大奥 男女逆転のジャケット写真

一人の女将軍に3000人の美しき男たちが仕える男女逆転の大奥を描いたよしながふみの同名コミックが原作の「大奥 男女逆転」。

監督:金子文紀、原作:よしながふみ、脚本:高橋ナツコ、出演:二宮和也 柴咲コウ 堀北真希 大倉忠義 中村蒼 玉木宏

ここからネタバレ!閲覧にはご注意ください!

水野祐之進

徳川家七代目将軍・家継の時代、世の中は若い男性だけがかかる「赤面疱瘡」という奇病が猛威を振るっていました。そのため男性の数は減るばかり。家業の跡継ぎに困った武家や商家では、女性が働き手となり、男女の役割は完全に逆転していました。大奥もしかり、国の主な基幹は女性が担い、大奥は世継ぎを残すために選りすぐりの男子が、日本中から集められていました。

水野祐之進(二宮和成)は旗本の一人息子、武術に優れ、外見も麗しい男子です。しかし旗本とは名ばかりで実情は貧しく、母親(倍賞美津子)は名家に嫁いでくれることを願っています。名家の中には子種を提供するために、お金をいただいて身売りする男子もいますが、祐之進は子種が欲しい女性に無料で提供していました。

※強く男らしい魅力的な男性を二宮君が演じています。江戸っ子らしい「てやんでえ」ぶりが、彼にぴったりですね。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=CeQgAqzVCjE

祐之進、大奥に上がる

祐之進には、心を寄せる幼馴染のお信(堀北真希)という女性がいました。しかし、彼女は彼よりも名家の出。互いに思いを寄せながらも、叶わぬ恋と諦めていました。そして祐之進は、家を助けるために大奥に入る決意をします。

大奥は、日本中から選りすぐられた男子が、将軍家世継ぎのために3,000人も集められています。世の中では男子不足で困っているのに、大奥に集まった男子たちの華やかな暮らしぶりに、祐之進は驚きます。そこに集まった男子たちは、自分こそが将軍に気に入られ、世継ぎの父親になることを夢見て、醜く争っていました。新参者の祐之進は、早々に陰湿な嫌がらせの標的になります。

しかし武術に長け男気のある性格の祐之進は、彼らの嫌がらせを適当にかわしながら理解者も作り、なんとか大奥の生活にも慣れていきました。

※男性の大奥も、醜いですね。嫌がらせをする代表格の男子を、NHK大河ドラマ「おんな城主・直虎」で名演技を見せてくれているムロツヨシさんが、演じています。

鶴岡との対決

祐之進の才に目を付けた大奥の実力者・藤波(佐々木蔵之介)は、祐之進と松島(玉木宏)のお気に入り・鶴岡(大倉忠義)を戦わせます。武術に優れ気位の高い鶴岡、白熱の試合を繰り広げますが祐之進に負けてしまいました。敗者となった鶴岡を、冷たく突き放す松島。鶴岡は祐之進を闇討ちしようとしますが、祐之進は肩に傷を負いながらも、鶴岡に殿中でのご法度行為を止めるように諭します。負けを察した鶴岡は、自害してしまいました。

将軍家継は、幼くして他界してしまいました。そして次の将軍は、紀州の徳川吉宗(柴咲コウ)です。彼女は頭脳明晰で武術にも優れ、国の行く末を真剣に案じています。国家財政の立て直しをするために、大奥のリストラも断行します。なんとか自分たちの身を守りたい藤波たちは、吉宗に総触れの場を設けるよう願い出ます。

※美しい鶴岡役には関ジャニ∞の大倉君、玉木宏さんとの濡れ場も見どころです。

罠に嵌った祐之進

鶴岡との試合で評判となった祐之進は、藤波の計らいで中臈に取り立てられました。中臈となれば、総触れにも列席できます。将軍に気に入られれば、寝屋のお相手になる可能性もあります。しかし実は、将軍の初めての寝屋の相手は「御内証の方」と呼ばれ、次期将軍の父となる可能性はあるものの、将軍を汚した相手として翌日には切り捨てられてしまうのです。

そのため松島と我が身を守りたい藤波の策略で、祐之進が選ばれるように仕向けられていたのでした。そんなことは露ほども知らない祐之進と将軍・吉綱。初めて吉綱が大奥に足を踏み入れた総触れの場で、吉綱は裾を踏みよろけてしまいます。それをクスっと笑ったものがいました。吉綱はそれを咎め、笑ったものは名乗れと命じます。祐之進は隣で震える男子を見て、自分が笑ったと名乗ります。その潔さに惹かれた吉綱は、「御内証の方」に祐之進を指名してしまいました。

※ここでは柴咲コウさんの、政務を司る男っぷりが光ります。それを支える影の役者、加納久通役の和久井映見さんも良い味を出していますね。

生まれ変わった祐之進

全てが藤波たちの策略通りに運んでいます。陰でほくそ笑む藤波と松島。「御内証の方」の意味を知った祐之進は、覚悟を決めて寝屋を訪れます。吉綱も心を痛ませながら、祐之進に向かいます。「何か最後の願いはないか」と問う吉綱に、祐之進は「お信と呼ばせてほしい」と頼みました。

後日、吉綱は美しい男子を集めよと藤波に銘じます。今度こそ将軍に選ばれると喜んだ松島たちは、大奥の庭に集まります。そこで吉綱は言いました。「美形の男たちは早々に大奥を去れ。見栄え良いものは外でも良い縁談があるだろう。」ショックで呆然とする藤波と松島、彼らの目論見は完全に外れました。

一方、お信のもとには祐之進が名前を変えて、現れていました。吉綱の計らいで、祐之進は死んだことにして、別人として生きていくことになったのです。そしてふたりは、幸せに暮らしました。

※奇想天外の男女逆転・大奥、原作はよしながふみさんの漫画ですが、実に面白いですね。後にNHK大河ドラマ「おんな城主・直虎」を演じる柴崎コウさんが、予見できる映画です。

大奥 男女逆転の作品情報

大奥 男女逆転のジャケット写真
レンタル開始日
2011/04/15
監督
金子文紀
キャスト
二宮和也 柴咲コウ 堀北真希
上映時間
117分
GEOで購入!
大奥 男女逆転のユーザ評価

評価数:1163件
評価 :★★★☆☆(3.7/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • 二宮くんのイケメンさが異常です。とくに好きなシーンは、中村蒼くんと二宮くんがキスをするところ。何度も見返してました。
  • 男女逆転しているからこそという側面は弱く、爽快な女性将軍のスカッと感や主人公の男前のかっこのよさが素直にみていて気持ち良かった。庶民の女が持っている子どもをほしいと思う女心がせつなく、逆に政治を握っている女達の男なんて必要ない感じが私達にもある二面性だと感じました
  • 原作読んでないし、どんなもんなのかなあ?と期待しないで見たら、おもしろかった〜!感動大作とかじゃないけど、飽きずに楽しめた。お休みの日にのんびり家で見るのにお勧め。 吉宗役の柴崎コウは思いがけず似合ってたし、格好よかった〜。

「硫黄島からの手紙」もオススメ

この映画で祐之進を演じた嵐の二宮さん、彼の代表作と言えば映画「硫黄島からの手紙」でしょう。クリント・イーストウッドが手掛けた「父たちの星条旗」に続く日本側からの視点の硫黄島の戦い。陸軍一等兵・西郷昇役を演じた二宮さんは、第31回日本アカデミー賞をはじめ、数々の賞にノミネートされました。 本土防衛の最後の砦・硫黄島での戦い、絶望的な戦況の中で、まだ見ぬ子どものために最後まで必死に生きようとした西郷役を、見事に演じています。渡辺謙さんの演技もさることながら、二宮さんの演技は素晴らしかったです。この映画は、涙なくしては見ることができません。ハンカチを用意してご覧くださいね。

硫黄島からの手紙の作品情報

硫黄島からの手紙のジャケット写真
レンタル開始日
2007/04/20
監督
クリント・イーストウッド
キャスト
渡辺謙(栗林忠道中将) 二宮和也(西郷)
上映時間
140分
GEOで購入!
硫黄島からの手紙のユーザ評価

評価数:1098件
評価 :★★★☆☆(3.9/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • すごく静かに描かれた映画。けれども人々の戦争に対する思いや、戦争の様子などが深く描写されている。涙なしには見れなかった……
  • やっと見ました。日本兵の目線なので悲惨な敗北も判ったうえで見ました。それでも、やはり悲壮感が前面に出て重苦しい映画です。名作には間違いないでしょう
  • なぜ日本人の監督がこの映画を作らないのか。ていうかクリントイーストウッド 日本人の心をここまで理解出来ているとは 素晴らしい!! 絶望の中で戦う日本人的な心理描写が素晴らしい

参考URL
・youtube.com