探偵はBARにいる3のジャケット写真

推理小説『ススキノ探偵』シリーズ原作、札幌ススキノを舞台に探偵と助手が事件を追うハードボイルド第3弾『探偵はBARにいる3』。失踪した女子大生探しに取り組む二人。調査を進めるうちにモデルクラブオーナーのマリと裏社会の住人・北城に行き当たった彼らを卑劣な罠が襲います。

ここからネタバレ!閲覧にはご注意ください!

スタッフ・キャスト

監督:吉田照幸
脚本:古沢良太
原作:東直己
出演:大泉洋(探偵) 松田龍平(高田) 北川景子(マリ) 前田敦子(諏訪麗子) 鈴木砂羽(モンロー) リリー・フランキー(北城仁也) 田口トモロヲ(松尾) 志尊淳(波留) マギー(源) 安藤玉恵(峰子) 正名僕蔵(教頭先生) 篠井英介(フローラ) 松重豊(相田) 野間口徹 坂田聡 土平ドンペイ 斎藤歩 前原滉 天山広吉 片桐竜次

女子大生の失踪から始まる謎の事件

女子大生・周防麗子を乗せたトラックが走っています。道中、道路を塞ぐように止まる車を見たトラックの運転手は、その車に向かって注意します。すると運転席にいた人物から銃撃され、そのうえトラックに積まれていた毛蟹を全て奪い去られます。

探偵と助手・高田はある依頼を受けました。それは、高田の後輩・原田の恋人の失踪についてです。実はその原田の恋人こそ、冒頭で登場した女子大生・麗子でした。麗子について調べていくうちに、彼女がピュアハートと言われている表向きはモデルを派遣する事務所に所属していることが分かります。しかし、ピュアハートは裏では合意の下なら何をしてもいい”風俗”店で収入を得ていたことが分かります。

ピュアハートを訪れた探偵と高田の前に現れたのは、マリという美しいオーナーでした。マリは探偵のことを以前から知っているようです。麗子の素性について原田に伝えるべきか悩む2人。そんな彼らの前に男たちが現れ、ピュアハートに深入りするなと警告してきます。


出典:https://www.youtube.com/watch?v=XNhZRZMukrg

広がる闇とマリの過去

警告してきた男たちから逃げる2人ですが、波留という用心棒にボコボコにされます。しかしマリが割って入ってきたことで事なきを得ます。

その後2人は、ピュアハートの後ろにいる関西系暴力団傘下「北城グループ」の存在を知ります。探偵と旧知の仲である暴力団若頭や新聞記者の協力もあり、徐々に真相に近づいていく2人。警察の捜査情報によれば、映画冒頭に発生したトラック運転手射殺事件で奪われた毛蟹の箱には、覚せい剤が密かに隠されていたと言うのです。マリを尾行したことで、当初の以来である原田の恋人・麗子探しは達成しますが、これ以上深入りするなと2人は警告され続けます。

一方で、探偵はマリのことを思い出しました――ススキノの伝説になっていた娼婦・モンローの依頼で、心身ともにボロボロな状態にあったマリを救い出したのが探偵だったのです。

探偵は酔った勢いで、「“命を燃やすもの”と出会うはずだから、命を粗末にせず、生きていけ」と語ったことを思い出します。

そしてかたぎの妻となったモンローから、探偵と会う前にマリが身ごもっていたこと、お母さんになる喜びを感じていたこと、しかし流産してマリが変わってしまったことを聞かされます。

マリの考え、最後の取引

探偵とマリはススキノの夜を共に過ごします。探偵は、トラックを襲撃したのはマリであること、マリと麗子は初めからグルだという推理をマリに伝えます。マリは毛蟹に隠された覚せい剤を、自身のボスに当たる北城と取引しようと考えていました。酒の勢いで一夜を共にしてしまう2人――しかし翌朝、覚せい剤のパッケージと100万円の札束を残して、マリは探偵の前からすっかりいなくなっていました。

事態が急変し、高田に助けを求める探偵ですが、高田より先に北城グループが探偵に襲い掛かります。アジトにはなんとマリの姿もありました。壮絶な尋問を受ける2人。到着した高田により、2人はなんとか逃げ出すことに成功します。

しかしマリは「覚せい剤を北城に買い戻させる」奇策のために探偵にボディーガードを依頼します。札幌のショッピングモールで覚せい剤と現金の引渡し取引をすることになった探偵とマリ。探偵は、留学予定の高田の身を守るために、彼をクビにします。

高田抜きで行った取引ですが、北城たちはそうやすやすと2人を返すわけがありません。執拗に2人を追う北城一派たち。マリは探偵を守るため、ショッピングモールで銃を放ち、来場客の混乱を招きます。取り押さえられてしまうマリでしたが、探偵は逃げます。しかし、探偵の前には最強の用心棒・波留が立ちはだかります。

高田VS波留、マリの最後の依頼

絶体絶命かと思われたその瞬間、探偵を助けてくれたのはクビを宣告したはずの高田でした。高田は、波留と戦います。

探偵は高田のおかげで波留から逃げることに成功しますが、再び北城の追っ手に捕まってしまいます。ところが、探偵の仲間の協力により現金の入ったバッグは別の場所にありました。最終的に探偵の元へ現金が戻ってきます。

一方、高田VS波留は――前半こそ高田が劣勢でしたが、なりふり構わない高田の戦法に波留はリズムを崩されます。最終的に波留は高田の飛び蹴りで敗北。北城グループも警察により捕らえられた、事態は収束します。

事件後、探偵は病院へ向かいます。マリ最後の依頼は、取引で得た金額をある少女の治療に寄付することでした。彼女は難病に侵されています。病に倒れたマリは、マリの子供が生まれるはずだった日に生まれた彼女のために、“命を燃やし”ていたのです。

最後、探偵は留学する高田に別れを告げます。・・・がエンドロール、ニュージーランドへ留学へ行ったと思われていた高田が札幌の隣町で酪農している姿が。思わずツッコミを入れる探偵に「ニュージーランド人から学んでいる」と答える高田。2人の探偵稼業は、まだまだ続きそうです。

探偵はBARにいる3の作品情報

探偵はBARにいる3のジャケット写真

公開日
2017/12/01
監督
吉田照幸
キャスト
大泉洋(探偵) 松田龍平(高田) 北川景子(マリ)
上映時間
122分
さらに詳しく見る>
探偵はBARにいる3のユーザ評価

評価数:544件
評価 :★★★☆☆(3.9/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • ストーリーがしっかりしていて、中だるみがなく、集中して鑑賞できた。シリーズ3作目だが、前作、前々作を知らなくても、本作だけで十分楽しめると思う。しかし、なぜ大泉洋はこの役にこんなにもピッタリとハマるのだろう?
    脇を固める松田龍平もいい味を出している。エンドロールは最後まで見ること!!
  • この映画がパート1、2を観ていない人でもすんなり作品世界に入っていけます。
    当然、シリーズファンも楽しめる要素も十分ありコアなファンも喜べれる内容になっている。
    コミカルとハードボイルド感が全編に散りばめられて、昭和時代に『探偵物語』『プロハンター』などのオールドファンでも納得出来る素晴らしくもあり、懐かしさすら感じられる作品です。
  • コミカルとハードボイルドと切なさが絶妙なバランスで、このシリーズは本当に面白い‼️昔の映画だけど、武田鉄矢の「刑事物語」シリーズに通じるものを感じるなぁ、個人的に。
    北川景子さんは演技上手いんだか下手なんだかよく分かんないけど、リリーフランキーの悪役のハマり具合はヤバい。
    このシリーズ続けていって欲しいな、松田龍平のスピンオフとかも面白そう。

参考URL
・youtube.com