舞妓Haaaan!!!のジャケット写真

東京の食品会社・鈴屋食品に勤めるサラリーマン、鬼塚公彦(阿部サダヲ)は、熱狂的な舞妓マニア。高校の修学旅行で京都を訪れた時に出会った小梅(京野ことみ)の美しさに心を奪われて以来、舞妓のことしか頭にない彼だが、まだお茶屋の暖簾をくぐったことはなかった。そんな公彦に、念願の京都支社への転勤の指令が下る。

監督:水田伸生、脚本:宮藤官九郎、出演:阿部サダヲ 堤真一 柴咲コウ 小出早織 京野ことみ

ここからネタバレ!閲覧にはご注意ください!

舞妓に人生をかける男・鬼塚

主人公・鬼塚は、狂信的とも言えるほど、舞妓の大ファンでした。鬼塚が高校生だった頃、修学旅行で訪れた京都で迷子になった鬼塚は、舞妓の小梅に声をかけられます。その小梅の美しさに心打たれた鬼塚は、それからずっと舞妓のことが頭から離れません。舞妓が好きすぎる鬼塚は、自分で舞妓に関するホームページをつくり、更新を続けるほど。

彼は食品会社・鈴屋食品東京本社に勤務しています。そんな彼に京都支社への転勤話が持ちかかります。京都といえば舞妓・・・熱狂的舞妓ファンな彼が、それを断るはずがありません。彼は恋人の富士子を置いて、単身京都へ行ってしまいます。恋人の富士子は、本当は三重県出身なのですが京都出身と偽っています。彼女は置いていかれたことに腹を立てます。

舞妓の熱狂的ファンである男を演じる阿部サダヲの怪演が見ものです。舞妓にかける愛があまりにも熱すぎる男の行動で、映画序盤からハイテンションな状態が続きます。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=Kg6aAeO9t-o

「一見さんお断り」を乗り越える鬼塚

鬼塚にとって念願とも言える京都支社への転勤。舞妓がすぐ近くにいる京都で暮らし始めた鬼塚ですが、舞妓さんと遊ぶためのルールが彼をはねのけます。芸妓や舞妓を呼ぶためのお店、お茶屋では「一見さんお断り」、すなわち”店に馴染みのないはじめてのお客様はお断り”というルールがありました。店の常連客からの紹介がなければ、お店へ入ることができないのです。京都に着いた鬼塚の、最初の関門でした。

なんとかしてお茶屋の常連客(馴染み)になりたい鬼塚は、鈴屋食品の社長が馴染みであることを知り、紹介してもらえないかと懇願します。彼の回答は「会社に利益をもたらせば連れて行ってやる」でした。鬼塚の舞妓への熱意は凄まじいものでした。鬼塚は、かやくを自由に選ぶことができるカップ麺を開発します。それは鈴屋食品の大ヒット商品となります。そしてとうとう社長に連れられて、鬼塚はお茶屋に入店します。

会社員としてはとても優秀な人物なんじゃないかと思わせる、鈴屋食品への貢献っぷりを見せる鬼塚。でもその背景には”舞妓のため”という強い意志があります。人は好きなもののためなら、なんでも出来る、ということでしょうか笑。

念願のお茶屋デビューと因縁の相手

鬼塚は社長に連れられ、お茶屋デビューを果たします。幸せでいっぱいな表情を見せる鬼塚。しかしそれもつかの間、隣の座敷にいた泥酔客によって、鬼塚は不快な思いをします。

泥酔客は大人気のプロ野球選手・内藤でした。彼は鬼塚のつくったホームページの掲示板に、上から目線の書き込みをした張本人でした。掲示板で不愉快な思いをし、目の前にその張本人、という環境で怒り狂う鬼塚。内藤も鬼塚を挑発しています。内藤は、鬼塚が気に入っている舞妓・駒子にもなれなれしい態度を取り、鬼塚の気分を害します。とはいえ、そのなれなれしい態度には理由があります。内藤は置屋(おきや)と呼ばれる芸妓や舞妓さんを抱える家の息子であり、新人舞妓である駒子とは、血は繋がっていないものの”兄妹”として育った仲だったのです。

しかし、そんなことは舞妓を愛してやまない鬼塚には関係ありません。なんと鬼塚は、この内藤と張り合うためだけにプロ野球選手を目指します。

鬼塚の敗北と富士子の変貌?!

プロ野球選手になった鬼塚は、プロ野球界で活躍します。しかしその頃には内藤はプロ野球選手を引退し、役者の道を歩んでいます。その後も次々に職を変え、格闘技やラーメン店などの様々なジャンルで活躍する内藤と、それを追いかけ張り合う鬼塚の姿が描かれます。

しかし鬼塚のお気に入りの舞妓・駒子が、内藤へ想いを寄せていると知った鬼塚は落胆し、東京へ帰ることを決心します。 そんな中、冒頭に登場した鬼塚の恋人・富士子が舞妓として現れます。実は、富士子は鬼塚に捨てられた後、彼を見返すために京都にやってきて、舞妓修行をしていたのです。鬼塚は舞妓となった富士子を見て驚きます。

そんな時、またもや内藤の姿が。内藤が富士子に目をつけ始めたのです。ただでさえ駒子も内藤に意識が向いていて落ち込んでいたのに、富士子まで・・・。

と思いきや、最後の最後で内藤が駒子の実の父親だということが判明します。内藤はそのことを駒子に打ち明けると、駒子もそれを受け入れます。それもきっかけで鬼塚と富士子も復縁し、物語は終わります。

舞妓Haaaan!!!の作品情報

舞妓Haaaan!!!のジャケット写真
レンタル開始日
2007/12/07
監督
水田伸生
キャスト
阿部サダヲ 堤真一 柴咲コウ 小出早織
上映時間
120分
GEOで購入!
舞妓Haaaan!!!のユーザ評価

評価数:1395件
評価 :★★★☆☆(3.8/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • カップラーメンの職員がいきなり野球選手になったり、プロレスラーになったり、めちゃくちゃだが、そこが宮藤官九郎のいいところ。 ラストはまあまあ感動して、筋は通ってます。笑えますし、面白いです! 個人的に堤真一さんが好きなので楽しかったです。
  • 念願の『舞妓Haaaan!!』やっと観ることができました。 人気だけあっておもしろかったです。 もうとにかくおもしろい! みんな笑いに一直線。ガハガハ笑って楽しみましょ♪ 阿部サダヲはホントに芸達者です。『アンフェア』の シリアスな役から、今回のおバカ系まで、どの役もはまり役です。 柴崎コウもかわいかったけど、今回は駒ちゃん。 妙に印象に残りました。 真矢みきと宝塚風のミュージカルをやってみたり、 富士子のケータイの電話帳にクドカンの名前があったり、 舞妓さんを追いかけるカメラ小僧の中に子役の健太君や バナナマンの日村がいたり、ちょっと危なげなお医者さんが 北村一輝だったり、やりたいことは全部やってしまってる感が あります。そこまでやっちゃうの?っていうくらい楽しませて くれますよ。
  • 純日本的(舞妓)な舞台で、非日常的(いちげんさん)な風景を見て、 笑って同情して、応援して笑って、最後は一緒に泣ける?わけはないか。 最後まで気づかれなかった舞妓見習いは、舞妓以上の能力があるわけで、 それを見抜けない鬼塚は、逝ってよし・・・でしょう。

参考URL
・youtube.com