フライトプランのジャケット写真

ベルリン空港。突然の夫の事故死という深い喪失感を抱えた女性航空機設計士のカイル(ジョディ・フォスター)は、6歳になる娘ジュリア(マーリーン・ローストン)と共に、夫の棺を乗せた旅客機に乗りこむ。それは皮肉にも、カイルが設計した最新鋭の航空機だった・・・

監督:ロベルト・シュヴェンケ、脚本:ビリー・レイ ピーター・A.ダウリング、音楽:ジェームズ・ホーナー、出演:ジョディ・フォスター(カイル・プラット) ショーン・ビーン(リッチ機長)

ここからネタバレ!閲覧にはご注意ください!

傷心からの旅立ち

航空機の設計士のカイルは、夫と6歳の娘ジュリアと仕事でベルリンに来ていました。しかし、飛行機は完成しましたが、住んでいたアパートの屋上から夫が転落し、亡くなってしまったのです。自分が夫を死にやったのではないかと悩み、医者からは精神安定剤も処方されるほど傷心したカイル。自殺か他殺かもわからないまま、悲しみの中カイルは仕事を辞め、一人娘のジュリアを連れ夫の棺と共に、飛行機でニューヨークに帰国することにしました。

近くには、騒がしい家族がいて、乗客の目はその家族に向いています。ジュリアを席に座らせたカイルは、「目覚めたらニューヨークよ」と言うと、ジュリアは窓にハートの模様を書いてカイルを楽しませました。

離陸後、居眠りをしてしまったカイルが目を覚ますと、隣にいたはずのジュリアがいなくなっていることに気づきます。カイルは、機内を必死に探しましたが、誰もジュリアも見た人はいないどころか、搭乗記録にジュリアの名前すら載っていなかったのです。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=HX672QhwEoo

忽然と消えた娘ジュリア

カイルは、ジュリアが片時も話さないクマのぬいぐるみが残されたままであることを不審に想い、娘が自分の意志で移動していないことを確信します。カイルはキャビンアテンダント(CA)のフィオナに娘を探すよう頼みますが、フィオナは1キロメートル上空からいなくなるわけがないと言いつつも、夜中で眠っている乗客も多い中、アナウンスで呼びかけました。

また、飛び立ったベルリン空港にも問い合わせましたが、やはりジュリアが搭乗した記録はなく、カイルのポケットにあったジュリアの乗車券も荷物もありません。ついには機長も呼び出したカイルに、航空保安官のカーソンが声を掛けます。カーソンはカイルの近くに座っていましたが、ジュリアを見た記憶はないといいます。

しかし、カイルが余りにも騒いでいるため、機長がキャビンアテンダントに貨物室や機械室の隅々まで探させましたが、ジュリアの姿はどこにも見当たらなかったのです。忽然と消えたジュリア、機長はカイルの夫が亡くなった病院に問い合わせ、ジュリアも亡くなっていたことを知り、カイルにお嬢さんは亡くなったと言い聞かせました。

暴走するジュリアに周囲は…

カイルが騒いでいると乗客にも迷惑がかかるということで、CAやカーソンたちで機内で捜索を続けます。それでもジュリアの姿は見当たりません。するとカイルは、アラブ系の男ふたりに目をつけます。どこかで見たことがある…カイルは、このふたりの男を疑い始めましたが、男たちはアラブ人への嫌がらせだと激怒。

前夜、アパートにいた時娘の部屋をのぞいている人影があったというカイルでしたが、カーソンは誘拐するならアパートで出来ると反論します。機長は、このままでは安全な飛行に支障が出るとの決断をし、カイルに手錠を掛け席に拘束したのです。同情の目が向けられたカイルに、セラピストの女性が声を掛け、人は耐え難い現実から逃れるため妄想に走ってしまうとの事がを聞き、もしかしたらジュリアは、本当に死んだのかもしれないと思ってしまいます。

しかし、窓に娘の書いたハートマークが残っていたことから、カイルは現実にジュリアが存在していたことを確信しました。そして、誰も信じてくれないのなら、自らジュリアを探す決心をしたのです。

誘拐犯は意外な人物だった…

カイルは、カーソンにトイレに行きたい旨を伝え、トイレの前で手錠を外してもらいます。そして、トイレの天井に入り込み、配線をいじって酸素マスクを落とし、飛行機が危ないと思い込ませてパニックを起こして時間稼ぎをしました。

その間に、貨物室にいき夫の棺を確認。棺がひとつだったことから、ジュリアは死んでいないことを確信します。そして再びカイルは、カーソンの手錠を掛けられ、CAのステファニーが見張り役に立てられました。あまりにもカイルが騒ぎ立てるため、機長はニューファンドランドへの緊急着陸を決めます。それを聞いたカーソンは貨物室へ向かい、カイルの夫の棺から爆薬を取り出し、飛行機の先頭部分に爆薬を設置。そこには、眠ったままのジュリアの姿もありました。

実は、すべての黒幕はカーゾンで、CAのステファニーと共謀し、ハイジャック事件を起こそうとしていたのです。カーソンは、機長の元へ行き「カイルはハイジャック犯で、5千万ドルと逃亡用の飛行機を用意しろと脅している」と耳打ちします。カーソンは、カイルを飛行機ハイジャックの犯人に仕立てようとしていたのです。

母の執念でジュリアを救出!

事態を受けて、飛行機はニューファンドランド空港に着陸し、乗客たちが下ろされます。次に、CAたちも降りようとしましたが、飛行機に近づかずに待機するFBIを見てカイルは異変を感じました。

そして、カイルは「機長、あなたは降りないで」といいます。すると、カイルをハイジャック犯だと思い込んでいる機長は「あなたには逆らえない」といいます。この言葉にさらに違和感を感じたカイルは「カーソンこそが今回の事件の黒幕である」ことに気づき始めます。

そして、カイルはタラップを降りようとするカーソンを引き止め、カーソンの銃を機長に渡すよう命じます。そして機長を下ろすと、カイルは消火器でカーソンを殴り拘束し、急いで娘を探しに機内を探し廻りました。

そして、カーソンの口から「夫は事故ではなくカーソンに突き落とされて亡くなったこと」、「爆薬を持ち込むためX線検査をされない棺が必要だったこと」、「飛行機に詳しいカイルを犯人に仕立てること」――すべてが彼の計画だったことを知ります。

そして、飛行機の先首部分でジュリアを見つけたカイルは、追ってきたカーソンを機械室に閉じ込めると、爆薬のスイッチを押して爆破します。娘を抱えて飛行機から降りてきたカイルを見た乗客たちは驚き、機長はカイルに対し疑ってかかったことを詫びたのです。

フライトプランの作品情報

フライトプランのジャケット写真
レンタル開始日
2006/05/24
監督
ロベルト・シュヴェンケ
キャスト
ジョディ・フォスター(カイル・プラット) ショーン・ビーン(リッチ機長)
上映時間
98分
GEOで購入!
フライトプランのユーザ評価

評価数:615件
評価 :★★★☆☆(3.6/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • サスペンス好きなら大方序盤〜中盤で犯人がわかってしまうと思うし、オチもアメリカ映画らしい内容。でもシンプルで起承転結がはっきりしてるから、さくっと観れて良い
  • ジョディ・フォスターさんは「強い母」のイメージそのもの。こういう役がよく似合いますね。 周りから変人扱いされながらも娘の存在と失踪を確信し、なんとしても助け出すという強い信念をもっての行動。 ストーリー的には、これは妄想じゃなくて現実だよな、娘は飛行機の中のどっかにいるのはわかってんだからそのうち出てくるよな、犯人との対決シーンがあるよな、などなど最初からある程度の想像はできてしまうのだが、「ほーら、そうじゃん」ではなく「やっぱりねっ。ほれ、そこだ、がんばれぇ」的な面白さがあって楽しめました。
  • 縦軸に犯罪サスペンス、横軸には「所詮は他人事」をきめ込む乗客と乗務員たちとのからみ、そこに「ビューティフルマインド」の主人公の病状を想起させるに十分なジョディ・フォスターの「困ったちゃん」的行状をちりばめ、張りつめた空気と殺伐とした雰囲気を適度に保ちつつ、ハラハラドキドキ、ストーリーは展開していく。面白い映画だった。 すべての決着がついたあと、「例」のアラブ人から差し出されたバッグをジョディが受け取るシーンで、にっこり微笑んで、ひとこと「センキュ」とでも彼女に言わせれば、すべては許され、心は和み、癒されたはずなのに・・・、ところが彼女は押し黙ったまま受け取った。それはいかがなものかな、と僕は思いました。みなんさんはどう感じたでしょうね。

参考URL
・youtube.com