
フランスの片田舎。ネズミのレミーは天才的な嗅覚と味覚を持ち、いつの日かシェフになることを夢見ていた。もちろん、それが叶わぬ夢と知りつつ。人間のキッチンにとって、ネズミは最も嫌われる存在だからだ。しかしある日、古巣を追われた家族と逃亡の途中ではぐれてしまったレミーの前に、彼が最も尊敬する亡き天才シェフ、グストーのゴーストが現れる。
ここからネタバレ!閲覧にはご注意ください!
スタッフ・キャスト
監督:ブラッド・バード
脚本:ブラッド・バード
音楽:マイケル・ジアッチーノ
声優:パットン・オズワルト(レミー) ルー・ロマーノ(アルフレッド・リングイニ)
家族とはぐれたレミー
ネズミのレミーは家族やたくさんの仲間たちと一緒にパリ郊外にある一軒家の屋根裏で暮らしていました。レミーは他のネズミたちと違って食材にとてもこだわりを持っており、他のネズミのように人間が出したゴミをあさることを嫌がる性格でした。そして、父親は反対していましたが、こっそり一人でキッチンへ行き、ゴミではなくおいしい料理を食べていました。
そんなレミーは天才シェフと言われていた今は死んでしまった人間・グストーに憧れていて、グストーの著書「誰でも名シェフ」を熟読するほどファンでした。しかしレミーが家主のおばあさんに見つかってしまい、怒ったおばあさんは銃で天井を打ち穴を開けてしまいます。すると天井にいたレミーの家族や仲間たちが一斉に落ちてしまい、おばあさんはパニックになります。ネズミたちは逃げようとしたときレミーだけ逃げ遅れてはぐれてしまいます。
出典:https://www.youtube.com/watch?v=A6BElMOek_M
リングイニとの出会い
レミーは一人途方にくれていましたが、ひょんなことからグストーの幽霊を見つけ、ついていくと「レストラン:グストー」にたどり着きます。ずっと憧れていた今は亡きグストーが残したレストランを見つけ、喜んでいたレミーは店の屋根裏からこっそり中を覗くと、そこにはシェフ見習い中のリングイニがいました。
リングイニは母親の紹介によって働き始めたばかりのため失敗ばかりしていました。レミーはリングイニが不味いスープを作って困っていたときに味見をして手を加えます。
しかし、レミーは料理長のスキニーに見つかってしまい、リングイニはレミーを追い出すように指示されます。リングイニはレミーを外に逃がして座り込み、失敗ばかりしている自分に落ち込みます。ところが意外にもスープはお客に好評。レミーが手を加えたからです。こうしてリングイニは正式にシェフと認められました。
リングイニはレミーがスープを仕上げたことを知り「レミーに助けてほしい」とお願いしました。レミーは帽子の中に隠れ髪を引っ張りながら指示をすることにします。しかし初めはうまくいかず、ぎこちない動きをするリングイニを見て指導を担当していたコレットに不気味がられます。その後、練習の成果もありリングイニはレミーのお陰で料理の腕を上げていきました。
スキニーの悪巧みが暴かれる
一方その頃、料理長のスキニーは勝手に「レストラン:グストー」の名前を使って冷凍商品の販売をしようと悪巧みを考えていました。ある日スキニーはリングイニの母親からもらった紹介状の内容を細かく見ていたら「リングイニはグストーの子供です」と書かれていたことに気づきます。そして、紹介状を隠しリングイニの毛髪をこっそり入手してDNA鑑定にかけました。
リングイニは父親の存在や紹介状の内容は知りませんでした。そして毎日シェフとして一生懸命働いていたリングイニにお客から新メニューのリクエストが入ります。スキニーはわざと不味いソースに仕上がるレシピを渡し作るようにと指示します。ところが、レミーはスキニーの悪事に気づき、アレンジを加えたことで最高のソースを作ります。その後リングイニは夜遅くまで店に残りそのまま眠ってします。翌朝コレットが出勤してきた後、レミーの手助けもあり二人は付き合うことになりました。
ある日レミーは家族や仲間たちと偶然再会し、人の手助けをしていることに反対されてしまいます。が、レミーは店に戻ることにします。しかし数日後、仲間たちがお腹が空いたとレミーに助けを求めてきます。レミーは店の食材を分けようとしたところ、ふとスキニーが隠していた母親の紹介状を見つけリングイニに真実を伝えます。
リングイニがとった行動とは?
DNA検査の結果リングイニがグストーの息子だと判明したため、スキニーは店から追い出されます。しかしスキニーの怒りは収まらず、保健所にレストランに「ネズミがいる」と連絡をいれますが、保健所はすぐには行けないため「時間が空き次第行きます」と返答されます。
その後、毒舌で有名な評論家:イーゴが来店することが決まり、当日を迎えます。そんな忙しい時にレミーはとうとうスタッフたちに存在がバレてしまいます。リングイニは必死にレミーの能力を説明しますが、スタッフたちは呆れかえり店を出て行ってしまい、厨房にはレミーとリングイニの二人のみになってしまいました。
これでは料理が提供ができないと思ったレミーはネズミの家族や友人たちに頼み助けてもらえることになりました。リングイニも最初は諦めていましたが、レミーたちの頑張りを見てやる気を取り戻します。
そこへコレットだけ店に戻ってきますが大勢のネズミを見て驚きます。リングイニはコレットを説得し手伝ってもらうことになりました。その時運悪く厨房が大忙しの時に保健所の方が来ますが、なんとか倉庫に閉じ込めることに成功します。
レミーに感謝するリングイニ
そしてイーゴに提供したラタトゥイユは毒舌評論家としての顔ではなく感動と喜びでいっぱいの顔で食べていました。イーゴは「シェフに会いたい」とリングイニに言い、閉店まで待ってもらいレミーを紹介します。
イーゴは大変驚きますがレミーの料理に絶賛しました。しかし保健所の人間がレストランでネズミを確認したため、店は閉店してしまいます。
その後リングイニとコレットは新しいレストラン「La Ra Ta Touille」を開店させます。もちろんシェフはレミーも一緒でした。そして開店して間もなくレストランの看板メニュー:ラタトゥイユが大ヒットし、これを目当てに行列ができるほどの人気が出ていました。
屋根裏は家族や仲間たちの住み家になり楽しく生活できるようになりました。そして評論家のイーゴは毎日のようにレストランに来店し、「さあ!驚かせてくれたまえ!」と言い注文していました。
レミーのおいしいレストランの作品情報
- レンタル開始日
- 2007/11/14
- 監督
- ブラッド・バード
- キャスト
- パットン・オズワルト(レミー) ルー・ロマーノ(アルフレッド・リングイニ) イアン・ホルム(スキナー)
- 上映時間
- 111分
-
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レミーのおいしいレストランのユーザ評価
評価数:4260件
評価 :★★★★☆(4.1/5)
クチコユーザの評価・ネタバレ
- ディズニーピクサーになってからあまり好きではなくなっていましたが本作品はとても面白いです!
料理はプロ並だけどネズミであるため料理ができないレミーと偉大なシェフの息子だけど料理の腕は最悪の新人シェフが協力して自分たちの夢を叶える話です
レミーのつくった料理がとても美味しそうで見た後はお腹が空きます笑
- このネズミなら欲しいと思いました。家に来て欲しいです(笑)主人公が、このネズミと一緒に生活して行く部分とか、ワクワクしながら見れて楽しかったです
- 音楽が、効果的に使われていると思います。
音楽だけで、ただの厨房もオシャレなパリに早変わりです。
ただ、小さなお子さんには、ちょっと難しい内容かなぁ?と思います。
ディズニー・ピクサーだから子供の為にと思っている方には、ガッカリするかもしれません。
ただ、大人には、楽しめる作品だと思います。
「インサイド・ヘッド」もオススメ!
ピクサー映画の魅力がたっぷり詰まった「レミーのおいしいレストラン」。主人公のリングイニは自信が無く引込み思案な性格でしたがレミーと出会ったことで勇気とやる気を取り戻すストーリーは子供はもちろん大人の方が観ても共感で知る内容となっています。ピクサーの素晴らしい点は優しさや思いやり、夢を持つ勇気など様々な感情を持った登場人物が数多く出てくるので脇役まで個性豊かなところが魅力です。ピクサーの中でも感情という観点で描かれている2015年に公開された「インサイド・ヘッド」も楽しめるのでおすすめです。ライリーという女の子の頭の中にいる5人の感情たちがライリーの成長と共に頭の中も変化していくストーリーとなっています。キャラクターの個性が思わず笑ってしまうほど可愛いのでぜひご覧ください。
インサイド・ヘッドの作品情報
- レンタル開始日
- 2015/11/18
- 監督
- ピート・ドクター
- キャスト
- エイミー・ポーラー(ヨロコビ) フィリス・スミス(カナシミ) ルイス・ブラック(イカリ)
- 上映時間
- 95分
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インサイド・ヘッドのユーザ評価
評価数:28015件
評価 :★★★☆☆(3.9/5)
クチコユーザの評価・ネタバレ
- 人間の中のたくさんの感情が楽しくも切なく描かれていて、思い出や大切なものに変わり成長していくというテーマがしっかりしていて素晴らしかったです。
- ピクサー作品らしい映像やキャラクターの細やかさもさることながら、「頭の中」という世界観がよく出来ていて、観ていて感心する作品。
- ちょっと考えさせられる映画ですね。人間の感情って複雑な物だから簡単にはいかないけど 家族愛とか大切だと教えてます。