最後まで行くのジャケット写真

母の葬儀を抜け出した殺人課の刑事ゴンス(イ・ソンギュン)は、車で警察署へ向かっていた。急遽所内に監査が入ることになり、ゴンスは横領の証拠を隠そうとしていたのだ。しかし、夜道での無謀な運転が仇となり、通行人を轢いてしまう。

監督:キム・ソンフン、脚本:キム・ソンフン、出演:イ・ソンギュン チョ・ジヌン シン・ジョングン チョン・マンシク 

ここからネタバレ!閲覧にはご注意ください!

刑事の轢き逃げ

殺人課の刑事コ・ゴンスは、母の葬式を抜け出して署に戻る途中、誤って人を轢き殺してしまいます。思い悩んだ彼は、事故を届け出ずに隠ぺいすることに。しかしすぐに飲酒検問に引っかかると、同業だという言葉も聞き入れられず、思い切り怪しまれてしまいます。

しかもフロント部には事故の傷が残っており、トランクの中にはほやほやの死体が。絶体絶命の瞬間、刑事であるということが証明されて放免されたものの、ピンチはそれだけではありません。実はゴンスと同僚たちは、収賄の容疑で内務監査を受けており、ゴンスはその証拠隠滅のために急いでいたのです。とりあえず納棺のために式場に戻ったゴンスは、現れた同僚たちと責任のなすり合いになります。

しかも、ゴンスの車を監査部が調べるとのこと。慌てたゴンスは一計を案じ、母の棺の中に轢いた男の死体を入れてごまかそうとしますが、中々思い通りにはいきません。娘のおもちゃを使って汗みどろになりながら、通気口から霊安室まで死体を手繰り寄せようとするゴンス。時間が刻一刻と過ぎる中、間一髪死体を隠すことに成功します。埋める時に棺の重さが不審がられたものの、とりあえず死体の隠ぺいはうまく行ったかに思われました。しかしゴンスの地獄は、これからが本番だったのです。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=Ar_URkwqm2w

謎の目撃者

事故の隠ぺい工作は、まだ完全ではありませんでした。ゴンスは自分の車をわざと警察車両にぶつけると、フロント部の傷をごまかしてしまいます。そんな中、ゴンスはある手配犯の捜査を担当することに。男の名前はイ・グァンミンで、あろうことか自分が轢き殺した人間でした。グァンミンは風俗店経営者で、商売敵を殺した容疑がかかっていましたが、当然のごとく行方はつかめません。潜伏先の情報をつかんだ殺人課は直行するものの、中は無人。

一方付近を調べたゴンスは、そこが事故現場のそばであることに気付きます。と、そこへ巡査が現れ、数日前の夜に事故があって、被害者が連れ去られたと通報を受けた旨を報告。現場付近の監視カメラを調べると言われ、慌てたゴンスは自分がやると買って出ます。カメラには事故そのものは写っていませんでしたが、それらしき車が通りすぎるのは記録されていました。ナンバーの特定はできなかったものの、同僚のチェに同じ車種に乗っていることを指摘され、動揺するゴンス。じわりじわりと迫る危機に、ゴンスの神経は次第にすり減っていきます。

そしてある日、ゴンスのデスクに一本の電話が。それはグァンミンの居場所を知っているという男からの通報で、しかもその夜のゴンスの行動を、全て見ていたような口ぶりでした。電話の背景音から男が近くにいると見たゴンスは追跡しますが、あと一歩のところで逃げられてしまうのでした。

パクの脅迫

その後かかって来る電話を無視し続けるゴンス。すると署内に1人の男が現れ、いきなり彼に殴り掛かります。その男こそ、ゴンスが追いかけた人物でした。男の名はパク・チャンミン。別の署の刑事で、ゴンスらを監査から救った人物でもありました。パクは人違いだったとあっさり謝りますが、ゴンスはトイレで彼を捕まえると望みを聞きます。パクの要求とは、グァンミンの死体を連れてこいというものでした。ゴンスは拒否するものの、パクの圧倒的なパワーにねじ伏せられて、無理矢理OKさせられてしまいます。

仕方なく、埋葬場所から再び死体を掘り起こしたゴンス。すると、死体の胸に銃創があることに気付きます。グァンミンは車に轢かれる前に、パクによってすでに致命傷を負っていたのでした。ゴンスは独自に調べを進め、パクが膨大な量の押収麻薬をくすね、密かに麻薬クラブを経営していたこと、そしてグァンミンが、パクから金とクスリを盗んで姿を消したことを知ります。グァンミンはそれらを個人金庫に隠しており、パクはその鍵を探していたのです。それを知ったゴンスが、死体の尻の穴から鍵を取り出したとき、何者かに呼びかけられます。それは同僚のチェで、彼はゴンスが轢き逃げ犯だと気づいて追ってきたのでした。

疲れはて、チェに全てを打ち明けようとしたゴンスですが、すでにパクの魔の手が。ゴンスに電話をかけてチェの車から出させると、チェを車ごとコンテナで押しつぶしてしまったのでした。しかも「俺は自首する」というゴンスに対しパクは、彼の家族を見張っていることを匂わせ、それを封じてしまいます。

最後の死闘

もはや逃げられないと悟ったゴンスは、家族を安全な場所へ避難させ、自分は死体を持って約束の場所へと向かいます。しかし彼としても、タダではすまさない覚悟でした。死体に時限爆弾を詰めると、取引後にパクの車もろとも吹き飛ばしてしまいます。池に転落し、沈んでいくパクとグァンミンの死体…。それを見届け、帰宅したゴンスは、全てにケリが着いたと胸をなでおろします。

しかし、パクのタフさは尋常ではありませんでした。ゴンスの家に血まみれの姿で現れると、彼を容赦なく叩きのめします。ゴンスはパクの攻撃から必死に逃れ、転落しそうになりながら自宅の外を伝うと、となりの部屋に回り込んで形勢逆転…かと思いきや、やはりパクはひるみません。こうなるともはや、ターミネーターよりターミネーターらしいと言えるでしょう。揉み合う二人の目に飛び込んだのは、棚の下敷きになっているゴンスの拳銃でした。拳銃に取り付こうとしたパクに必死で追いすがるゴンス。共に拳銃に手を伸ばしたその瞬間、偶然引き金が引かれ、銃口が火を噴きます。

弾が当たったのは、パクの方でした。決着は付いたものの、警察組織としては前代未聞の不祥事に、上層部は事件そのものの隠ぺいを決定します。終身刑は免れたものの、責任を感じたゴンスは退職。そして退職金は、全てチェの母親に寄贈することにします。後日母親の墓参りに訪れたゴンスは、近くで遊んでいた娘が拾った、あるものに目を止めます。それは、あの夜死体から取り出した金庫の鍵でした。早速鍵を持って個人金庫を訪れたゴンス。案内された部屋で彼が目にしたのは、文字通り山と積まれた札束の塊りでした…。

最後まで行くの作品情報

最後まで行くのジャケット写真
レンタル開始日
2015/07/03
監督
キム・ソンフン
キャスト
イ・ソンギュン チョ・ジヌン シン・ジョングン
上映時間
111分
GEOで購入!
最後まで行くのユーザ評価

評価数:722件
評価 :★★★☆☆(3.4/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • ラストが中々ヒネれてて、そう考えると そこまでの展開に結構ツッコミどころ( 演出的な穴 ) が多すぎて、う〜ん惜しいなぁって一作。 もうちょっと 丁寧に描けてたら、相当 評価されてもおかしくなかったんやろうにね。 それでも、さほど評判になってなかった 作品にしてこのクオリティってあたりが韓流映画の底力。
  • これは予想外にすべてパーフェクト☆ほんの1つを覗き。 ドリフ(例えが古いですが)の何度でも起き上がるコントは笑いさえ起きましたが(笑) あそこ迄あえて引っ張るのもこの作品の醍醐味。 そりゃ アレを前にしてしまえば何度でも起き上がる事は誰でも請け合い。間違いない!(笑) 因みこの作品に、笑いはありません。ガチのドキドキ、ハラハラ。 全編を通して完璧でした! お見それしました!
  • 最近見た韓国映画の中では一番面白かったですかね! 自分が引き起こした、ひき逃げ事件の隠ぺいが引き金で泥沼にはまっていく刑事の話…。 韓国映画では、定番のクズの刑事達が己れの保身や利害で転がる展開は、見ててハラハラしました。 こんな韓国映画ばかり見てると韓国の警察はみんなクズだと思われるんじゃないですかね(笑) 強引な展開もありますが、昨今の韓国映画では良作ですよ!

参考URL
・youtube.com