英国王のスピーチのジャケット写真

映画「英国王のスピーチ」は実話を元に作成された映画。吃音症の王子が、国民を鼓舞するスピーチを行うまでにぶつかってきた数々の障壁とそれを支えた人たちの心温まるストーリー。言葉の力を改めて実感することができる映画でもあります。それでは物語のあらすじネタバレをどうぞお楽しみくださいませ。

監督:トム・フーパー、脚本:デヴィッド・サイドラー、音楽:アレクサンドル・デスプラ、出演:コリン・ファース(ジョージ6世) ジェフリー・ラッシュ(ライオネル・ローグ) ヘレナ・ボナム=カーター(エリザベス)

ここからネタバレ!閲覧にはご注意ください!

英国王のスピーチのネタバレとあらすじ-1:生まれつきの吃音症

1925年、世界人口の4分の1を統治するジョージ5世は「大英帝国博覧会」の閉会スピーチを次男であるヨーク公爵に依頼しました。しかし、ヨーク公爵は生まれつきの吃音症ため、スピーチを最も苦手としていました。当時は、ラジオ放送が始まったばかりの時代で、国王も皇太子も難なくスピーチをこなしましたが、ヨーク公のスピーチは悲惨な結果となり、聴衆も落胆してしまいます。

その後時がたった1934年のロンドン、ピカデリー145番地――ヨーク公は吃音を治すトレーニングを受けていました。それは、タバコを吸ったりビー玉を口いっぱいに入れて朗読をしたりと、古代ギリシャで行われた苦しい治療方法でした。

妻のエリザベス妃も、いつも傍らで心配していましたが、ヨーク公爵は「もう治療はやめよう」と言い出します。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=uS3SWKfQZh0

英国王のスピーチのネタバレとあらすじ-2:風変わりな専門家との出会い

ある日、エリザベス妃は嫌がるヨーク公を説得し「L・ローグ言語障害専門」と描かれたドアを叩きます。ローグは英国王室への礼儀を無視し、ヨーク公を愛称のバーティーと呼び、自身をローグ先生ではないくライオネルと呼ぶように言います。

ローグの無礼に憤りを感じたヨーク公に対し、ローグは生まれつきの吃音症はいないと言い、ヨーク公の癇癪持ちも指摘します。ヨーク公は「数多くの欠点の一つだ」と苛立ちを隠せません。

ローグは「今ここで完璧に朗読ができるか賭けをしよう」と言い出します。ローグはヨーク公に音楽を聴かせたまま朗読させますが、イライラが収まらないヨーク公は途中で投げ出します。

立ち去ろうとするヨーク公に、ローグはたった今録音したレコードを手渡します。レコードによる録音技術もこの頃は最先端だったのです。

英国王のスピーチのネタバレとあらすじ-3:ジョージ5世の心配と皇太子の退位

1934年、英国王ジョージ5世はクリスマスのスピーチを放送します。しかし、ジョージ5世は、自分が死んだらあっという間に国が滅びると危惧します。なぜなら、跡継ぎである皇太子ディビッドは離婚歴のあるアメリカ人女性「ウォリス」に熱を上げているからです。

時はヒトラーやスターリンが勢力を強めている時代。ジョージ5世は真面目なヨーク公に期待し「英国紳士らしく威厳を持て」「話すのだ!」と更に厳しく言います。

ジョージ5世は死去し、デイヴィッドが「エドワード8世」として即位します。しかしデイビッドはウォリスとの結婚を諦めきれず、即位後1年も経たないうちに退位してしまいます。こうしてヨーク公は「ジョージ6世」となったのですが、自分は海軍士官しかしていないと自信を無くし、エリザベス妃に涙を見せるのでした。

英国王のスピーチのネタバレとあらすじ-4:何が王を吃音にしたのか?

その後、このままではダメだと思ったジョージ6世(ヨーク公爵)はローグとのトレーニングを再開。それでも、重圧に耐えきれず度々スピーチは失敗。 戴冠式の練習でジョージ6世はローグの経歴を知ります。ローグは第一次世界大戦の後、戦闘ストレスで話が出来なくなった人に対して、免許も無しにトレーニングを施してきました。

ジョージ6世の吃音は、王家という家柄や父親の重圧、乳母からのいじめなどが原因で、生まれつきではないとローグは気づいていました。その上で、あくまでもローグはジョージ6世に対し、彼の友達として接しようとします。

英国王のスピーチのネタバレとあらすじ-5:声は人を動かす

ナチス・ドイツが英国大使館の要望を飲まず、第2次世界大戦へと突入します。勝利のためには国内外の団結が必要。最も重要となるのが「王の声」でした。ラジオの生放送、全世界への配信が初めて行われるスピーチで、ジョージ6世はローグと共に放送室へと入ります。

「友達に話すように、私に話すように」ローグはジョージ6世の前に立ち、開戦のスピーチを手助けします。ジョージ6世のスピーチは成功に終わり、宮殿の外で待ちわびた市民から大喝采を受けます。ローグはジョージ6世の後姿を、安心した様子で見守ります。

英国王のスピーチの作品情報

英国王のスピーチのジャケット写真
レンタル開始日
2011/09/02
監督
トム・フーパー
キャスト
コリン・ファース(ジョージ6世) ジェフリー・ラッシュ(ライオネル・ローグ)
上映時間
118分
GEOで購入!
英国王のスピーチのユーザ評価

評価数:3373件
評価 :★★★☆☆(3.8/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • おおよそコリンファースにしか出来ないであろうこの配役とのマッチはとても好き。流石英国紳士だ。シングルマン、キングスマン、とコリンを見てきたがこの役者には独特な空気があって日本の香川照之のように彼はいい意味の方で全てを自分の流れに持って行かれる感じ。
  • ジョージ六世。その存在自体は知っていたけれども、彼が吃音だったということは知りませんでした。かくいう私自身も吃音に苦しむ人間の一人なので、その苦しみは痛いほど分かります。最初は普通に話すこともできなかったジョージ六世が、努力の末に全国民へと向けた開戦演説を見事に成し遂げたことには、とても感動しました。この後、第二次世界大戦が開戦すると、ドイツ軍機によるロンドン空襲が行われるようになります。そんななジョージ六世。その存在自体は知っていたけれども、彼が吃音だったということは知りませんでした。かくいう私自身も吃音に苦しむ人間の一人なので、その苦しみは痛いほど分かります。最初は普通に話すこともできなかったジョージ六世が、努力の末に全国民へと向けた開戦演説を見事に成し遂げたことには、とても感動しました。
  • 吃音症の国王と言語療法士との友情物語。普通なら話をする機会もないだろうし、タイプもまったく違うので友達になるとか考えられない2人ですが、真剣にぶつかり合い、お互いを思いやり、強い信頼で結ばれていく過程は見ていて心が暖かくなります。何より、ジョージ6世の人となりが素晴らしい。 ラスト、2人で協力して臨むスピーチのシーンは泣けます。

実際にいた人物を描いたオススメ作品「ビューティフル・マインド」

事実を元に映画化された作品『ビューティフル・マインド』は是非みてみてください。映画らしい演出も合わせて楽しめる作品です!

ビューティフル・マインドの作品情報

ビューティフル・マインドのジャケット写真
レンタル開始日
2002/09/13
監督
ロン・ハワード
キャスト
ラッセル・クロウ(ジョン・ナッシュ) ジェニファー・コネリー(アリシア・ナッシュ)
上映時間
136分
GEOで購入!
ビューティフル・マインドのユーザ評価

評価数:959件
評価 :★★★☆☆(3.8/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • 正に天才と馬鹿は紙一重みたいな?糖質でも彼のような知的な社会的有益者はほとんどいないからこういう美談に持っていけるわけで。奥さんが逃げずに彼と向き合っていい方向に導いてあげたのはエライ。これはほんとに例外中の例外であって大分マシな人の話。なんだかんだ言って糖質が身近にいたら扱いに困る害悪でしかないし怖い。ラッセルクロウは自然な演技でキャラクターの繊細さを巧く表現出来ていたと思う。
  • 作品は前半は和やかに進むが、後半に入るとスピーディに話が展開し、サスペンス感ありで目が離せません。 そしてラスト。 まさか彼が統合失調症で幻覚、幻聴の中に生きていたとは。そしてそれは病でしたで終わるのではなく彼のその後の人生をも描き、実際の天才数学者の苦悩と栄光の功績を辿る。 何よりラストのボールペンを贈るシーンに胸打たれました。アカデミー賞受賞作品の中でも見る価値あり!
  • 印象深い作品でした。 数学は哲学的らしいと小耳にはさみました。 彼が書く式は何だか見た事ない複雑な物でした。 病にかかった後、服薬して、ノートに書き込まれていた数式が、高校の黒板で見た様なレベルになっていたのに気がつき、背筋が凍りました。 でも、その後回復され、年をとらない友人とも、上手く距離をおき、数学者として過ごされたようです。実在のナッシュ教授が亡くなられたと知り、御冥福をお祈りします。印象深い作品でした。 数学は哲学的らしいと小耳にはさみました。 彼が書く式は何だか見た事ない複雑な物でした。 病にかかった後、服薬して、ノートに書き込まれていた数式が、高校の黒板で見た様なレベルになっていたのに気がつき、背筋が凍りました。

参考URL
・youtube.com