花戦さのジャケット写真

歴史小説が原作の映画「花戦さ」。脚本に『JIN-仁-』『おんな城主直虎』他の森下佳子、監督は篠原哲雄、音楽は久石譲、出演は野村萬斎、市川猿之助という豪華な顔ぶれが揃いました。華道家元の池坊専好が、時の太閤秀吉へ挑んだ粋な戦いに大興奮間違いなし!物語のあらすじネタバレを最後までお楽しみください。

監督:篠原哲雄、原作:鬼塚忠、脚本:森下佳子、音楽:久石譲、出演:野村萬斎 市川猿之助 中井貴一 佐々木蔵之介 佐藤浩市 高橋克実 山内圭哉 和田正人 森川葵 吉田栄作 竹下景子

ここからネタバレ!閲覧にはご注意ください!

花戦さのネタバレあらすじ-1:けったいな花僧、池坊専好と天下人達が出会う

時は戦国末期、絶大な権力を持って横暴を行う豊臣秀吉に対し、1人の僧侶が刀ではなく花で戦を挑む話となっている。 16世紀、戦国時代の京・頂法寺の六角堂。花を生けて世の平穏を祈る池坊(いけのぼう)と呼ばれる僧侶達の中で、個性的な花僧「池坊専好」がいた。ある時専好は、物騒な人物と評判だった当時の権力者「織田信長」に生け花を披露することになる。

製作途中で「千宗易(後の利休)」が興味深く見ていたその生け花は、巨大な松を使った奇想天外な大砂物。それを見た信長は見事と専好を褒める。が、松の枝が重みに耐えられず折れてしまう大失態!黙りこむ家臣達の中で、1人「木下藤吉郎(後の豊臣秀吉)」が、絶妙な言葉で。

信長も怒ることはなく、ホッと胸をなで下ろした家臣達に、信長は「武人たるもの茶と花を、人の心を大切にせよ」と声をかけるのだった。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=60us7RyY-F0

花戦さのネタバレあらすじ-2:苦悩の果てに才能を開花させる専好

それから12年が経った天正13年(1585年)、秀吉が天下の時代。専好は執行(しぎょう・池坊のトップ)となり、その職務として身分ある人々の前で花を生ける多忙な日々を送っていた。ある日、専好が河原の遺体に花を手向けると、遺体と思った少女が目を開ける。

寺に連れ帰っても食事や話をしない少女は、蓮の開花に反応。その途端、壁一面に見事な蓮の花を描く。この出来事から少女は「れん」と名付けらた。山に一緒に入り、見つけた花の名前や毒があることを教えられるなどの日々を過ごし、次第に心を開いたれんは、専好が懇意にする「浄椿尼」へ預けられる。

やがて、幼なじみの町人「吉右衛門」の依頼で専好がいけた花を、千利休が見つける。利休に招かれ訪れた草庵で茶のもてなしを受けると、専好はこれまでの緊張が解け、泣きながら現在の辛さを吐き出した。

帰った専好は、吹っ切れたように独特の生け花を見せる。利休も自分の茶を極めていくが、それは秀吉の趣味に沿わず、利休は怒りをかうことになり、次第に溝ができていく。

花戦さのネタバレあらすじ-3:互いを高め合う専好と利休

ある日、浄椿尼に預けていたれんが姿を消す。実は、れんの父は秀吉の怒りを買い処刑された人物で、素性を知られるのを怖れてのことだった。れんを見つけてそれを聞いた専好は、隠れ家として山小屋を提供する。

同じ時、専好は利休から、秀吉が北野天満宮で開く大茶会での利休の席に生け花を依頼される。茶会当日、最初は黄金の茶室の秀吉に長い列ができるが、専好が利休の席に花を生けると、次第に人々は利休の席に集まる。通り過ぎる人々が利休を褒め、秀吉を猿と笑うのを見た秀吉は不機嫌になり、10日間とされた茶会は1日で中止に。

それから、秀吉はさらに利休へ難癖をつけるようになる。それに対し、強硬な姿勢を崩さない利休を心配した「前田利家」などから専好は取りなしを頼まれ、利休を訪ねる。利休は専好の話で気づいたこともあれど、時すでに遅く、愛用の黒茶碗を専好に託し切腹する。

失意の専好は花を生けることができなくなる。しかし、吉右衛門など周囲の尽力で持ち直し、利休の四十九日に花を生けた。しかし、秀吉は子の死をきっかけに、町民にも非道な仕打ちを行う。専好と親しい町民や子ども、吉右衛門が処刑され、れんも捕まり牢で毒花を食して自死する。

花戦さのネタバレあらすじ-4:ついに専好が秀吉に花の戦さを挑む

専好は、前田利家に頼んで屋敷を借り、花をもって秀吉を諫める花の戦を挑むと宣言。そして、信長の時に披露したものに似た巨大な松に、死んだ人々を思い浮かべて様々な花を挿した大砂物を披露。秀吉が喜ぶのを見ると、専好はどの花が好きかを問う。

どの花もそれぞれ美しいと秀吉が答えると、次に、松の背後の壁に猿が描かれた数点の掛け軸が現れる。秀吉は怒り、家臣も騒ぐが、専好は怖れることなく「では猿は?」と問う。絵を見た秀吉は、それぞれが違う表情を見せて軽やかだと答えた。そしてかつて信長が専好の松を褒めたときの言葉を思い出す。秀吉は自分の過ちに気づいたのだ。

感動の終幕!と、思いきや、メリメリと折れ始める松の枝。慌てて枝を支える専好に、一同大笑い。信長の時と同じ失態まで再現されたこの花に、武士達は大いに笑うのだった。 場面は変わり。専好が河原で花を手向けていると、死んだと思っていたれんが現れる。 実は、食した花は「3つ食べると死ぬ」と教えられた花で、2つ食べたら仮死状態になり、死んだと思われて放置されたという。れんを助けた花、描いてあげてと言う専好に、れんが「毒の花でも?」と問うと、専好は答えた。「それもまた、花やろ」

花戦さの作品情報

花戦さのジャケット写真
公開日
2017/06/03
監督
篠原哲雄
キャスト
野村萬斎(池坊専好) 四代目市川猿之助(豊臣秀吉) 中井貴一(織田信長)
上映時間
127分
GEOで購入!
花戦さのユーザ評価

評価数:338件
評価 :★★★☆☆(3.6/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • 池坊を題材とした創作映画です。史実は不明ですが、現代なら、花オタクの活躍みたいな映画でしょうか。楽しく応援したくなる内容です。
  • 超豪華 エンターテイメント!!生け花が生きているように話しかけてくれる圧倒的存在感。花道 茶道という日本文化をくどくなく 優しくレクチャーされている。バックに流れる音楽も さり気なく映像を引き立てていて 映画音楽の原点を今更ながら感じた。 能役者 歌舞伎役者の共演 クセのある役者陣も 今回はそれぞれ良い空間を保ちながら キチンと人物に命を吹き込んでいました。
  • 最近のニューウェーブ時代劇路線の佳作。演出や映像を丁寧に描いて好感が持てる。

参考URL
・youtube.com