ライフイズビューティフルのジャケット写真

収容所に送られたユダヤ人の父親が幼い息子を生きながらえさせるためにとった意外な作戦をぺーソスあふれるタッチで描いた感動作「ライフ・イズ・ビューティフル」。

ここからネタバレ!閲覧にはご注意ください!

スタッフ・キャスト

監督:ロベルト・ベニーニ
脚本:ロベルト・ベニーニ ヴィンセンツォ・セラミ
出演:ロベルト・ベニーニ(グイド) ニコレッタ・ブラスキ(ドーラ) ジョルジオ・カンタリーニ(ジョズエ)

イタリアで生まれた幸せな家族

陽気なユダヤ人グイドは、イタリアのある街で可愛らしい女性ドーラに一目惚れします。美しく、小学校教諭を務めるドーラは、心優しく周囲からも愛される女性でした。ドーラにはすでに婚約者がいますが、グイドは諦めません。なぞなぞやいたずらの好きな性格を活かして、グイドは徐々にドーラの心を射止めていきます。

ドーラが好きなロマンチックな駆け引きや、グイドのまっすぐで素直な気持ちが伝わってきたからです。やがて、ドーラの恋心を奪ったグイドは、婚約者からドーラを勝ち取ることに成功しました。めでたく二人は結婚し、ジョズエという息子を授かります。三人は幸せな家庭を築き、何の問題もなく人生は過ぎていくように思えました。


出典:https://www.youtube.com/watch?v=J0oYP6DxC-U

ユダヤ人迫害の波紋が広がるイタリア

一方、第二次世界大戦の炎は徐々にイタリア全土に広がり、ユダヤ人迫害の波がドイツからイタリアへと押し寄せてきました。なんとか家族の安全を守ろうとしていたグイドですが、ドーラが自身の母の元へ行っている矢先、叔父と息子ジョズエとともに、強制収容所へ連行されてしまいます。

家族が離れ離れになったことに衝撃を受けたドーラは、自身はイタリア人なので強制収容の条件から外れているにも関わらず、自らもジョズエとグイドの後を追って強制収容所へ向かいます。強制収容所で、ジョズエは母ドーラがいないことに不安を覚え、自身の置かれた状況が理解できずに混乱します。ジョズエを生き延びさせるために、グイドは嘘をつきました。「これはゲームだ」とジョズエに伝えます。

少しずつ迫り来る死の影と、三人の命

グイドは、ジョズエに「1000点貯めるのがこのゲームのルール」と説明しました。1000点貯めることさえできれば、ジョズエが大好きな戦車がジョズエを助けに来て、ドーラの元へ連れて行ってくれる、とグイドは語ります。ジョズエは父の説明を信じ、ポイントを貯めるまでは生き延びることを誓います。

ガス室に送られて次々と仲間たちが死んでいく中、ジョズエはベッドに隠れて魔の手をかいくぐります。また、ドーラはグイドとジョズエに再会できずも、強制収容所の中にいました。ドーラの存在を知ったグイドは、放送室を利用してドーラへの接触を試みたり、様々な知恵を使って彼女をいたわります。家族がお互いを支えながら生き抜いている間にも、戦況は悪化していくばかりでした。

強制収容所からの解放

やがて、ドイツにとって戦況が不利になると強制収容所が次々と撤収されていきます。そして、生き残っていたユダヤ人たちは一気に虐殺されていました。ドーラとの再会を望んで懸命に捜索していたグイドも、とうとう見つかりガス室に送られることになります。ジョズエはグイドの指示を信じ、隠れ続けていました。

ジョズエの隠れ場所を知っていたグイドは、ジョズエが心配がって出てこないよう、陽気に振る舞い、ガス室に送られるということが伝わらないよう、笑顔で行進するフリをします。とうとう強制収容所は解放され、ジョズエは父グイドの言った通り戦車で救い出され、ドーラと再会しました。抱き合う二人の元に、陽気で家族を想い続けた父グイドが戻ってくることはありませんでした。

ライフ・イズ・ビューティフルの作品情報

ライフ・イズ・ビューティフルのジャケット写真

レンタル開始日
2002/02/22
監督
ロベルト・ベニーニ
キャスト
ロベルト・ベニーニ(グイド) ニコレッタ・ブラスキ(ドーラ) ジョルジオ・カンタリーニ(ジョズエ)
上映時間
117分
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ライフ・イズ・ビューティフルのユーザ評価

評価数:1772件
評価 :★★★★☆(4.1/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • 正直前半は退屈でした。ナチスの映画だと聞いていたので、関係なさすぎて本当に私はライフイズビューティフルを観ているのかと疑うくらい。しかし中盤から空気が一変し、最後は感動しました!他のナチスを描いた映画のような残酷な描写は特にはありません。(あくまでも視覚の面では)全てがハッピーエンドという訳ではありませんが、心温まる映画でした!
  • 収容所に入れられても,これはただのゲームだと言ったり,本当は恐ろしい事を言っているんだが,嘘の通訳をして安心させたり,ゲームに勝ったら戦車をプレゼントと言ったり,死刑されたのをごまかしたり,自分が射殺されそうになっても明るく笑いながら楽しんでいるみたいにして歩いて遠くで射殺され,そして,本当に戦車に乗れる事が出来てのプレゼントがあって本当に奇跡が起きてよかったです。とてもいい作品です。
  • 家族の愛、息子へ希望を忘れさせない強い父親の姿が描かれていました。全てがハッピーエンドと言うわけではないけど、悲惨な物語なのに心温まるものがありました。

戦争映画「善き人のためのソナタ」もオススメ

戦争のもたらす悲惨な虐殺について、これでもかというほど家族をいたわる主人公の姿を通じて描いた、戦争映画の傑作です。どんな状態になっても希望を捨てず、家族を守ることに命を賭けたグイドの選択には、涙が止まりません。お互いが小さな幸福を守るために、戦争なんて絶対に起こしちゃいけないんだ、と改めて感じる物語ですね。「善き人のためのソナタ」も、国が守る正義とそれに反する家族の姿を描いた作品です。国家の指示に従い、一つの家族の生活を全て盗聴することになった大尉と、プライベートを犯されながらも信念を貫く家族との心情の変化を描いた傑作です。いずれも人生で守るべきものの尊さを説いた作品ですので、ぜひチェックしてみてください。

善き人のためのソナタの作品情報

善き人のためのソナタのジャケット写真

レンタル開始日
2007/08/03
監督
フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
キャスト
ウルリッヒ・ミューエ(ゲルト・ヴィースラー大尉) セバスチャン・コッホ(ゲオルク・ドライマン)
上映時間
*138分
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善き人のためのソナタのユーザ評価

評価数:444件
評価 :★★★☆☆(3.9/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • いままで観た映画の中でいちばん感動しました。とにかく最後の本屋のシーンは、なみだが止まりませんでした。ショーシャンクの3倍は感動しました。ドイツ映画が好きになりました。
  • 盗聴され自由を求めていた作家より、盗聴を命じられた尋問のプロである国家保安局の大尉の方がドイツ人らしく映りました。プロモーションでは作家がピアノを弾いていたので、題名の様にソナタを奏で、堅物の役人が心を動かされるものかと思っていたが、全く予想はハズレました。そして観ていたが、結果もまるで違うものであった。時代が生んだ悲劇である。あと少し早く壁が崩れたら…あの時、心がわりせず任務に撤していたら…全て後の祭りである。尋問のプロであるが故の、彼の心理描写を視聴者に問う素晴らしい作品でした
  • ラストシーンでの「これは僕のための本だから」と言うただ一言のセリフのために、ストーリーが進むそんな映画ですね。
    最初は秘密警察の将校らしいヴィースラー大尉(ウルリッヒ・ミューエ)がクリスタ(マルティナ・ゲデック)とドライマン(セバスチャン・コッホ)と盗聴により接することにより、だんだんと人間味がにじみ出てくるところを上手に描いており素晴らしい。

参考URL
・youtube.com