ベンジャミン・バトン 数奇な人生のジャケット写真

老人として生まれ、年齢を重ねていくごとに若くなる男の半生を、アメリカの歴史とともに描くヒューマン・ファンタジー「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」。「華麗なるギャツビー」で知られるF・スコット・フィッツジェラルドの短編小説を原作に大きく脚色を加えてスクリーンに登場!

監督:デヴィッド・フィンチャー、 原作:F.スコット・フィッツジェラルド、 脚本:エリック・ロス、 出演:ブラッド・ピット(ベンジャミン・バトン) ケイト・ブランシェット(デイジー) 

ここからネタバレ!閲覧にはご注意ください!

ガト―の時計

年老い余命いくばくもないデイジー(ケイト・ブランシェット)は、病床に伏せています。そこで娘キャロライン(ジュリア・オーモンド)に、ガトーという時計職人の話を聞かせました。

時は1918年、ニューオリンズの開駅記念除幕式は、時の大統領も出席して大々的に行われました。しかしこの除幕式で、ガト―の製作した時計が披露されると、人々は驚きます。なんと時計が逆回転しているのです。実はガト―は大切な息子を戦争で失っていました。「時を戻せば、戦死した息子たちが帰ってくる。申し訳ないがこれが私の時計だ。」

デイジーはキャロラインに、カバンの中から日記を持ってこさせ、読むように言います。その日記は、ベンジャミン・バトンという男性のことが綴られていました。

※美しい時計を作るガト―、息子を失って作った時間を逆回転する時計が、その後のベンジャミンの人生を狂わせてしまうのですね。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=-PlgZBJe0eU

老人で生まれたベンジャミン

ガト―が時計を披露した時と同じくして、一人の赤ん坊が生まれました。母親は赤ん坊を父に託し、亡くなってしまいます。しかし赤ん坊を見た父親トーマス・バトンは、その姿に恐れおののき、老人施設の前に捨ててしまいました。赤ん坊の姿は老人そのももだったのです。

老人施設で働くクイニー(タラジ・P・ヘンソン)は子どもに恵まれません。偶然見つけた赤ん坊の姿にショックを受けながらも、神様からの授かりものとして、自ら育てることにしました。医者は、赤ん坊は老衰しており長く生きられないと言います。

それでもクイニーは、赤ん坊をベンジャミンと名付け、大切に育てました。年齢から言えばまだ幼い子どもであるはずのベンジャミン(ブラッド・ピット)は、成長しても小さい老人のような姿で、歩くこともままならず車椅子で生活していました。

※中身は子ども、姿は老人というベンジャミン、なんとも言えず痛ましく思えます。

デイジーとの出会い

ある日ベンジャミンは、老人施設に祖母を見舞いに来たデイジーという少女と出会いました。デイジーの美しい青い目に魅了されたベンジャミン。不思議なことにデイジーは、ベンジャミンを老人ではなく同世代と感じてくれていました。しかし周りはそうは見てくれなません。ベンジャミンはデイジーと、テーブルの下に隠れて遊びます。

時とともにベンジャミンは若返っていきます。ある日ベンジャミンは、船乗りのマイク船長と出会い、仕事をさせてもらいます。仕事の後、船長に連れられて酒場に行き売春宿に行ったベンジャミンは、働き稼ぐ意味を知ります。そして17歳になったベンジャミンは広い世界を見るため、施設を後にします。デイジーに必ず手紙を書くと約束して。

※17歳でも中年男性の姿をしたベンジャミン、なぜデイジーにはベンジャミンが同世代だと思えたのか不思議です。

年々若返っていくベンジャミン

マイク船長の元で船乗りになったベンジャミンは、港々を船で周りながら、一人の人妻と恋に落ちます。しかし太平洋戦争が勃発し、その恋も自然消滅しました。そして終戦を迎え26歳になったベンジャミンは、クイニーの待つ老人施設に戻りました。すっかり若返ったベンジャミンの姿に、クイニーは喜び神に感謝します。10年ぶりに再会したデイジーは、洗練された大人の女性に成長し、ニューヨークでバレエダンサーとして活躍していました。お互いに惹かれ合いながらも、長い時間の中ですれ違ってしまった二人。

ある日ベンジャミンの元に、父親トーマスが現れました。そこでトーマスは自分が父親であることを告げます。トーマスは自分に死期が迫っていることを知り、自分の経営する会社や屋敷などの遺産を、ベンジャミンに譲ると伝えました。

そしてクイニーと施設で働いていたベンジャミンの元に、デイジーの事故の知らせが届きます。急いでパリに駆け付けるベンジャミン、しかしバレエダンサーとしての生命を絶たれてしまったデイジーは、ベンジャミンを追い返してしまいました。

かつてのベンジャミンの恋への焼きもちなのか、デイジーの身勝手さに少し腹が立ちます。

残酷な運命の結末

傷心でニューオーリンズに戻ったベンジャミン。しばらくして戻ってきたデイジーは、ようやくベンジャミンと心を通い合わせることができました。そして運命に導かれた二人は結婚します。

幸せな新婚生活、デイジーは子ども相手のダンス教室を始めます。そして二人は愛の結晶・娘キャロラインを授かりました。しかし年々若返っていくベンジャミンは、自分が父親として子どもを守っていけるのか悩みます。そしてベンジャミンは父トーマスの遺産を処分し全てをデイジーと娘に残し、姿を消しました。

月日が流れ、デイジーはロバートと再婚し、娘キャロラインを育てています。ある日、キャロラインの姿を一目見たいと現れたベンジャミンは、若い青年の姿でした。そして再び月日が流れ、認知症となった少年ベンジャミンが保護されます。ベンジャミンを引き取り世話をするデイジー、最後は彼女の腕の中で、赤ん坊となって息を引き取りました。あまりの衝撃的な告白に驚くキャロライン。そして日記を読み終わると同時に、デイジーは静かに息を引き取りました。

※この映画の中で、印象的に表れるハチドリの姿。ハチドリは8の字に羽ばたき∞(無限・永遠)を表すとマイク船長は言います。人間の魂・愛は永遠だと伝えているのでしょうか。それにしても若い姿のブラッド・ピットは、実に格好良いですね!

ベンジャミン・バトン 数奇な人生の作品情報

ベンジャミン・バトン 数奇な人生のジャケット写真
レンタル開始日
2009/07/15
監督
デヴィッド・フィンチャー
キャスト
ブラッド・ピット(ベンジャミン・バトン) ケイト・ブランシェット(デイジー)
上映時間
167分
GEOで購入!
ベンジャミン・バトン 数奇な人生のユーザ評価

評価数:1531件
評価 :★★★☆☆(3.8/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • 物語の発想じたい面白いですが、普通とは異なる時間の進み方の人生であっても得るものや失うものにかわりないと、人間の本質を考えさせられます。しかしながら悲観的になるわけでもなく爽やかな楽しみ方ができる作品の仕上がりになっています。そのような人生を美しいと。
  • 友人に勧められて見た作品です。とても考えさせられる、深い物語だとおもいます。辛い悲しいところもあるけど、どこか気持ちがあたたかくなるようです
  • 80歳で産まれて歳をとるごとに若返る不思議な映画ですが、人生を考えさせられます。 若くして豊かな人生経験し、最後まで飽きずにベンジャミンの成長の旅を見届けれました。

ブラピファンにオススメ「リバー・ランズ・スルー・イット」

ブラッド・ピット・ファンなら、ぜひオススメしたいのが彼の出世作「リバー・ランズ・スルー・イット」です。この映画は、名優ロバート・レッドフォードが監督した作品で、第65回アカデミー賞の撮影賞を受賞しました。雄大なモンタナ州の自然、フライフィッシングを通じた家族愛、古き良きアメリカを感じさせる映画です。 厳格な牧師の父のもとで育つ、ふたりの兄弟ノーマンとポール。様々な出来事を通じながらも3人を繋ぐ、大自然の中でのフライ・フィッシング。とにかく映像が美しい、そこに脈々と紡がれていく家族愛。心が温かくなるハートウォーミングな映画ですよ。

リバー・ランズ・スルー・イットの作品情報

リバー・ランズ・スルー・イットのジャケット写真
レンタル開始日
1998/12/22
監督
ロバート・レッドフォード
キャスト
ブラッド・ピット クレイグ・シェーファー トム・スケリット
上映時間
124分
GEOで購入!
リバー・ランズ・スルー・イットのユーザ評価

評価数:273件
評価 :★★★☆☆(3.8/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • 監督ロバート レッドフォードのフューマンドラマ映画。まるで、純文学を読んでいるようでした。映画の結末も一流の文学を読んでいるようでした。素晴らしい作品を鑑賞した後の余韻に浸れる作品です。
  • ブラピの美しさと自然の美しさが見事に溶け合いこれ以上の美は無いだろうと見せ付ける作品です。親子間兄弟間の心の葛藤と目には見えない深い絆が胸に染み渡る感動作品です。名作ですね
  • すっごいきれい!!!俳優さんたちもみんなきれいだし、ストーリーもすてき!リバー・ランズ・スルー・イットという題がどうゆう意味なのかを大学の講義で考えさせられたので、とっても思い出ぶかい映画。

参考URL
・youtube.com