疑惑のチャンピオンのジャケット写真

サンデー・タイムズ紙記者のノンフィクションを基に、自転車ロードレース選手ランス・アームストロングのドーピング問題を映画化。ガンを乗り越え『ツール・ド・フランス』7連覇を達成したスーパーヒーローには、勝利への並外れた執着心があった・・・

監督:スティーヴン・フリアーズ、脚本:ジョン・ホッジ、音楽:アレックス・フェッヘス、出演:ベン・フォスター クリス・オダウド ギョーム・カネ 

ここからネタバレ!閲覧にはご注意ください!

ドーピングで得た勝利の後に訪れた悲劇

アメリカで注目される自転車レース選手ランス・アームストロングは、自転車レースの最高峰ともいえるツール・ド・フランスでの優勝を夢見ていた。勝つことだけにこだわり、手段を選ばずドーピングにも手を染めて戦うランス。その甲斐あって、初めてツール・ド・フランスでの区間優勝を果たす。

しかし、そんな喜びもつかの間、彼の身に異変が起こる。吐血した彼に下された診断は、ガン。それも脳に転移しているという。一旦レースをあきらめ、治療に専念するランス。ランスは、絶望の淵に立ちながらも、生きて自転車レースへの復帰を果たし再び栄光を夢見るのだった。だが、その時医師に語ったドーピングの薬物使用が、後のランスの栄光をすべて無にしてしまうことを彼は知る由もなかった…。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=WPE0HNfoqa8

ガンから奇跡の復活

ガンを克服し、レースへの復帰をはかるために始動し出すランス。新たにスポンサーを見つけ、監督やチームメートも一新したうえでツール・ド・フランスでの優勝を目指すのだった。しかし、その方法は勝つことだけにこだわった方法。ツール・ド・フランスの勝敗を分けるといわれる山岳コースを制するためにランスは、医師であり独自の強化プログラムを提案するミケーレ・フェラーリの指導を受けることに…。それは、彼を偽のヒーローへと導く悪の誘いだった。

フェラーリの独自プログラムにより、実力と自信を取り戻すランス。そして、迎えた1999年のツール・ド・フランスで、ランスの栄光への道が開かれる。独自プログラムという名のドーピングで、ランスは、今まで苦手としていた山岳コースをラクラクとクリアする。その姿を奇跡の復活と喜ぶ人々。しかし、ランスの才能を評価し、彼を昔から見守ってきた記者のデイヴィッド・ウォルシュは、何かしらの違和感を抱く。

快心の7連覇を達成するヒーローに向けられた疑惑

ランスは、その後もフェラーリの指導を受け、ドーピング検査を巧妙にすり抜けながらツール・ド・フランスで優勝し続ける。そんな中、チームのフロイド・ランディスは、ドーピングのために大切な自転車が売られることに反発する。ランスだけが優雅な暮らしを送り、自分たちはその陰で苦労を強いられると監督に不満をぶつける。しかし、次の優勝者にしてやるという言葉にフロイドは、ドーピングの事実を自分の胸に秘めることに…。

そんな中、ランスに疑惑を抱くウォルシュの元に匿名の電話が入る。それは、ランスのドーピングの事実を知る人物を知らせる電話だった。次第に広がるランスのドーピング疑惑。しかし、ランスは「そんな事実はない」と突っぱねる。そして、7連覇を気に引退を決めたランス。その後、ランスのドーピング疑惑は裁判の場へと引き継がれていく。出版社との裁判にも勝利し、スポンサーとの訴訟にも勝ったランス。すべては順調にすむかと思われたのだが…。

奈落の底に落ちる偽りのヒーロー

全米の人気アスリートとなっていたランスは、様々な手を使いドーピングの事実をもみ消しに回る。自転車レースを離れ、CMや講演などで活躍するランス。しかし、ランスの中には、レースで勝利することへのこだわりが再び芽を吹き始める。

再びレースへの復帰を提案するランス。そして、迎えた2009年のツール・ド・フランスでは、3位となり若手との差を知ることとなる。そんな中、元チームメートのフロイド・ランディスは、自らのドーピングを認める供述をUSADAでおこなう。そして、そのドーピングを始めるきっかけとなったのが、ランスの指示によるものだということも告白するのだった。

ドーピングを指導していたフェラーリも逮捕され、ランスの言葉に真実性が無くなっていく。そして、ランスは、業界からの永久追放を宣告される。すべてを失いヒーローから転落した男ランス。トレーニングは、常に勝つためのもの。そして、勝つことは彼の人生そのもの。アスリートとしての地位を剥奪された時、彼はテレビを通じて自分の口で真実を述べることを選択する。「禁止されている薬物を使って、レースに出たことはありますか?」「はい」と…。

疑惑のチャンピオンの作品情報

疑惑のチャンピオンのジャケット写真
レンタル開始日
2016/12/21
監督
スティーヴン・フリアーズ
キャスト
ベン・フォスター クリス・オダウド ギョーム・カネ ジェシー・プレモンス
上映時間
103分
GEOで購入!
疑惑のチャンピオンのユーザ評価

評価数:348件
評価 :★★★☆☆(3.8/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • スポーツを、しない者としてはトップアスリートがドーピングしていたことも驚きでしたがひとりを勝たせるためにグループになっていたのも衝撃的でした… 裏情報はあまり知りたくなかったけどこんなきょうじんなレースがあることが知れたのは良かったしかなり迫力がありました! 検査のやりとりのシーンがどたばたしていて緊張感が伝わり、いけないのはわかっていてもバレてほしくないな、と思ってしまいました>_< 成す者の性格のわるさはちょっと際立っていたので、それをいやな目で見る視線・視点が共感できました。 面白かったです!
  • ロードレースを知ってる人も知らない人も、眉間に皺を寄せてしまうような内容ではある。 ただ、ロードレースを知ってる人だったら、今と比較して、割り切って楽しめるだらうけど、 これから知ろうとする人目線だとイメージがあまり良くないような気もする。 だとしても、これもロードレースの歴史の一部なので、今は違うと思いつつもまた、そのものの良し悪しも踏まえてロードレースファンが増えてくれたらいい。キッカケの1つとしてこの映画を捉えてほしい。
  • 面白かった!実話という点がまた面白い。自分にこういう勝ちにこだわる部分的な所が全く無いだけに、こういう人間が実在する事に驚きを持ちつつ感心した。

参考URL
・youtube.com