鍵泥棒のメソッドのジャケット写真

第58回カンヌ国際映画祭フランス作家協会賞、鉄道賞、最優秀ドイツ批評家賞、最優秀ヤング批評家賞の4冠に輝いた「運命じゃない人」や「アフタースクール」でトリッキーな構成を構築し、国内外で高い評価を受けた内田けんじ監督のコメディ。

監督:内田けんじ、脚本:内田けんじ、出演:堺雅人 香川照之 広末涼子 荒川良々 森口瑤子

ここからネタバレ!閲覧にはご注意ください!

2人の生活を180度変えてしまった銭湯事件

桜井武史は、役者としての先行きが見えず人生を悲観している売れない役者。ある日、人生をあきらめた桜井は自殺を試みる。しかし、死ぬこともできず途方に暮れていた時、偶然銭湯のタグを見つけた。気晴らしに銭湯へと向かう桜井。と、その時分厚い財布を持って羽振りのよさそうな男と偶然出くわす。

その男は、通称「コンドウ」という凄腕の殺し屋。互いにかかわることのない世界の住人が、銭湯という裸同士の世界でひょんなことから入れ替わることになる。それは、コンドウが銭湯で転がっていたセッケンに足をとられて、ダイナミックに転んでしまうことから始まる。転倒したコンドウは、頭を強く打ちそのまま気を失ってしまう。

その時、コンドウのロッカーの鍵が桜井の前に転がり、桜井はほんの出来心からコンドウのロッカーの私物を拝借してしまう。残されたコンドウは、救急車で病院へ運ばれ残された桜井の私物から、売れない役者の桜井武史として地道に生きることに…。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=qHKRZXfnvUA

結婚を急ぐ女と謎の男の正体を知った桜井

水嶋香苗は、唐突に職場で結婚宣言をして周囲を驚かせる。相手もまだ決まっていない状態で、結婚をやたらと急ぐ女。そんな水嶋香苗は、父親が入院している病院で自分を桜井武史だと思い込んでいるコンドウに偶然出会う。記憶をなくしたコンドウを気遣い、何かと世話をやく香苗。香苗は、結婚相手の候補者としてコンドウに目をつけていた――香苗が結婚を急ぐ理由、それは余命宣告をされた父親に自分の花嫁衣装を見せるためだった。

一方、コンドウと入れ替わった桜井は、免許証からコンドウの本名が山崎信一郎だと知る。そして、山崎のマンションへと向かった桜井は、コンドウの豪華な生活に驚く。部屋には、様々な身分証明書が隠されていていた…。

謎の男の人生を演じ始めた桜井

コンドウの部屋に様々な身分証明書が隠されていたことに疑問を持つ桜井。その時、突然携帯電話が鳴り響く。電話の相手は、「ギャラとして、500万円を支払う」という。500万円につられ約束の場所へ訪れた桜井は、コンドウが凄腕の殺し屋だということを知る。

コンドウを演じる桜井に殺しを依頼する工藤。工藤は、本物のコンドウが殺した岩城殺しの依頼主。その工藤は、岩城の女から岩城が隠した金のありかを聞き出し、殺すよう桜井に依頼する。途方に暮れる桜井は、コンドウの部屋にあった大金で罪のない岩城の女を助けることに…。

音楽が呼び起こした失われた記憶

結婚を迫る水嶋香苗に戸惑う桜井として生きるコンドウ。その時、香苗のもとに父親の死を告げる連絡が届く。葬儀で流された香苗の結婚式用のビデオメッセージに涙する香苗。その時、コンドウは香苗がなぜ結婚を急いだのかを知るのだった。

葬儀の後、香苗の実家で父親が大切にしていたオーディオを見ていた近藤の耳に、聞き覚えのあるクラシックが聞こえる。その音楽は、岩城を殺した時に流れていた曲。コンドウは、その時すべての記憶を取り戻すのだった。

工藤をだますため桜井の殺害計画を立てるコンドウ

工藤に追われることになった桜井は、途方に暮れてしまう。そんな時、記憶を取り戻したコンドウがある提案をする。それは、桜井がコンドウとして死ぬこと。コンドウを演じる桜井が死ねば工藤も追いかけてはこない。そして、綿密に計画される偽装殺人――役者であるはずの桜井よりもリアリティのある演技を指導するコンドウ。何度も何度もダメ出しを食らう桜井。迫真の演技を求めるコンドウの演技指導。その演技指導には、桜井として生きた時に学んだ演技メソッドがあった…。

いざ現場へと向かうコンドウと桜井。その車の中でコンドウが桜井に言う「バレたら終わりだからな、死ぬ気で演じろ。岩城社長は上手くやってたぞ」と。そう、岩城を殺害したと思われていたコンドウは、岩城を殺してはいなかった。コンドウの本当の仕事は、命を狙われた岩城を救うために偽装殺人をおこない岩城を逃がす便利屋だった。

そして、コンドウと桜井は、工藤の待つ場所へと向かう。何度となく練習を重ねた殺害シーンを演じようとしたその時、なんと香苗があらわれる。何とか逃げおうせた桜井と香苗。しかし、コンドウが捕まり、香苗と桜井はコンドウを助けるために大芝居を打つ。

意外なところに隠されていた大金

質素な生活の岩城の女の部屋へ工藤を呼び出す桜井と香苗。「俺が綾子を殺した。息子も殺した」と殺し屋を演じる桜井。しかし工藤に見破られ、窮地に陥る。その時、香苗が部屋にあるギターの価値に気づく。岩城は、大金を保持するのではなく価値ある品物に変えていたのだ。

その部屋にあるものは、総額2億円相当にもなると香苗が豪語する。それを聞いた工藤は、とにかく品物を運び出すことに…。そして、約束どおりコンドウを開放する。だが、解放されたコンドウはその足で警察へ出向き、岩城の女の家が空き巣に襲われていると通報するのだった。これで、工藤は捕まりすべての事件は解決する。だが、コンドウは香苗の前から立ち去る…。と、その時、「キューン」という音が香苗を包み込み、香苗はコンドウと熱い抱擁を交わすのだった…。

鍵泥棒のメソッドの作品情報

鍵泥棒のメソッドのジャケット写真
レンタル開始日
2013/05/10
監督
内田けんじ
キャスト
堺雅人 香川照之 広末涼子 荒川良々
上映時間
128分
GEOで購入!
鍵泥棒のメソッドのユーザ評価

評価数:10182件
評価 :★★★☆☆(3.7/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • 予想していない展開に驚き、私はとても感動しました。物語を注意深くみつめることで、もしかしたら伏線に気づくことができるのかもしれません。
  • 邦画も捨てたもんじゃないね〜! 俳優、脚本、監督、最高なものが出逢った時に傑作は生まれるんですね〜。広末涼子を間違いなく好きになっちゃう映画です!
  • 何で鍵泥棒?と思っていたのですが、その謎は話の最初に解決しました。 話が進むにつれ、あっそうゆう事か!と、最後の最後まで話しがだんだん繋がっていくのが面白い作品でした。 役者さんもそれぞれの役がはまっていて、また見たい作品です。

参考URL
・youtube.com