岳-ガク-のジャケット写真

石塚真一のコミック『岳』を「ヒートアイランド」の片山修監督が実写映画化。日本アルプスを舞台に、山岳救助ボランティアとして登山者の命を守る青年と仲間たちの姿を描く。出演は「シュアリー・サムデイ」の小栗旬、「曲がれ!スプーン」の長澤まさみ、「大奥」の佐々木蔵之介、「リアル鬼ごっこ2」の石田卓也、「ぼくとママの黄色い自転車」の市毛良枝。

監督:片山修、原作:石塚真一、脚本:吉田智子、音楽:佐藤直紀、出演:小栗旬 長澤まさみ 佐々木蔵之介 

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山岳救助隊に配属された新人・久美と、山を知り尽くした陽気な男・三歩

舞台は北アルプスの山岳地帯。山岳救助隊に配属された新人・椎名久美は、配属早々遭難者の救助の現場に向かうことになります。そこで出会ったのは誰よりも早く遭難者を救助した、山岳救助ボランティアの青年・島崎三歩でした。彼は北アルプスの山中に住む山を愛する男で、いつも屈託のない笑顔を振り撒く陽気な青年です。

配属されてすぐに行われた実地訓練では、久美は三歩のペースについていけず疲労困憊。その陽気すぎる三歩の性格にも辟易していました。そんな久美に三歩は「山で捨てちゃいけないものは?」と問います。久美の出した答えは「ゴミ」でしたが、不正解だった上にこの問題は宿題になってしまいます。訓練を終えた二人が山荘まで戻ると、ナオタという少年が父親とはぐれたと助けを求めてきます。

三歩が救助に向かうも発見して間もなく、早くに母親を亡くしたナオタにおにぎりくらいしか作ってやれなかったことを詫びながら、父親は絶命してしまいました。春になり、三歩はナオタを訪ねます。父親が最後まで生きることを諦めなかったことを伝え、そしていつか一緒にあの山でおにぎりを食べようと約束したのでした。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=NmcPJRjqvsI

過酷な現実と三歩の笑顔の裏に潜む悲しい過去

ある日、訓練中だった久美は意識のない男性を発見します。待機命令に背き単身救助を試みますが、一人では何もできず、遭難者は久美の背中で息絶えてしまいます。駆けつけた三歩が、絶命した遭難者の迅速な回収のために遺体を崖下へフォールするのを目の当たりにした久美は、過酷で残酷な現実に言葉を失います。

下山すると三歩は半狂乱の遺族に詰められ、言い訳もせず土下座し謝罪します。その後、いつもの調子でナポリタンをたらふく頬張る三歩に、久美は「みんな人の死に慣れすぎている」と怒りを露にしました。すると三歩は、自身の初めての山岳救助中、ずっとスパゲティのことを考えていたと言い出します。人を背負う体力があってよかった、直前にたらふく食べておいてよかったと。笑顔で語る三歩に対して久美は苛立ちます。

その後、単独で訓練をしていた久美は遭難してしまいますが、三歩に助けられます。救助隊のヘリ操縦士の牧にはアマチュアだと一蹴されてしまいました。ショックで落ち込む久美は野田から、三歩の初めての救助が、共に登頂を目指す中滑落し絶命してしまった三歩の親友であったことを聞かされます。彼の屈託ない笑顔の裏には壮絶な過去が隠されていたのです。

決意を新たにした久美が挑む次なる捜索

久美は山中で暮らす三歩の元を訪ねます。山岳救助隊だった父が遭難して亡くなったことや、父が助けた人からのお礼の手紙を見て自分も山岳救助隊になろうと思ったことを話しました。

三歩は以前出題した「山で捨てちゃいけないもの」の答えを「命」だと言い、そして久美に「生きよう」と赤いマフラーを渡しました。そしてある日、急激な悪天候のため3組総勢12名の遭難者が出る事態が発生してしまいます。なんとか全員が無事救助できそうだと思った矢先、久美が救助に向かった親子のもとに爆弾低気圧の接近が確認されます。

娘の陽子はヘリにピックアップできたものの、父親の一郎は置いて撤退しなければならなくなりました。父親の名を呼び泣き叫ぶ陽子を見て久美が思い出したのは、命を捨てちゃいけないという三歩の言葉。久美は意を決して、自分とヘリを繋ぐロープへナイフを入れるのでした。

「命を捨てちゃいけない。」

命綱を切り落とした久美はクレパスへ落下。ヘリは撤退せざるを得ず、爆弾低気圧と雪崩の危険から野田もこれ以上の捜索は無理だと判断します。

重苦しい雰囲気のなか、三歩はちょっと散歩に行ってくると言い、久美と一郎の救助に向かいました。その頃久美の発見した一郎は足を氷塊で潰されており、苦渋の選択で足を切り落とします。そして久美は「命を捨ててはいけない」ただその一心で一郎を背負い脱出を試みるのでした。

一方、三歩は途中で雪崩に巻き込まれ、なんとか脱出するも力尽きその場に倒れこんでしまいます。朦朧とする三歩の目に映りこんだのは、久美に渡した真っ赤なマフラー。力を振り絞り、クレパスの中へ飛び込んだ三歩が発見したのは、一郎を背負ったまま心肺停止になってしまった久美の姿でした。

懸命に心臓マッサージを繰り返すと久美は息を吹き返します。三歩は「よく頑張った」と久美に優しく言い、久美は三歩の言葉があったから頑張れたのだと返します。そして天候は好転し、3人は助かったのでした。後日、入院中の久美の傍らに付き添う三歩の姿がありました。

久美が目を覚ますと、ほどなくして陽子が訪ねてきます。父を助けてくれてありがとうと三歩に告げる陽子に、「助けたのはここにいる椎名久美で、山のプロフェッショナルだ」と言います。そして、また山においでよと笑顔で言うのでした。

岳-ガク-の作品情報

岳-ガク-のジャケット写真
レンタル開始日
2011/11/10
監督
片山修
キャスト
小栗旬 長澤まさみ 佐々木蔵之介
上映時間
125分
GEOで購入!
岳-ガク-のユーザ評価

評価数:2343件
評価 :★★★☆☆(3.7/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • 助かるのかドキドキ感が続きます。長澤まさみさんが女性で頑張っている姿、小栗旬さんの頼れる姿、素敵でした。
  • 三歩が笑顔とたくましさが良かったです! 長澤まさみさんの役が成長していくところも良かったです! エンディングのコブクロの曲も作品に合っていて最高でした!
  • 個人的には好きな作品です。 アルプス?を舞台にして繰り広げられる展開がスケールが大きくて印象に残ってて、小栗旬にも合っている役だったと思います。

参考URL
・youtube.com