ワールド・トレード・センターのジャケット写真

2001年9月11日。午前8時46分、ニューヨークの世界貿易センター北棟に旅客機が激突。現場の警察官たちは全員本部に呼び戻され、緊急避難援助チームが急遽結成された。リーダーはジョン・マクローリン(ニコラス・ケイジ)。まもなく南棟にも旅客機が激突し、タワーの階上で救出を待っている人々のため、マクローリンは部下を連れてビルの内部に入ることにする。

監督:オリバー・ストーン、脚本:アンドレア・バーロフ、音楽:クレイグ・アームストロング、出演:ニコラス・ケイジ(ジョン・マクローリン) マイケル・ペーニャ(ウィル・ヒメノ) 

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9月11日、貿易センタービルに旅客機が激突する

2001年9月11日、アメリカ・ニューヨークの港湾警察局では、いつも通りの朝礼が行われていました。班長を務めるジョンは、警察官それぞれの持ち場を指示してバスターミナルのパトロールを始めます。その時、大きな爆発音が響いたのです。全員が本部に戻るよう緊急命令が出されると、ニュースには世界貿易センタービルに追突した旅客機の姿が映し出されていました。

情報が錯そうする中、二つあったビルのもう一方にも新たに旅客機が激突します。すぐに現場に急行したジョンはその惨状に言葉を失いました。このビルに詳しいジョンは自ら志願したウィル、ドミニクと共にビル内へ救出活動に向かいます。ジョン達がタワーに入ったその時、ものすごい爆音と一緒にビルの崩壊が始まりました。ジョン達はそのまま瓦礫の渦の中へと飲み込まれていきます。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=U1_lXxobc1M

ビルの瓦礫に生き埋めになったウィルとジョン

暗闇の中、目を覚ましたジョンは瓦礫に挟まれたことにより、身動きを取ることが叶いません。大声を出すと、同じく瓦礫に足が下敷きとなって動けないウィル、身動きが取れるドミニクが返事をしました。無線で外部に助けを求めますが返答は得られず、途方に暮れる三人。ドミニクは、一人では二人を救助できないと判断し、外へ救助の要請をしに行こうとしました。

その姿を見て「置いていくな」と引き留めるウィル。ドミニクはウィルの願いを聞き入れ、必死で瓦礫と格闘します。しかし、崩壊しかけの瓦礫が直撃し、ドミニクは命を落としました。世界貿易センタービルに旅客機が激突したニュースは世界中に配信されます。各地で衝撃を受ける人々。ウィルの妻であるアリソン、ジョンの妻であるドナも、親戚や友人が家に集まる中そのニュースを受け取っていました。ジョン、ウィルからの連絡もなく、連絡も取れず、さらに情報が入らないもどかしさに、両家で待つ人々は心配を募らせます。

その最中にも、ジョンとウィルは生き埋めとなりながらも怪我の痛みと戦っていました。家族の話をする二人。何とか生き延びて家族に会うため、励まし合います。しかし、ビル周辺では大規模な火災が発生。大きな爆発音が聞こえてきます。死を覚悟した二人は、ついに意識を失いました。

カーンズの救出

元アメリカ海兵隊、軍曹であったカーンズは、世界貿易センタービルで起きたニュースを見るなり、自ら現場へと駆けつけました。現場では二次災害の危険から、救助隊員たちが崩壊したビルへ近づけずにいます。カーンズは命令を無視し、夜を迎えてさらに危険の高まったビルへ突入しました。生存者を探すカーンズの耳に飛び込んできたのは、意識を取り戻したウィルが手の届く金属パイプを鳴らす音。ウィルとジョンは、衰弱しながらもまだ生きていました。

ウィルが必死で助けを求める声により、カーンズは地上に生き埋めになった二人のことを伝えます。極限状態を迎えていた二人の家族にも知らされ、アリソンとドナは病院で夫の帰りを待ちます。未だ危険な状態の瓦礫の中へ救助隊員は潜っていき、果敢な救助活動によってまずはウィルが救出されました。アリソンは、病院に運ばれた夫の顔を見て涙を流します。

助け出された二人

ジョンの意識は混濁し、体力は限界に達していました。生死の境をさまようジョンは、ドナの幻を見ています。ドナやジョンの子供達が待つ家へ帰りたい、という希望を胸にジョンは意識を取り戻します。そして、ついにカーンズ達の手によって地上へと救出されました。外は夜が明けています。

病院へ運ばれたジョンはドナと再会。「君が生きる力をくれた」とドナに感謝するのでした。現場では、数千人規模の人々の命が消えていました。アメリカ各州から集まる警察官や救助隊員たち。病院の壁は、行方不明の家族を捜すビラで埋め尽くされています。

そして2年後、回復を遂げたジョンとウィルは感謝の集いを開きました。ジョンは救出されてから6週間昏睡状態を続け、27回の手術を受けました。ウィルは、13日間で8回にも及ぶ手術の末、回復できたのです。その後、現役を退いた二人は家族と平和に暮らしています。ビルから救出されたのは20名。ウィルとジョンは、18、19番目の生存者でした。

ワールド・トレード・センターの作品情報

ワールド・トレード・センターのジャケット写真
レンタル開始日
2007/02/23
監督
オリバー・ストーン
キャスト
ニコラス・ケイジ(ジョン・マクローリン) マイケル・ペーニャ(ウィル・ヒメノ) マギー・ギレンホール(アリソン・ヒメノ)
上映時間
129分
GEOで購入!
ワールド・トレード・センターのユーザ評価

評価数:301件
評価 :★★★☆☆(3.6/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • 様々な事情はあるけれども、ただ純粋に在るかもしれない命を救おうとする警察や消防官たちの姿に心が裂かれる。なぜ裂かれるのか?それは今だ日本には「人が死ぬところを見たかった」「ムカついた」など、あまりにも人命を軽視した殺人事件が多いからだ。命には貴賎がなく、何人たりとも犯してはならない。そして、眼前に今まさに消えかけている命があったならば、理由など考えずに救う。そんな当たり前のことから我々は自覚しなければならないと、改めて考えるきっかけを与えてくれる映画だ。
  • この映画は個人的には9.11のテロ事件をドキュメンタリー風に描いたものだと思っていたのですが、事件そのものよりも、主人公の二人にスポットを当てた人間ドラマでした。 映画の内容はパニック映画かなと思いましたが、ビルが崩れてからのほとんどが暗い瓦礫の中での二人の会話で、あまり展開が少ない気がしました。 しかし、このリアルさが本当の9.11なのかもしれません。意外に面白かったです。
  • どなたかが「大震災であっても同じだろう」と書いていましたが、これはテロリストによって引き起こされた大虐殺だという点で、全く別であると言えるでしょう。 9.11というテロがどんなに非道いものだったか、怒りを覚えると同時に大変ためになりました。

参考URL
・youtube.com