世界最速のインディアンのジャケット写真

1962年、バート・マンローがスピード記録を出すために、ライダーの聖地であるボンヌヴィルの塩平原(ソルトフラッツ)に挑戦した実話を基に、「13デイズ」「リクルート」のロジャー・ドナルドソン監督が映画化。愛すべき永遠のバイク少年バート・マンローにはアンソニー・ホプキンス。

監督:ロジャー・ドナルドソン、出演:アンソニー・ホプキンス クリス・ローフォード アーロン・マーフィー

ここからネタバレ!閲覧にはご注意ください!

バイクとスピードを愛するおじいちゃん

舞台はニュージーランドの田舎町インバーカーギル。68歳の老人パート・マンローは、バイクを愛する男です。毎朝愛用のバイク1920年型のインディアン・スカウトの改造をしており、朝っぱらから大音量でエンジンをふかしたりするので、彼の行動を快く思わない住人も少なくありません。

雑草だらけの庭、レモンの木に放尿し、バイクの轟音を鳴り響かせるパート。彼は変人扱いされていますが、隣に住む少年トムは、パートのことを慕っていました。パートの家へ遊びに行っては、バイクいじりの手伝いをする彼。少年の父と母はパートの行動に頭を悩ませているので、本当はあまりトムと関わらせたくありません。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=foYLoW4S6rA

パートに訪れる転機

パートの誕生日、彼は地元の暴走族にバイクのスピード勝負を挑まれました。やる気がみなぎるパート。浜辺で行われた決闘で、スタートこそ遅れた彼のインディアンは、スピードがつき始めると暴走族達のバイクを圧倒するスピードを見せます。ただインディアンには欠点があり、スピードが出せる分、小回りが効かないのです。折り返し地点を曲がれず、転倒するパートは決闘に負けます。

負けたパートでしたが、彼に好意を抱く女性フランから提案を受けます。パートの夢は、ライダーの聖地とも言われるアメリカ・ユタ州のボンヌヴィル塩平原で、バイクの世界新記録を出すこと。彼女はその夢のために家を担保に入れてみたらどうかと提案します。悩むパートでしたが翌朝心臓発作に倒れ、医者にバイクに乗ることを反対されたことで決心します。トムはパートがアメリカに向かうと聞き、心なしか寂しそうですが、パートの決心を応援します。

出発当日、彼を変人扱いしていた住人達ですが、彼の決心を知り、彼の旅立ちを見届けます。決闘を行なった暴走族の若者も「餞別だ」と言い、少ない金銭をパートに手渡します。パートは愛用のインディアンを連れて、アメリカへと旅立ちました。

アメリカ珍道中とハプニング

船に乗り、無事アメリカに到着したパート。しかし積荷として乗せたバイクは横倒しになり、破損したのではないかとハラハラしたり、タクシー運転手や花を売るお姉さんにぼったくられたりと苦い経験をします。ただ彼は持ち前の明るさと行動力で、どんどん人を魅了していきます。泊まった先のモーテルでは、オカマのお姉さんと仲良くなり、ボンヌヴィル塩平原へ行くまでのトレーラーを得るために、中古車販売の社長と仲良くなり、ボロ車を格安で譲り受けます。

ネイティブアメリカンに助けられたり、トレーラーが壊れたり、警官に路肩駐車で注意を受けたり、未亡人と出会ったり・・・ボンヌヴィル塩平原に向かうまでの間に様々な人と出会い、接するパート。しかしようやく着いたボンヌヴィルでハプニングが発生します。スピード記録を出すための大会には出走登録が必要でした。しかし締め切りはとうに過ぎていたのです。当日現地に来れば、走ることができると思っていたパートは落ち込みます。

世界最速のインディアン

ボンヌヴィルに到着した時に出会ったライダーの一人が、有力者だったため「テスト走行くらいなら・・・」と大会事務局を納得させることができました。ただ出走予定のインディアンを見て主催者は驚愕します。40年前のバイクなうえに改造を繰り返し、部品はお手製、減速用のパラシュートもなく、そもそもパートの年齢68歳が大会事務局的にはアウトのようです。皆がパートの走行について議論を始めますが、なんとかテスト走行、そして本番も許可が降ります。

いよいよインディアンが走ります。ぐんぐん加速していくインディアン。時速321キロという驚異的なスピードを更新し、世界新記録を叩き出したパートとインディアン。世界新記録達成後、彼のバイクは転倒してしまいますが、彼は無事でした。マフラー部分に足を寄せていたため、足にひどい火傷を負ってしまいましたが、パートは世界新記録保持者となりました。

この物語は脚色も加えられているため、ノンフィクションではありません。しかしパート・マンローが叩き出した記録は、未だ塗り替えられていないと言います。

世界最速のインディアンの作品情報

世界最速のインディアンのジャケット写真
レンタル開始日
2007/07/27
監督
ロジャー・ドナルドソン
キャスト
アンソニー・ホプキンス クリス・ローフォード アーロン・マーフィー
上映時間
127分
GEOで購入!
世界最速のインディアンのユーザ評価

評価数:414件
評価 :★★★★☆(4.0/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • 一途に夢を追いかけ、叶えたバート・マンローという男の実話。主人公が命をかけてインディアン(古いバイク)で最速を求める姿はロマンそのもの。 ロードムービーだが退屈しないで観られたし、バイクについて詳しくなくても大丈夫だった。
  • やはりアンソニー・ホプキンスさんはすごい。他の役者さんだったら、こんな味は出ないでしょう。嫌みがまったくなく、魅力的な人柄に周りも引き込まれていく様子が伝わってきました。 この映画、悪役が一人も出てきません。みんないい人。不思議なくらい。 レースのシーンはハラハラドキドキ。ここでコケたら死ぬかもしれない、うわぁぁ、がんばれ~ってな感じです。 いくつになっても夢を忘れず、思い通りに生きる。決して目標を見失わない。そんなふうに年を取りたいもんです。
  • 人公の人柄に惹かれて様々な人達が協力・応援してくれる物語で、見ていてほっこりしました。終盤のシーンは思わず自分も声を出して応援したくなるような圧巻の演出でした。見て損はない素晴らしい作品だと思います。

参考URL
・youtube.com