ヘルボーイ ゴールデン・アーミーのジャケット写真

超常現象捜査防衛局 BPRD のエージェントであるヘルボーイ(ロン・パールマン)は、水棲人のエイブ(ダグ・ジョーンズ)、念動発火能力者のリズ(セルマ・ブレア)と組み、怪事件の捜査や魔物退治にあたっていた。BPRDの存在は極秘だが、徐々に民間人にも気づかれ始め、局長のマニング(ジェフリー・タンバー)は証拠隠滅とマスコミ対策に追われていた。。。

監督:ギレルモ・デル・トロ、原作:マイク・ミニョーラ(原作コミック作者)、脚本:ギレルモ・デル・トロ、音楽:ダニー・エルフマン、出演:ロン・パールマン セルマ・ブレア ダグ・ジョーンズ

ここからネタバレ!閲覧にはご注意ください!

不滅の軍団

太古の昔、増長した人間とエルフたちの間で激しい戦争が行われました。劣勢のエルフは、あるドワーフの進言で機械仕掛けの「黄金軍団(ゴールデン・アーミー)」を製作。疲れを知らぬ軍団は次々に人間を蹴散らしますが、その惨状に心を痛めたエルフ王は休戦を申し入れます。

その際ゴールデン・アーミーを動かす王冠を三つに分け、一つを人間に、二つを自身の手で保管することにしたエルフ王。しかし王子のヌアダは人間への不信をぬぐえず、いつの日か休戦が破られる日に備え、いずこかへ旅立つのでした。

そして時は過ぎ、現代――とあるオークション会場に盗賊が侵入し、一つの品物が強奪されます。盗賊の正体はあのヌアダ王子で、奪われたのは三つに分けた王冠の一部でした。一方その頃超常現象捜査防衛局(BPRD)では、ヘルボーイと恋人のリズが絶賛ケンカ中。だらしのないヘルボーイに対し、リズは文字通り怒りを爆発させます。その時出動を知らせる警報が鳴り、一同は事件現場のオークション会場へ。

そこにいたのは、通称「歯の妖精」と呼ばれる無数の小さな生き物で、会場の人間たちは全て食い尽くされていました。貪欲な怪物に苦戦しつつも、かろうじてリズの発火能力で撃退。しかしその影響でヘルボーイは報道陣の前に落下し、秘密の存在が公けになってしまうのでした。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=auM5JH1_PdU

森の神

その頃ヌアダは、父王バロルを殺し王冠の片割れを奪っていました。彼の目的はゴールデン・アーミーを復活させ、傲慢な人間を抹殺すること。王冠の残りは双子の妹であるヌアラが持っていましたが、彼女は父が殺されるのを見て逃走します。

一方、BPRDには新たな監視役であるヨハン・クラウスという人物が送り込まれていました。ヨハンは肉体を持たないガス人間で、エクトプラズムの権威。彼の能力によって「トロール市場」に手掛かりがあることが判明すると、ヘルボーイらは早速ブルックリン橋の東にあるという市場へ潜入します。

しかしそこには、ゴールデン・アーミーの場所を記した地図を探しにヌアラ王女も訪れていました。と、そこへヌアダの配下による襲撃が発生します。ヘルボーイと彼の相棒である半魚人エイブはヌアラを救いますが、今度はヌアダが登場し、森の神である「精霊」の種をまきます。

種はあっという間に巨大な姿へ成長し、街を破壊しはじめるのでした。ヘルボーイは巻き込まれそうになった赤ん坊を守りつつ、何とか精霊を退治しますが、それが種族の最後の生き残りだったという言葉を聞き、複雑な思いを抱きます。しかも赤ん坊を助けたにも関わらず、感謝どころか野次馬たちから激しい非難を浴び、やりきれない思いを募らせるヘルボーイ。人間とは一体…。

ヌアダとヌアラ

人間に嫌われ落ち込むヘルボーイでしたが、追い討ちをかけるようにリズとの関係もピンチになります。彼女は「距離を置きたい」といって同居を解消してしまいます。

一方、エイブはヌアラ王女に恋していましたが、思いを伝えられずにいました。傷心のヘルボーイとエイブは、二人で酔っ払いながらバリー・マニロウの「涙色の微笑み」を熱唱。友情っていいなぁ。しかしその時すでに、ヌアダはBPRD内に潜入していました。ヌアラから地図を奪うと、王冠の残りも渡すよう迫りますが、彼女は拒否します。

そして、ヘルボーイたちが駆け付けるものの、ヌアダを攻撃すればヌアラも傷つくという不思議な絆から、エイブに反撃を止められます。どうにもできないヘルボーイは、ヌアダの槍に貫かれ昏倒。ヌアダは妹をさらい、王冠の残りを持ってくるようエイブに言い残し去っていきます。重傷のヘルボーイはリズに、「人間を敵に回しても大事なのは君だけだ」と愛を伝えますが、彼を助けるにはヌアダに槍の破片を取り除かせるしかありません。リズとエイブは周囲の反対を押し切り、王冠の残りを持ってヌアダの元へ向かうことにします。そこはゴールデン・アーミーの眠る地、北アイルランドの「ジャイアンツ・コーズウェイ」という場所でした。

黄金軍団の復活

北アイルランドの荒涼とした海岸地帯にやってきた一行は、地下世界への入り口を見つけます。そこには翼を持つ不思議な生き物が待っており、ヘルボーイを助ければいずれ世界を滅ぼすことになると警告しますが、リズは恋人の命を救うことを選択。その生き物により破片を取り除かれたヘルボーイは、リズの妊娠を告白する呼びかけで復活するのでした。

そして一同はいよいよ、ヌアダの待つ場所へ。そこで望み通り残りのピースを得たヌアダは、王冠を完成しゴールデン・アーミーを召喚。不死身の機械相手に一同は危機に陥りますが、そこでヘルボーイが地獄の王子として、黄金軍団の長の座を賭けヌアダに挑戦状を叩きつけます。二人の決戦が始まると、ヘルボーイは激しい戦いの末ヌアダを倒し王冠を奪取。一方命を助けられたものの、ヌアダは背中を見せたヘルボーイに対し懐から剣を抜いて接近。その時突然、ヌアダの体が硬直します。妹のヌアラが自らの胸を刺し貫いたのでした。

双子の絆により、同時に息絶えていくヌアダとヌアラ。エイブは愛する人の死の間際、言えなかった思いを手のひらを重ねることで伝えます…。そして黄金軍団は、王冠をリズの炎によって溶かされ、永遠の眠りへ。全てが終わり、地上へ出た一同はBPRDに辞職を突きつけて自由を得ます。寄り添いながらリズと将来を語り合うヘルボーイですが、その時衝撃の事実が発覚。なんと彼女のお腹の中にいるのは双子だったのです。こうして悪魔の子は、いきなり二児の父になってしまったのでした。

ヘルボーイ ゴールデン・アーミーの作品情報

ヘルボーイ ゴールデン・アーミーのジャケット写真
レンタル開始日
2009/05/22
監督
ギレルモ・デル・トロ
キャスト
ロン・パールマン セルマ・ブレア ダグ・ジョーンズ
上映時間
120分
GEOで購入!
ヘルボーイ ゴールデン・アーミーのユーザ評価

評価数:653件
評価 :★★★☆☆(3.7/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • 1作目以上に面白かったと思いました。見れば見るほどヘルボーイが好きになり。そしてやっぱり男は外見じゃない、中身だなっ、とも(笑) アクションものだし、もちろんカッコいいとか適度なハラハラ感があるし、出てくるキャラクターもちょっと可愛い感じだったり不気味なヤツだったりと色々あって楽しい。 その上で、いい感じの愛とかせつなさが感じられるところがいい。 恋するエイブ(半魚人)とヘルボーイ、男2人でビール?片手にラブソングを聴きながら歌い語るシーンが私は気に入ってしまい、その素敵なラブソング「涙色の微笑」を聴きたいのもあって、繰り返しそこを見てしまいました。 この胸にしみるようないい曲が、ラストでももう一度かかって、この時には「2人も〜!!」という喜びの気持ちで聴けることになります。 その喜びと音楽の良さもあって☆5つに。
  • とにかくクリーチャーの造形が素晴らしい。大きいのやら小さいのやら、数もわんさか。もう、これだけで十分楽しめました。ダークファンタジーがお好きな方は必見ですよ。(ちょっと「パンズ・ラビリンス」とかぶってる系のやつもいますが) ところで、主役のロンさん、あの「薔薇の名前」のせむし男をやられている役者さんだったんですね。どこかで見た顔だと思ってググってみたら分かりました。なかなか多才な役者さんですなあ。次回作もおおいに期待しようと思います。
  • ヘルボーイ、好きだなあ。 ヘルボーイの持つ強さ、いい加減さ、愛嬌がいい。リズにベタ惚れなところもいい。 アメコミ作品ながら明るくてコメディタッチながらクリーチャーはたんまり出て映像も楽しい。 存在を隠し、陰ながら人間を助けているのに人間には「化け物」と憎まれている。 その設定が「妖怪人間ベム」を思い起こさせ、憎まれても自分の信じるように生きる姿がまたまたいい。

参考URL
・youtube.com