもなく悪行にも身を染めるチームでした。そんな彼らは逃げ道で車を故障させて空き家になっている「ナミヤ雑貨店」にたどり着きます。

しばらく身をひそめる予定でしたが、ポストに相談の手紙が届きました。「ナミヤ雑貨店」は手紙の相談を受ける仕事をしていたようです。

3人は手紙に対して返信を書いて投函しました。すると、すぐさま返信が来ます。やりとりで彼らは、ポストを通じて「ナミヤ雑貨店」は過去と繋がっていることに気が付きます。1人目の相談者の内容に対して、過去を既に知っている3人は的確なアドバイスを送り、結果として1人目は彼らに感謝の気持ちを述べました。

すると、すぐに2人目の手紙が届きます。3人は手紙の返信に没頭しはじめました。


出典:https://www.youtube.com/watch?v=1J7qAfTODVA

手紙を通じて過去とつながる3人

2人目の相談者はミュージシャンになりたい男性で、彼の夢に対して手紙を通じて叱咤激励する3人。無事にミュージシャンになった彼は児童養護施設でライブを行いますが、不運にも火事に見舞われ、子どもの命を救うのと引き換えに亡くなります。彼の遺志を継いだ児童養護施設育ちの少女は、やがてミュージシャンとなり、彼の遺した曲を発表するのでした。

そして、「ナミヤ雑貨店」が何故このような相談窓口をしているのかが、過去の店主と息子の物語を通じて描かれます。店主は余命わずかとわかった折に、息子に「相談者たちにその後幸せになれたのかどうかを、私の三十三回忌の時に尋ねてほしい」と願いました。その願いを叶える夜が、まさに3人が偶然ナミヤ雑貨店に入った日だったのです。

相談者たちの物語と3人の関係性

三十三回忌という奇跡の夜を通じて時が止まったナミヤ雑貨店。3人の元に、また別の相談が届きます。その相談には、貧困のあまり水商売を始めようとしている女性の苦しみが書かれていました。3人は水商売に手をつけなくても良いよう、その後の経済状況をふまえた上でのビジネスプランを書いて送ります。

女性はその手紙に従ったおかげで成功し、なおかつ自分が過去に世話になった児童養護施設が悪の手に染まってしまわないよう、自身のキャリアを活かそうとしていました。彼女は「成功したのはナミヤ雑貨店の手紙のおかげ」と、感謝の手紙をしたためますが、家に空き巣が入ります。そう、彼女は3人が押し入った家の主だったのです。

全てがつながり、ナミヤ雑貨店の奇蹟は幕を閉じる

女性がナミヤ雑貨店に届けようとした手紙もろとも盗んでしまったことを知った3人は、悔い改め、自首することを決めます。彼らは、手紙のやりとりを通じて多くの悩みを解決すると同時に、自分たちの人生についても考えていました。

ナミヤ雑貨店を後にする3人に、ある手紙の返信が来ます。それは、彼らがはじめに手紙のシステムを理解するために投函した白紙の手紙に対する、ナミヤ雑貨店の店主からの返信でした。何も描かれていない手紙は、つまりこれから何でも書けるということだ、と店主の言葉が綴られています。

悩み多き人生も必ず開ける、というエールを感じる返信でした。彼らはその言葉をしっかりと受け止め、新たな人生を歩み始めるのでした。

ナミヤ雑貨店の奇蹟の作品情報

ナミヤ雑貨店の奇蹟のジャケット写真

公開日
2017/09/23
監督
廣木隆一
キャスト
山田涼介(敦也) 西田敏行(浪矢雄治) 尾野真千子(田村晴美)
上映時間
129分
さらに詳しく見る>
ナミヤ雑貨店の奇蹟のユーザ評価

評価数:449件
評価 :★★★☆☆(3.8/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • どう生きるか、足跡を残せるか、それは自分で決められる。自分は後悔の無いように生きて死ねるのかな。とか、誰かの役にたてるかな。とか色々考えさせられました。西田敏行さんの演技が素晴らしいです!
    時代が往き来するのが少しややこしく感じました。中盤に盛り上がり終盤には落ち着いてしまい、終わったときには「…うん」という感じです。全体的にはいい映画でした。
  • 相関図の線が、ぐちゃぐちゃになるほどストーリーや登場人物が複雑です。人と人の繋がりは未来も変えるほど大切な物だと改めておもいました。
  • 物語の終盤に近づくにつれ、点と点が繋がって線になっていきます。東野圭吾さんが紡ぎ出す物語は流石ですね。

『白夜行』もオススメ!

過去と現在が繋がる中で描かれる感動のストーリーが話題を呼んだ『ナミヤ雑貨店の奇蹟』は、大人気作家東野圭吾が原作を書いた作品です。登場人物の繋がりが明らかにされていくプロットの旨さは脱帽ですね。心温まる作品というだけでなく、何度も観たくなるところが魅力的です。『白夜行』はサスペンスですが、こちらも複雑なストーリーに引き込まれていく作りになっています。主人公についての描写が少ないにもかかわらず、周囲の人々が浮き彫りにしていく作りが見事です。同じ原作作家による一味違った『白夜行』もぜひチェックしてみてくださいね。

白夜行の作品情報

白夜行のジャケット写真

レンタル開始日
2011/07/20
監督
深川栄洋
キャスト
堀北真希 高良健吾 姜暢雄
上映時間
149分
さらに詳しく見る>
白夜行のユーザ評価

評価数:1768件
評価 :★★★☆☆(3.3/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • 終始一貫して2人の気持ちが分からないところが素晴らしいかったです。刑事さんと同じく全く何を考えているのか、わからない、わからせてほしい!もっと語ってくれ!助けてやってくれ!という気持ちに嫌をなしになりました。もうラストは涙せずにはいられませんでした。
    ちなみに堀北真希さんの配役はピッタリだと思いました。素晴らしい映画です。
  • ドラマ版も見ましたが映画版のほうが断然面白かったです。心の迷いがない冷たい表情の堀北真希が好きです。

参考URL
・youtube.com