永遠の0のジャケット写真

邦画の戦争映画の中でも指折りの傑作に数えられる「永遠の0」。第38回日本アカデミー賞最優秀作品賞にも選ばれました。第二次世界大戦に関わった人たちが、どのような思いを抱いていたのかを知ることができる貴重な作品ではないでしょうか。戦争映画の金字塔「永遠の0」のネタバレを一挙公開いたします。

監督:山崎貴、原作:百田尚樹、脚本:山崎貴 林民夫、音楽:佐藤直紀、出演:岡田准一 井上真央 三浦春馬 濱田岳 新井浩文 染谷将太

ここからネタバレ!閲覧にはご注意ください!

永遠の0のネタバレあらすじ-1:祖母の葬儀で聞かされた衝撃の事実。

26歳の青年、佐伯健太郎(三浦春馬)は、もともと弁護士志望でしたが、司法試験に落ち続け、いつのまにか夢への情熱をも失い、自堕落な生活を送る日々。そんな中追い打ちをかけるかのように祖母の松乃(井上真央)が亡くなった知らせを受けます。フリーライターである健太郎の姉、慶子(吹石一恵)とともに葬儀に参列した際、祖父の大石賢一郎(夏八木勲)が健太郎たちに衝撃の事実を告白することに。

その内容は「賢一郎と二人の間には血縁関係がない」ということ。実祖父は特攻隊で戦死したといい、健太郎と慶子は戦争中に生き残った人たちから当時の様子を聞いて真相を探る旅に出ます。いろいろな人の情報を頼りにルーツを辿った結果、2人の本当の祖父は宮部久蔵(岡田准一)という人物だったのです。

永遠の0のネタバレあらすじ-2:臆病者になったのは理由があった

健太郎は実祖父だった宮部久蔵について、周囲の人から情報を集めることにします。すると口をそろえたかのように「何よりも命を惜しむ人」「海軍航空隊一の臆病者」といった悪評ばかり。それでもめげずに調べていくと宮部は優秀な零戦パイロットで、筑波海軍航空隊の教官を務めていたことが分かります。ずば抜けた飛行技術がありながらも特攻隊として召集され戦場に行ったところで、敵機は追い払っても攻撃は一切しない姿勢だったため、非国民扱いをされる始末。

この行動に反感を買い、宮部の周りには誰も見方がいなくなりますが、貫き通す姿勢の裏には妻の松子と子供、清子の存在が。二人のためにも必ず生還することを第一と考えていたことが周りの人も理解しはじめ、次第に信頼される存在となります。お国のために命を差し出すことが当たり前の時代にも関わらず、家族のために生きて帰ってきたいという想いは相当の覚悟が必要だったことでしょう。

永遠の0のネタバレあらすじ-3:特攻隊志願に隠された宮部の想い

宮部は家族のための生還を希望していたのに、終戦間際に突然、特攻隊を志願します。なぜそうしたのか。そして宮部は戦闘へ向かう日の朝、部下のパイロットである大石と戦闘機を強引に交換します。大石は不思議に思いますが、宮部にはある考えがあったのです。二人はそれぞれの戦闘機で飛び立ち、途中で大石が乗る戦闘機がエンジントラブルを起こし、帰還せざるを得ない状況に。

そこで大石は操縦席にあった、宮部が大石に宛てた手紙を見つけます。手紙には「もし生還できたら家族を守ってほしい」といった内容。宮部はもともと大石が乗る予定だった戦闘機のエンジンに問題があることを知っていたようです。予期せぬトラブルによって帰還する可能性にかけた宮部の行動は、大石の命と家族を救いたい、という想いがあったに違いありません。そして宮部の家族を信頼していた大石に託したかったのでしょう。

永遠の0のネタバレあらすじ-4:特攻隊としての使命を果たす

宮部は巧みな操縦技術を発揮し、敵に立ち向かい、26歳の生涯を終えました。宮部からの手紙に書かれた「家族を守ってほしい」という想いを受け継ぎ、生還した大石は松子のもとを何度も訪れます。以前宮部が「たとえ自分は死んでも必ず戻ってくる。生まれ変わっても君の元に必ず戻る」と話していたことを松子は思い出し、大石と再婚することを決意。そして松子とともに清子を育て、松子の最後を看取った大石が、健太郎と慶子の祖父なのです。戦後60年が経ち、実祖父、宮部の家族への想いと必死の覚悟、すべてを知ったとき健太郎が空を見ると、そこには戦闘機に乗った宮部が微笑みかけている姿が。

生き残った宮部の家族の様子を見たかった、また戦後の日本がどうなったのか気になったからかもしれません。終戦70周年という節目の2015年にはドラマ化され、主演の向井理をはじめ、桐谷健太、広末涼子、多部未華子といった豪華俳優陣が名を連ねています。累計発行部数が500万分以上を突破した百田直樹著の小説はもちろん、漫画本として全5巻出版されるなど、映画やテレビドラマだけでなく書籍でも大ヒットした作品です。

永遠の0の作品情報

永遠の0のジャケット写真
レンタル開始日
2014/07/23
監督
山崎貴
キャスト
岡田准一、井上真央、三浦春馬
上映時間
144分
GEOで購入!
永遠の0のユーザ評価

評価数:21648件
評価 :★★★☆☆(3.9/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • 邦画戦争作品として自分の中で断トツで好きな作品です。 何度目になるのか分からないくらい観させてもらってます… 国のためにと命を捧げた時代に大切な人のため死ぬことを拒み続けた 戦没者の上に生かされていることへの苦しみ ゆえに死に場所を見つけたことへの安堵… フィクションかもしれない、でも当時の戦争の渦中や戦後に語られてこなかったであろう物語が沢山存在してんだろうな…と。 戦争を知る先輩方も少なくなり、死ぬことを軽く見ている世代もいると思います 今一度大切な人を考えてみませんか? 後世に残したい大好きな作品です。
  • この映画を観て30半ばになって初めて、過去の日本のことや当時生きていた人たちのことを知りたいと思いました。スピード感もあって、描写もキレイ。とても良い映画だと思います。
  • 夏八木さんを始め、個性派ベテラン俳優のシブさにグッときました。邦画も棄てたもんじゃないと思える良作!戦闘機の事調べたくなります。

参考URL
・youtube.com