マーズ・アタック!のジャケット写真

突如地球に襲来した火星人たちに翻弄される人々の狂騒を描いたSFパニック・コメディ「マーズ・アタック!」。監督は「バットマン」「エド・ウッド」のティム・バートン。

監督:ティム・バートン、脚本:ジョナサン・ジェムズ、出演:ジャック・ニコルソン(ジェームズ・デイル大統領/アート・ランド) グレン・クローズ(マーシャ・デイル) アネット・ベニング(バーバラ・ランド) ピアース・ブロスナン(ドナルド・ケスラー教授) ダニー・デヴィート(ギャンブラー) ナタリー・ポートマン(タフィー・デイル)

ここからネタバレ!閲覧にはご注意ください!

火星人襲来!

ある年の5月、全世界を震撼させるニュースがもたらされます。火星から飛び立った宇宙船団が、地球を目指して進行中だというのです。ラスベガスで、ニューヨークで、カンザス州で、そしてホワイトハウスにおいても、空前絶後の事態に湧きたっていました。アメリカ政府は対応を協議しますが、核攻撃を主張する軍の首脳に対し、アドバイザーの科学者ケスラーは平和的に迎えるべきだと反対。

大統領のデイルはケスラーの意見を入れて、火星人とコミュニケーションを取ることにします。ケスラーはTVの人気司会者ナタリーの番組に出演し、この出来事について「イエス登場以来の大事件」だと述べますが、その最中に火星人からの映像が割って入ります。人類が初めて目にした異星人の姿とは…むき出しの巨大な脳みそに二つのギョロ目、頭に対して極端に小さな体という、お世辞にもスタイリッシュとは言えないものでした。

それでもケスラーは、彼らが高度な文明を持つ友好的な種族だと主張。火星語翻訳機を作らせ彼らとの交信を図ります。その頃カンザス州のパーキンズビルでは、ドーナツ店で働く内気な青年リッチ―が、火星人の放送に釘付けになっていました。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=9poMOTVyQpA

火星人の狙いとは

リッチーの兄ビリーは軍人で、対火星人の部隊に志願を決めていました。ビリーを見送る家族は彼を称賛しますが、おとなしいリッチーに対してはつらく当たります。そんな中、宇宙船の着陸地点がネバダ州の砂漠であることが判明。大統領は接触の先鋒として、穏健派のケイシー将軍を任命します。かくして有史以来初となる、宇宙人との邂逅に向けた準備が整いました。そしていよいよその時が。

居並ぶ群衆やカメラの目前で銀色の円盤が着陸し、例の姿の火星人が数人降り立つと、ケイシー将軍の前に進み出ます。翻訳機を介して伝えられた彼らの言葉は、「我々は友好のために来た」というものでした。その時、群衆の一人が白い鳩を空へ向け放ちます。人類と宇宙の融和の時――誰もがそう思った瞬間、火星人の光線銃が火を噴き、鳩をこんがり丸焦げに。

続いてケイシー将軍が銃の餌食になって燃え尽きると、現場は一気に大混乱へ陥ります。火星人の兵器によって次々に犠牲者が出る中、中継に訪れていたナタリーは彼らに捉えられてしまいます。さらに兵士として参加していたビリーも勇敢に立ち向かうものの、あっさりと骨だけの姿に。大統領はショックを隠せませんが、「文化の違いによる誤解かも」というケスラーの言葉に、引き続き火星人に向け友好のメッセージを送ることにします。

戦争開始!

その頃火星人の宇宙船内では、ナタリーが悲惨な運命を迎えていました。意識を取り戻した彼女が目にしたのは、自分の体と愛犬の頭がつなげられた哀れな姿。これはかなり悪趣味…。一方火星人はアメリカに対し、大使が米議会に出向いて直接謝りたいというメッセージを送ります。大統領は喜んで受け入れることにしますが、強硬派のデッカー将軍は納得していません。

そして再び現れた火星人は、議会の演壇に立ちます。しおらしく謝罪のスピーチを…と思った瞬間、またもや光線銃を発射。あっという間に居並ぶ議員たちを皆殺しにし、臨席していたケスラーを捕虜にすると、さっさと宇宙船で逃げ去ってしまうのでした。

こうなると和平もへったくれもありません。大統領が国民に向け対応を約束する中、一人の怪しい女がホワイトハウスに潜り込みます。女は火星人が化けた姿で、狙いは大統領の命でした。しかし間一髪撃退すると、事態は一気に戦争状態へ。白昼堂々宇宙船団がホワイトハウスを襲い、ワシントン記念塔を倒壊させます。

大統領は辛くも逃れたものの、攻撃の手は各地へも及びます。ラスベガスでは偉大な歌手トム・ジョーンズの公演中に火星人が侵入(コーラスとして)。トム・ジョーンズは元ヘビー級王者のバイロンやアル中のバーバラなどと共に、飛行機でラスベガスを脱出することにします。

ヨーデルでまさかの大逆転

一方その頃、カンザスにも火星人が襲来していました。リッチーの両親は銃を手に戦おうとしますが、リッチーは一人老人ホームで暮らすおばあちゃんを心配し、車で迎えに出ます。火星人の操る巨大ロボットが迫る中、なんとか老人ホームへたどり着いたリッチー。少々意識がぼんやりしがちなおばあちゃんは、のんきに音楽を聴いている最中でした。

しかし、そのヨーデル調の摩訶不思議な音楽を聴いた瞬間、追ってきた火星人に異変が起こります。ヘルメットの中の脳みそが破裂してしまったのです。「この人たち、具合が悪そうね」と心配するおばあちゃんを連れ、リッチーは老人ホームを脱出します。

一方大統領にも危機が迫っていました。シェルターの中まで侵入した火星人は、側近を次々に虐殺。そんな彼らに、大統領は毅然として言い放ちます。「なぜこんなことを?我々が手を取り合えば、多くを成し遂げられるのに!」と。諄々と諭すようなその言葉に、さしものオゲレツ宇宙人の目にも涙が…と思いきや、やっぱりあっさりと大統領を殺害。

もはや侵略完了は目前と思われましたが、リッチーらの流すあの音楽(スリム・ホイットマンの「インディアン・ラブ・コール」)によって、火星人ら次々に倒れていきます。その効果は各地に広がり、ついに敵は全滅。宇宙船に囚われたナタリーとケスラーはお互いへの想いを告白し、口づけをかわしつつ最後の時を迎えるのでした。

そして人類の勝利の朝、リッチーは英雄として表彰されます。さらに平和の戻った地上には、トム・ジョーンズの雄々しい歌声(イッツ・ノット・アンユージュアル)がこだまするのでした。

マーズ・アタック!の作品情報

マーズ・アタック!のジャケット写真
レンタル開始日
1998/11/20
監督
ティム・バートン
キャスト
ジャック・ニコルソン(ジェームズ・デイル大統領/アート・ランド) グレン・クローズ(マーシャ・デイル)
上映時間
105分
GEOで購入!
マーズ・アタック!のユーザ評価

評価数:509件
評価 :★★★☆☆(3.5/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • 最強にくだらないけど、最強にくだらなさがメチャクチャ良い映画です\(^o^)/ わかる人にはわかるわからない人にはわからない人を選ぶけどハマる人はめちゃハマると思います\(^o^)/ 宇宙人の表現がめちゃコミカルで素敵です。有名人もゴロゴロでてます。
  • なんとも不思議な感じ。シュールと言えばいいのかな?? 残り1/3くらいから見るのがちょっと辛くなった笑 とりあえずピアースブロスナンはハンサム、まじかっこいいっす。
  • これはクセのある映画で人により評価は分かれます。古くからの映画ファンであればあるほど、そのチープさが笑いを誘いますが、そのブラックで悪ふざけな感じが引いてしまう人もいるでしょう。全体的にタコ型宇宙人が信じられていた時代のテイストを元に、ティム・バートンのブラック・ユーモア溢れる作品です。ティム・バートンは本当はコマ撮り映画で作りたかったらしいのですが、予算や時間の都合でCG制作になったらしいです。CGではありますが、コミカルで不気味な宇宙人を見事に表現で、悪趣味この上ない色彩は雰囲気出ています。真面目なSFというより、ふざけて作ったバカ映画、として見れば非常に面白く感じる映画ですね。

参考URL
・youtube.com