ヘルボーイのジャケット写真

地獄で生まれた正義のヒーローが、人間世界を脅かす邪悪な勢力と戦う様を描いたSFアクション。マイク・ミニョーラ原作の人気アメリカン・コミックスの映画化。監督・脚本は「デビルズ・バックボーン」「ブレイド2」のギレルモ・デル・トロ。

監督:ギレルモ・デル・トロ、原作:マイク・ミニョーラ、脚本:ギレルモ・デル・トロ、音楽:マルコ・ベルトラミ、出演:ロン・パールマン(ヘルボーイ) ルパート・エヴァンス(ジョン・マイヤーズ)

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悪魔の子

時は1944年のスコットランド。古代神殿の遺跡で、ドイツ軍の秘密部隊が怪しげな儀式を行おうとしていました。彼らは科学と妖術を使って冥界の門を開き、戦局の打開を図ろうとしていたのです。儀式を主導していたのは、不死を誇るロシアの怪僧ラスプーチン。しかし、密かに送り込まれた米軍部隊によって、儀式は不完全なまま阻止されてしまいます。

一方米軍に同行していた超常現象研究家のブルーム博士は、門から何かが出て来たと予測。彼が見つけたのは、真っ赤な体で頭には二本の角を生やし、石でできた巨大な右手を持つ不思議な赤ん坊でした。博士と兵士たちは、彼をこう名付けます――悪魔の子「ヘルボーイ」と。そして時代は現代。成長したヘルボーイは、FBIの秘密機関(BPRD)で魔物専門の特別捜査官となっていました。

機関の長は、彼の育ての親であるブルーム博士。そんなBPRDに、新人エージェント・マイヤーズが配属されてきます。マイヤーズはヘルボーイの世話を言いつかりますが、へそ曲がりのヘルボーイは彼を邪険にあつかうのでした。と、そこへ部隊出動の警報が鳴り響きます。異変が起こったのはマッケン資料館という博物館で、一つの像が壊され、中に封じ込められていた魔物が蘇ったらしいのです。早速ヘルボーイと相棒の半魚人エイブ、そして部隊の面々は現場へと向かいます。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=jc18poquxhc

サマエルのよみがえり

カッコつけのヘルボーイは、単身魔物を狩りに館内へと入ります。すると、彼の目に警備員を貪り食う怪物の姿が。その怪物は「サマエル」という古代の魔物で、驚異的な生命力を持っていました。

ヘルボーイのバカでかい銃弾を受けても死なず、博物館の外へ飛び出してしまいます。それを追ってヘルボーイも館外へ。マイヤーズも彼らを追いますが、車の流れに阻まれます。ハロウィンでにぎわう夜の街を駆け抜け、地下鉄構内に追い詰めると、線路の電流で魔物を焼き尽くすヘルボーイ。しかし彼はすぐに基地には戻らず、ある場所へと向かいます。そこはとある精神病院で、中には彼の愛する女性、リズがいました。リズは元BPRDのエージェントで強力な発火能力を持っていましたが、心の平安を求めて入院していたのです。

リズに戻ってほしいと頼むヘルボーイでしたが、彼女の決心は堅く、「もう来ないで」と言い残し帰っていくのでした。しかしその晩、リズの枕元にあのラスプーチンが現れ、耳元で何かを囁くと、無意識に彼女の能力が発現。病院を吹き飛ばす大参事を起こしてしまいます。

そんなリズを、ブルーム博士は再びBPRDに迎えるのでした。その頃ヘルボーイとBPRDの面々は、サマエルが卵を残したと思われる地下構内を探索していました。そこへ倒したと思われたサマエルが再び現れます。しかも一匹ではなく二匹も。

そしてロシアへ

ヘルボーイによって一匹は退治されますが、その間にエイブはサマエルの卵を発見。しかしもう一匹のサマエルに襲われ重傷を負い、他のエージェントも殺害されてしまいます。ヘルボーイが駆け付けると、そこにはエージェントのものと共に黒ずくめの男の死体も転がっていました。その男はかつてのナチスの殺し屋であり、ラスプーチンに使われていたクロエネン。彼はBPRDに運ばれ、調べられることになります。

一方、BPRDに戻ってきたリズは、マイヤーズに誘われコーヒーを飲みに外出することに。それを知ったヘルボーイは、こっそり二人の後を付けます。仲睦まじげに話をする二人を遠くで見つめながら、嫉妬にもだえるヘルボーイ。真っ赤な悪魔が恋に苦しむ様は、気の毒にもちょっと笑えます。

しかしそのころ、BPRDでは大変な事態が起こっていました。クロエネンはラスプーチンに操られる人形と化しており、甦るとブルーム博士を殺害してしまったのです。育ての親を失い失意に暮れるヘルボーイは、ラスプーチンに復讐を誓います。ブルーム博士の残した手掛かりから、BPRDとヘルボーイはロシアのボロコラムスク平原へ向け出動。そして一行は、敵の本拠地であるラスプーチンの霊廟へとたどり着きます。

魔界の鍵

サマエルは短い間隔で卵を産み、どんどん数が増えていく怪物でした。倒すには、大型手りゅう弾で卵もろとも吹き飛ばす必要があります。一方霊廟から地下へ入った一行は、罠にはまって二手に分かれることに。ヘルボーイはFBI局長のマニングと共にクロエネンに遭遇し撃退しますが、リズとマイヤーズたちは数匹のサマエルと大量の卵に出くわしてしまいます。

ヘルボーイが駆け付けるものの、数が多すぎて手に負えません。絶体絶命のピンチに陥った時、リズが能力を発揮。大爆発を起こすと怪物たちを一気に粉砕しますが、全員気を失ってしまいます。その隙にラスプーチンは彼らを拘束。ヘルボーイも特殊な手かせをはめられ身動きが取れません。実は、ラスプーチンの狙いはヘルボーイにありました。彼の右手は冥界の門を開く鍵で、世界の破滅をもたらす力を秘めていたのです。ラスプーチンはリズの魂を奪うと、ヘルボーイに門を開けるよう迫ります。

仕方なく言われるまま鍵を開けようとするヘルボーイですが、マイヤーズの必死の呼びかけで我を取り戻すと、自らのツノをへし折って儀式を中断します。さらにそのツノでラスプーチンを刺し貫くと、今度はその遺体から巨大な怪物が出現。ヘルボーイは大型手りゅう弾をつかんで怪物の体内に侵入し、内部で爆発を起こして倒しますが、魂を失ったリズは意識のないままです。

その時ヘルボーイが彼女を抱き寄せ、耳元で何かをささやくと、突如リズの意識が復活。何て言ったのと聞かれたヘルボーイは、リズにこう答えるのでした。「そっちの世界の偉いヤツ、彼女を離さないと俺がそっちへ行くぞ」そう言ったのだと。こうして自らの道を選択したヘルボーイの戦いは、さらに次章へと続いていきます。

ヘルボーイの作品情報

ヘルボーイのジャケット写真
レンタル開始日
2005/04/02
監督
ギレルモ・デル・トロ
キャスト
ロン・パールマン(ヘルボーイ) ルパート・エヴァンス(ジョン・マイヤーズ)
上映時間
132分
GEOで購入!
ヘルボーイのユーザ評価

評価数:699件
評価 :★★★☆☆(3.7/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • 冒頭の水中でふよふよしてるエイブ可愛かった。 あとヘルボーイのチョコバー好きな設定とか、猫好きとか、60歳だけど人間でいうと30歳くらいとか、設定が愛おしい。
  • さすがトロ監督という感じ。 とりわけヒロインが魅力的です。 ハリウッド系美人のような万人受けするタイプではない、影のある、少し暗い感じもする彼女ですが、自分の考えをしっかり持っていてぶれないところが、私のツボにはまりました。特徴的な美人が、トータルではとても可愛く見えます。 ヘルボーイの脇悪役のようなルックスや乱暴さには正直驚きましたが、タバコをさっと隠すシーンで好感を持ちました。中学生かと。でも、土壇場ではキメてくれます。
  • 最高です! 1作目だけあって勢いがあります。 ヘルボーイに対する愛にあふれた名作と言っていいでしょう。 真面目に作ってあってレンタル程度では損しないのでお気軽に。

参考URL
・youtube.com