MOZUのジャケット写真

TBS出放映されていたTVドラマ「MOZU」を映画化。暗躍する組織と警察との過激な争い、心理戦はもちろん、張り巡らされた伏線に驚くシーンの連続!非常に中身の濃いサスペンス作品に仕上がりました。それでは、ストーリーのネタバレをじっくりとお楽しみください。

ここからネタバレ!閲覧にはご注意ください!

スタッフ・キャスト

監督:羽住英一郎
原作:逢坂剛
脚本:仁志光佑
音楽:菅野祐悟
出演:西島秀俊 香川照之 真木よう子

ダブルテロと拉致発生

バーで飲んだくれている警視庁考案の敏腕捜査官「倉木尚武」。彼は妻と子どもを失った過去をひきずっています。その後、多くの日本人の夢の中にでてくる「ダルマ」という謎の存在について説明があります。この「ダルマ」が倉木の家族の死と密接に関わっていることを、倉木はまだ知りません。

ある日、高層ビルにテロ集団が侵入します。リーダーは「権堂剛」。ビルを爆破して無差別に殺戮した後に警察に対して5億ドルの身代金を要求します。しかし、彼らは実は陽動部隊だったのです。本当の狙いはペナム大使館の車でした。テロ集団の一味に襲われる大使館の車を助けたのは、その場に居合わせた倉木でした。テロリストを全滅させた倉木の元に権堂から電話がかかります。電話が無言だったことで作戦の失敗を悟った権堂は「撤収、撤収」と言って、空から逃げました。

テロリストの狙いは、「エレナ」という16歳の大使館の娘でした。彼女は日本人とペナム人のハーフで、知的障害をもっていました。エレナは元警視庁捜査官で現在は私立探偵をしている「大杉」の元に保護されました。その大杉の探偵事務所にエレナを探す権堂が侵入し、2人を殺したうえ、大杉の娘を人質として拉致します。人質はエレナと交換するためです。

エレナはその時、たまたま別の場所にいました。さらに事態は悪い方向に進展します。警視庁の女性捜査官「明星(あけぼし)」までが拉致され、倉木の上司であり、未解決事件を捜査しているうちに「ダルマ」の存在に気付いてしまった「津城」が自殺に偽装され殺害されていたのです。


出典:https://www.youtube.com/watch?v=VOuLU1dKILc

ペナム共和国で徐々に明らかになっていく真実

倉木の元に「高柳」という男から電話があります。実は高柳は「ダルマ」の部下です。高柳は「エレナを連れてペナム共和国に来い」と要求します。そうすれば、人質として拉致している明星と大杉の娘を返すと言うのです。そこで、倉木・大杉・部下の村西・エレナがペナム共和国に行きます。

ペナムは貧しく治安も悪い国でした。ついて早々、エレナが人身売買組織にさらわれます。誘拐犯のリーダーは、エレナの首にバーコードがあることを見つけ、急になにかにおびえてエレナを逃がしますが、そこで倉木と遭遇し誘拐犯とバトルになります。そこに高柳が登場し、ナイフで誘拐犯を瞬殺。そして倉木は高柳から様々な真実を聞きだし、「吉田こまお」という人物を先生と呼んでいること、吉田=「ダルマ」であること、さらに倉木の妻と子の死に高柳はなんらかの関わりをもっていることなどをほのめかします。

吉田は戦後日本の最大のフィクサー、つまり影の支配者でした。死んだと言われていたが、実際は90歳で生きており、今は人工呼吸器で生命をつないでいます。

高柳が去った後、倉木は部下の村西が裏切り者であることに気付き、暴行して問い詰めますが、村西はなかなか口を割りません。翌日、倉木と大杉・エレナは別れて行動します。倉木は街中で発砲し警察に捕まりますが、その警察を村西一派が強襲し、倉木を拉致します――倉木が警察に連行されると村西は手が出せなくなるため、復讐のチャンスがなくなります。

だからこそ村西は警察を襲うというリスクをおかして倉木を捕まえたのです――村西は、カッコーの託卵の例えから倉木のことをモズ、つまり他人の娘と知らずに娘を育てていたのだと嘲ります。が、これも倉木の計算のうちでした。村西をつたって吉田とコンタクトを取ろうとしたのです。

大ピンチに陥る倉木と大杉は、命からがら脱出に成功

昨日の復讐をされながら車で吉田の元に連れて行かれる途中の倉木を救ったのは、倉木に異常なまでに関心をもつ「東和夫」でした。東は銃撃やロケットランチャーで拉致した車を爆破(倉木ごと死んでしまいそうな勢いで!)。そして倉木に吉田の居場所を示すスマホを渡し、「復活する前に吉田を殺せ」とアドバイスして立ち去ります。

一方、大杉は娘とエレナを交換するために権堂との交渉にむかいます。エレナは「俺たち兄弟の希望の星」というほどの重要人物でした。人質交換後、大杉と娘を殺そうとする権堂達ですが、大杉はエレナに爆弾を巻き付けるという機転で脱出をはかりました。

しかし、大杉の脱出は失敗――娘ごと殺されそうになります。殺される寸前に現れたのが「新谷和彦」。新谷は、権堂が自分の模倣犯であることに腹を立てており、死闘の末「モズのはやにえ」に見立てて権堂を串刺しにして殺します。

一方、倉木はとうとうベッドに横たわる吉田の元へたどり着きます。そこで高柳からエレナが「臓器移植の適合者」であることを明かされ、また倉木に対し「我々の歯車になれ」と要求します。吉田に銃口を向け反撃しようとする倉木ですが、銃は空砲――アジトを爆破する形で命からがら逃げ出すことに成功します。

黒幕と対面する倉木とその意外な結末

「いいかげん起きな」という、冒頭と同じバーで飲んだくれる倉木。彼は日本に帰っていて、昇進の話を持ちかけられていました。大杉と娘・エレナも無事です。そんな折、ペナム大使館にロケットが打ち込まれ爆破するという事件が発生。降りしきる雨の中、明星と会います。

明星は「倉木が暴走したらすぐ殺せ」と家族を人質に取られ、高柳に命じられていましたが、殺すことはありませんでした。

東となにやら相談した後にビルの屋上で高柳と対峙する倉木は、吉田の企みや自分の家族が死んだ謎について問いただします。屋上を炎で包んで逃げ場をなくして。

そこで聞いたのは、倉木の妻「ちひろ」が、目の前で娘を殺され深い絶望のさなかにあるときに、脅されて組織の歯車とされていたことでした。そして娘を殺した実行犯こそ高柳だったのです。

吉田は戦後ずっと同じような手口で多くの人を操ってきたのでしょう。そして、今度は倉木を東京オリンピックを迎えるに当たって新たな歯車にし、操りたいと考えていたのでした。そこに登場したのが、寝たきりだったはずの吉田――吉田は「エレナのおかげで回復」していました(おそらく臓器移植した)。

ナイフで刺されながらもなんとか高柳を倒す倉木ですが、吉田には「夢で会おう」と言われながらヘリコプターで逃げられてしまいます。ところが、翌日のニュースでヘリコプターが墜落して吉田は(おそらく)死亡していました。ヘリコプターの操縦士は、倉木と共謀した東でした。

劇場版 MOZUの作品情報

MOZUのジャケット写真

レンタル開始日
2016/05/11
監督
羽住英一郎
キャスト
西島秀俊 香川照之 真木よう子
上映時間
116分
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劇場版 MOZUのユーザ評価

評価数:15567件
評価 :★★★☆☆(3.5/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • 松坂桃李さんがこんなダークな役するんだ…と衝撃を受けました。あのエキセントリックな松坂桃李さん、もっと観たい!ドラマを観ていなかったので、ストーリーを理解できるか心配でしたが、映画だけでも充分に楽しめました。
  • 西島秀俊の格好良さ、ビートたけしに不気味さ、伊勢谷友介の怪演ぶり、長谷川博己のクレイジーさ、香川照之の無骨さ感、松坂桃李のイカれっぷりなど見所満載です。
  • キャラがとてもよかった!東「俺と同じ考えにたどり着いたようだな」東以外にもいいキャラが多くて!アクション好き以外の文庫とか漫画、都市伝説が好きな人は、探求心が刺激される作品!

「アンフェア」もチェック!

「MOZU」は、テレビドラマ版で放映され、劇場版はその続きになっています。そのため、合わせて見るとよりストーリーがすっきりわかるでしょう。「MOZU」と同様にテレビドラマの後に劇場版が公開されて人気となったのが「アンフェア」です。ヒロインの捜査官雪平が、闇の組織に立ち向かうという構図も似ています。警察や裁判所まで味方とは限らない、スリリングでどんでんがえしの連続ですので、スピーディーな展開が楽しめます。

アンフェアの作品情報

アンフェアのジャケット写真

レンタル開始日
2016/03/02
監督
佐藤嗣麻子
キャスト
篠原涼子 永山絢斗 阿部サダヲ
上映時間
108分
さらに詳しく見る>

アンフェアのユーザ評価

評価数:13995件
評価 :★★★☆☆(3.6/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • 篠原涼子さん、綺麗でめちゃくちゃカッコいい。最後までハラハラドキドキしながら観させていただきました。テレビシリーズからまた観直したくなったよぉ。
  • 篠原涼子演じる雪平はドラマもそうだけどやっぱりかっこいいです。完結というわりには気になる終わり方だったけど
  • アンフェアシリーズのラストにしては、過去作よりスケールダウンしてる感じがしました。相変わらず誰が敵で結末がどうなるか全くわからない展開だったので面白い展開でしたが、闇が深すぎる

参考URL
・youtube.com