進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンドオブザワールドのジャケット写真

超大型巨人によって破壊された壁を修復するため、保護地域から出発したエレン達調査兵団は、巨人の急襲に遭い窮地に陥いる。戦いの中、仲間のアルミンをかばい、巨人に飲み込まれてしまうエレン。誰もが絶望しかけた時、謎の黒髪の巨人が出現、他の巨人達を駆逐し始めた……

監督:樋口真嗣、原作:諫山創、脚本:渡辺雄介 町山智浩、音楽:鷺巣詩郎、出演:三浦春馬 長谷川博己 水原希子 本郷奏多

ここからネタバレ!閲覧にはご注意ください!

壊れてしまった壁と人間としての尊厳

全編「ATTACK ON TITAN」で主人公エレンと幼馴染のミカサが初めて巨人に襲われた時、エレンはミカサを助けられませんでした。調査兵団に入り、壊されてしまった壁を修復する作戦に携わります。爆薬を使って壁を崩そうとするのですが、爆薬をすべて使ってしまい困っていました。そこへ消えたはずのミカサが現れて、不発弾を使用して、壁修復作戦が行なわれることになりました。

巨人化できるようになったエレンは上層部であるクバルから取り調べを受けることになります。両親を襲った憲兵団の上層部の指揮官であり巨人であるクバルは、巨人化して意識も維持できる他の人間に対して嫉妬もあるのか、巨人の生態やなる方法を詳しく説明できるオッサンも殺してしまいます。エレンに巨人として生きるのか、人間として生きるのかを確かめる辺り、超大型巨人としてのプライドがあふれ出しているように思えました。エレンを殺そうとした所で隊長であるシキシマが間一髪、エレンを救出します。

クバルは自分よりも秀でる可能性がある巨人、出る杭は打っておこうという考えを持つ一方、シキシマはクバルからエレンを助けて命の恩人となり、借りを作ってエレンを兵器としての役割をになわせる、という目的や恣意が見え隠れしています。

シキシマはミカサとエレンの命の恩人であるのも事実ですが、反政府軍を率いるため他の人間の犠牲はまったく気にしない、目的遂行のためには冷徹な決断を下す人物。 2人で話す純白の部屋も印象的に写ります。部屋を出て、みんなと再会するとエレンは戦争によって失われてきた多数の人間の命のことを考えると反政府軍には入れないと断ります。女性であるミカサに対しても暴力をふるう辺りが女性からの反感を浴びそうですね。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=yvXGY1aP_90

殺人罪と幸せの行方

シキシマは内壁を壊して、あえて巨人の流入を許し、巨人の存在におびえながら、家畜のように生活している人間を根絶やしにしようとしています。元々は同じ人間であるのに巨人になるとただただ怯えているばかりで、話そうともしない、自分たちの命だけが大切であり、調査兵団任せで自分たちは何もせず、新たな一歩を誰一人として踏み出そうとしない生ぬるい現状に嫌気がさしているのでしょう。

同じ体験をして巨人化できるエレンを近しい存在だと思ったからこそ兵器として利用しようとも思ったのかもしれませんね。シキシマの言葉で、死なせてしまった母やたくさんの人たちが走馬灯のように思い浮かべ、認めたくない現実がエレンを直面します。ミカサへの淡い恋心まで奪われてショックを受け、目の前でキスまでされてしまい、愕然とするとともに怒りでいっぱいになるエレンでした。

闘いの果てに多くの犠牲がある

シキシマ率いる反政府軍を止めるために塔を倒して命を張るダンチク。反政府軍を倒すことに成功します。

爆弾をのせた装甲車に倒したはずのシキシマが追いついてしまう最悪の事態が発生します。自分の心臓を突き刺して巨人化するシキシマ。人間の状態だとシキシマのほうが強いのですが、巨人化したエレンはこれまでに学んだ戦術で鎧の巨人となったシキシマを倒すことに成功します。

壁を壊してもまた同じことが繰り返され、再び戦争は起きるとシキシマに言われながらも、懸命に不発弾で壁の穴をふさごうとします。エレンが壁の穴に爆弾をねじ込むも、今度は死んだはずの超大型巨人になったクバルの邪魔が入ります。みんなで立体起動装置を使いながら、クバルを何とかやっつけようとするのですが、うまくいきません。

敗れたはずのシキシマが再度巨人化して、シキシマが鎧の巨人となり身を挺して次世代への希望であるエレンを守ります。最終的にシキシマは、【自分の夢の実現】と【ミカサへの愛】をエレンに託し、クバルと相打ちになって死んでしまいます。

【最後に】観れば観るほど味わいのある作品に

「進撃の巨人」のアニメを観ていたから、映画のみの登場人物が多数出てくるため把握に時間がかかり、何度も観て確認しました。巨人が出てくるシーンは細部に渡って、リアルに表現されており、また現実世界で日々起こっている戦争もリンクしているようでした。

グロテスクなシーンもなぜか美しく見えるのは映像の表現力の高さにあると考えます。1回では理解しきれなかったのですが、徐々に深みが増していき、1回観て酷評だった方も「進撃の巨人」のストーリーをいったん脇に置いといて、違う作品として3~4回見たら感想が少し変わってくるのではないでしょうか

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンドオブザワールドの作品情報

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンドオブザワールドのジャケット写真
レンタル開始日
2016/03/23
監督
樋口真嗣
キャスト
三浦春馬 長谷川博己 水原希子 本郷奏多
上映時間
88分
GEOで購入!
進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンドオブザワールドのユーザ評価

評価数:17860件
評価 :★★★☆☆(3.2/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • ハンジは良い演技だったと思います。 もっと壊れた演技してても良かったかなーと思ったけど、良いと思います。 原作を知らない人は普通に作品を楽しめると思います、が!原作ファンは色々と不満が出てくるのでは無いかなと思う内容だったかな… 発音がーとか気にせずリヴァイは居て欲しかった… 巨人の正体に少し不満、原作に居ない人が重要人物なのも少し不満 けど巨人化したエレンはかっこ良かったです
  • 鎧の巨人も超大型巨人もでてくるし、とても面白かった。リアルな巨人はとても気持ち悪いです。
  • 怖かった、というよりグロかったですが、息子も釘付けで見ていました。ありえない話ですが、ありえたらどうしよう、なんて現実的でないことも想像しながら見れる作品です。

参考URL
・youtube.com