湯を沸かすほどの熱い愛のジャケット写真

<簡単な解説>
2016年のアカデミー賞で6部門の受賞を果たした映画「湯を沸かすほどの熱い愛」。ガンと向き合いつつ、家族のことをおもう「おかぁちゃん」がとる行動の数々に涙すること間違いなし。出演者それぞれに設定されたエピソードも必見です。それでは胸を張ってオススメできる「湯を沸かすほどの熱い愛」の物語の全貌をどうぞお楽しみください!

ここから湯を沸かすほどの熱い愛のネタバレ!閲覧にはご注意ください!

湯を沸かすほどの熱い愛のあらすじとネタバレ:パワフルなお母ちゃん、末期がんを宣告される

『幸の湯』という銭湯を営んでいる幸野家。1年前に父・一浩が蒸発して以来、銭湯は休業しており、パワフルな母・双葉と学校でいじめられている内気な娘・安澄は2人で暮らしています。パートの仕事をしている最中に倒れた双葉は、病院で自身が末期がんであることを宣告されます。余命は2、3ヶ月しかありませんでした。

落胆する双葉でしたが、死ぬまでにやれることをしようと決心します。探偵に一浩の居場所を突き止めてもらった双葉は、一浩が住んでいるアパートを訪ね、一浩に余命を告げます。一浩は浮気相手と再会し、その時に産まれた子供と暮らしてほしいと言われ、9歳の鮎子と共に暮らしていました。その日から、幸野家は双葉と一浩、安澄と鮎子の四人暮らしになります。双葉ははつらつとした明るい女性なのですが、病を宣告されてしまいます。 ※情けない父・一浩を連れ戻す時、微笑んで話を続けながらも一瞬だけ浮かべる不安げな表情に胸が苦しくなります。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=QwLf1rOaaX0

湯を沸かすほどの熱い愛のあらすじとネタバレ:2人の娘の葛藤を支える双葉

双葉達は『幸の湯』を再開させます。この間にも双葉の病状は芳しくありません。しかし双葉は延命のために生きる意味を失うのは嫌だと転院を拒み、やらなければならないことを遂行し続けます。いじめにあっている安澄はある日制服を盗まれ、学校へ行くのを拒みます。しかし双葉は安澄に学校へ行くよう訴え続けます。安澄に双葉の想いは伝わり、学校へ向かった安澄は「制服を返してください」と自ら訴えることができました。

一方、鮎子は、出て行ってしまった母親を待ち続けていました。「来年の誕生日までに迎えに行く」と書かれた手紙を見つけた双葉は、夜になっても帰ってこない鮎子が、以前住んでいたアパートに戻ったことを察します。鮎子の母は結局戻ってきませんでした。鮎子はその日の晩、泣きながら「ママのことはまだ好きだけど、この家にいたい」と訴えます。そして鮎子は幸野家の大切な家族の一人になりました。

※2人の娘の葛藤を、ゆっくりと着実にほぐしていく双葉こと“お母ちゃん”の包容力に感動します。鮎子が一生懸命正直な気持ちを伝えるシーンでは、その懸命さに涙が止まらなくなりました。

湯を沸かすほどの熱い愛のあらすじとネタバレ:最後の旅行と双葉が伝えたかったこと

双葉は安澄と鮎子を連れて沼津旅行を計画します。双葉には安澄に伝えなければならない本当のことがあったのです。途中の宿で体調が悪化した双葉は吐血しますが、娘達には何事もなかったように接します。ある食堂で高足ガニを食べる3人。高足ガニは、毎年4月25日に安澄宛に贈られていました。

食べ終わった後、耳の不自由な女性店員の頬を突然叩いた双葉は、安澄に「産みの母親は君江さんという女性」だと告げ、安澄を置いて出かけていってしまいます。耳の不自由な女性店員・君江は安澄が自分の娘だと気づきます。その後、安澄を迎えに来た双葉ですが、その場に倒れ込んでしまい病院へ運ばれます。安澄が双葉の子供ではないことが告げられる衝撃の場面です。ただ安澄も“お母ちゃん”の子供だからこそ、しっかりと事実を受け止めます。

※双葉の容態が悪化していくシーンでは、双葉が娘達に悟られまいと必死な姿が心苦しくなります。

湯を沸かすほどの熱い愛のあらすじとネタバレ:お母ちゃんの愛に包まれるラストへ

双葉は病院へ入院しています。かつて自分を捨てた母が自分を迎えに来る夢を見るようになっていましたが、母は生きていました。しかしその母親は「そんな娘はいない」と否定し、双葉と会うことを拒絶します。一浩を見つけてくれた探偵に連れられ、弱った身体で母の姿を見た双葉は、幸せそうな母の姿に虚しくなり、玄関にあった置物を投げガラスを割ります。

その後、双葉がこれまでに出会った人達が、幸野家に集まってきます。今までずっと双葉に支えられるように生きてきた一浩も、双葉のいる病院の庭で人間ピラミッドをつくり「俺がこうやって支えるから安心してくれ」と叫びます。これは新婚旅行で行くはずだったエジプトに連れていけなかった代わりでした。双葉は涙をこらえきれず「生きたい」とつぶやきます。しかしその2ヶ月後、双葉は会話もできないほど衰弱していました。そして、安澄に「もう大丈夫だよ」と声をかけられた双葉は、安心したような表情を浮かべ息を引き取ります。

双葉の葬式は『幸の湯』に描かれた富士山の前でおこなれました。しかし双葉の遺体は火葬場へは向かいませんでした。双葉は幸の湯の釜で焼かれます。双葉が沸かした湯に、家族達は浸かっています。

※双葉が焼かれるシーンが直接出てくる訳ではありません。しかし双葉の生きて来た軌跡を見ていると、双葉の沸かした湯に浸かる家族の安心したような表情に涙が止まりませんでした。タイトルの言葉そのままの感動が、ラストシーンにしっかりと詰まっています。

湯を沸かすほどの熱い愛の作品情報

湯を沸かすほどの熱い愛のジャケット写真
レンタル開始日
2017/04/26
監督
中野量太
キャスト
宮沢りえ 杉咲花 松坂桃李 オダギリジョー
上映時間
125分
GEOで購入!
湯を沸かすほどの熱い愛のユーザ評価

評価数:1027件 
評価:★★★★☆(4.2/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • 人生の価値は、どれだけ生きたかではなく、どう生きたかである。そんなことを思わせる作品。 無理矢理な脚本やダメ親父役オダギリさんはともかく、宮沢さん他、女性神の名演技は一見の価値あり!
  • とても強くて優しい女性。 私もそんな人になりたいと思った! 周りの人を大事にして周りに大事にしてもらえて、そんな中での本音。死にたくないがとても心に突き刺さった。 安澄の強さも心を打たれた!とても強くて優しい女性。私もそんな人になりたいと思った!周りの人を大事にして周りに大事にしてもらえて、そんな中での本音。死にたくないがとても心に突き刺さった。
  • ドキュメント映画を観てるような錯覚に陥った。それほど素晴らしい内容のストーリーでした。連続ドラマにしたら、もっと決め細やかな描写、感情移入しやすいテンポ作りも可能かとは思いますが、とにもかくにも今年一番の「泣ける作品」になるかと思います。 男性陣は普通でしたが、女優陣の演技(監督の狙い通り?役どころがプラスに作用)がとても素晴らしく、最後まで退屈させない内容にただただ脱帽。個人的には、主人公のドキュメント映画を観てるような錯覚に陥った。それほど素晴らしい内容のストーリーでした。連続ドラマにしたら、もっと決め細やかな描写、感情移入しやすいテンポ作りも可能かとは思いますが、とにもかくにも今年一番の「泣ける作品」になるかと思います。

参考URL ・youtube.com