マリー・アントワネットのジャケット写真

14歳でフランス王室に輿入したマリー・アントワネットが、やがて革命の嵐にのまれて宮殿を後にするまでの19年の歳月を、実際のヴェルサイユ宮殿で行なわれた撮影によって絢爛豪華に描いた宮廷絵巻。

監督:ソフィア・コッポラ、原作:アントニア・フレイザー、脚本:ソフィア・コッポラ、出演:キルスティン・ダンスト ジェイソン・シュワルツマン アーシア・アルジェント

ここからネタバレ!閲覧にはご注意ください!

マリー、14歳でフランスに嫁ぐ

オーストラリア王室11番目の皇女として、自由にのびのびと育ったマリー・アントワネット(キルスティン・ダンスト)。1769年マリーが14歳の時、政略結婚でフランスの皇太子ルイ16世(ジェイソン・シュワルツマン)のもとに嫁ぐことになります。フランスは誇り高い国、マリーが国境をまたいでフランス側に入る際には、オーストラリアから身に着けてきた持ち物全てが取り上げられました。

その中にはマリーが大切にしていた愛犬も含まれており、マリーは悲しみに暮れました。そしてフランス入りしてから1年の間に、フランス流のマナーやしきたりを身に着けることを厳しく教育されます。

※幼くして政略結婚することになったマリー。フランス入りするなり、それまで持っていた全てのもの、愛犬とも引き離されるシーンは胸が痛くなります。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=V9JR3wYQ6cQ

秩序乱れるフランス王室

1770年5月、16歳のルイ16世と15歳のマリーの結婚式が盛大に執り行われました。晴れて皇太子妃となったマリーですが、ルイ16世と夜の営みもない生活が続きます。皇太子妃マリーに、プライバシーはありません。貴族や従者などが常にマリーを取り巻き、贅沢三昧な遊びや人の噂話に明け暮れます。

一方、ルイ16世の父である国王ルイ15世(リップ・トーン)は愛人・デュ・バリー夫人(アーシア・アルジェント)にメロメロで、彼女の意のままです。身分の低いデュ・バリー夫人に反発する貴族たち、それを抑え込もうとする国王、宮廷内は品位と秩序が乱れていました。

※映画で描かれるルイ15世は、なんとも言えない色ボケ爺さん。そしてフランス貴族たちの噂好きは、呆れるばかりです。

マリー、ついに母となる

結婚後数年を経ても、ルイ16世はマリーに触れようとしません。世継ぎを期待する周囲からは、子どもができないのはマリーに問題があるかのように噂されます。孤独と重圧、それらのストレスからマリーは浪費に走ります。贅沢なパーティー、豪華なドレス、そしてギャンブル。面白可笑しく毎日を過ごすことで、孤独感を紛らわせていました。そんなある日、仮装パーティーで出会ったフェルゼン伯爵とひとときの恋に落ちます。

結婚から4年後の1774年、ルイ15世が崩御し19歳のルイ16世が国王に即位しました。それでも享楽に明け暮れるマリー、見かねた祖国オーストラリアの兄ヨーゼフ2世が訪れ、ふたりに助言します。そして結婚から7年、ようやくルイ16世とマリーは、子どもを授かりました。

※ロック調の音楽に合わせたパーティーや豪華なドレス、まるでファッション映画を見ているように華やかです。

フランスの財政破綻

母となったマリーは、パーティー三昧だった生活を一変させ、ヴェルサイユ宮殿の離れであるプチ・トリアノンで田園生活を始めます。子どもや親しい友人たちと穏やかに過ごす日々に、マリーは安らぎを感じます。

その頃フランスは、イギリスに対抗すべくアメリカの独立戦争の資金援助をしていました。そのため国家財政は破綻寸前で、国民の税金を引き上げる等したため、国民の生活は窮乏を極めていきます。満足な食事もとることができない国民の不満は贅沢三昧の生活を送っていたマリーに向けられました。

子どもが生まれてからのマリーは本当に良い母親で、見ていてもほのぼのとします。

フランス革命勃発

ついに国民による暴動・フランス革命が起きます。バスティーユ監獄が襲撃され、怒れる民衆はパリに向かってきます。国王の側近たちは、国外へ逃げるようルイ16世に進言しますが、ルイ16世は残ることを宣言します。マリーも夫とともに、宮殿に残ることを決意しました。

ついに民衆がヴェルサイユ宮殿を包囲、暴動は激化していきます。宮殿外の混乱する様子を伺いながら、いよいよ危険が迫ったことを察したルイ16世とマリー。子どもたちを守るためにヴェルサイユ宮殿を離れることを決意しました。

※マリー・アントワネットの高潔さが語られる、ベルサイユ宮殿のバルコニーでお辞儀をするシーン。この映画のハイライトとも言えるかもしれません。天真爛漫さと高潔さをあわせもった、真の女王たる姿だと思います。

マリー・アントワネットの作品情報

マリー・アントワネットのジャケット写真
レンタル開始日
2007/07/19
監督
ソフィア・コッポラ
キャスト
キルスティン・ダンスト ジェイソン・シュワルツマン アーシア・アルジェント
上映時間
123分
GEOで購入!
マリー・アントワネットのユーザ評価

評価数:706件
評価 :★★★☆☆(3.4/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • マリー・アントワネットの生涯は大体理解しているので、当時のドレスやケーキなどが見たくてレンタルしました。本当に華やかで贅沢な暮らしップリ。私は庶民なので当時の民衆の事を思うと腹が立つ!という当初の目的とは違う所に感情がいってしまいました。マリー達が革命で追い詰められて行く感じがとてもよく描かれていまし
  • オシャレで美味しそうなお菓子の並ぶ映像がとても記憶に残る。主役がチャーミングなのはいうまでもない。他のマリーアントワネットの映画と違うのは、暗い出来事でもオシャレに明るく絵ががれているのがこの作品の魅力。
  • 歴史的な史実を期待したらダメ。娯楽映画としてみる。 マリーアントワネットを1人の少女として描いている。こういう描き方があってもいいんじゃないかと思う。 評価が低かったからあまり期待しないで見たけど思ったより良かった。

参考URL
・youtube.com