風立ちぬのジャケット写真

宮崎駿の原作作品を映画化した「風立ちぬ」。実在した堀越二郎にフォーカスを当て、飛行機に夢を乗せた青年の人生を淡々と描いた作品で、宮崎駿監督の最後の作品!になるはずでしたが、その後撤回。まだ現役で頑張るみたいです。それではストーリーのあらすじネタバレをどうぞお楽しみください!

監督:宮崎駿、原作:宮崎駿、脚本:宮崎駿、音楽:久石譲、声優:庵野秀明(堀越二郎) 瀧本美織(里見菜穂子) 野村萬斎(カプローニ)

ここからネタバレ!閲覧にはご注意ください!

空に憧れ、飛行機に憧れた少年時代

大正時代の群馬県。田園風景が広がる中で暮らす堀越二郎は空を飛びたいと願い、飛行機に憧れる少年でした。飛行機に関する海外の雑誌を借りてきては夢中で読み、眠りにつくと飛行機の夢を見ます。しかし、二郎は強い近視であるため、パイロットになることはできないのでした。

それを残念に思っていた二郎はある日、夢の中でジャン・カプローニ伯爵に会います。カプローニ伯爵は二郎に「飛行機の操縦はできなくても、飛行機の設計家になることはできる。飛行機は美しい夢であり、設計家は夢に形を与えるのだ」と告げます。

夢から覚めた二郎は、飛行機の設計家になることを決意するのでした。少年の憧れが、美しい夢の中で広がっていく様子が描かれています。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=81fPdeD-_d0

設計家への道を歩み始める二郎と菜穂子との出会い

1923年(大正12)、大学生になった二郎は、帰省のため列車に乗っているときに関東大震災に逢います。周囲が大混乱に陥る中、美しい少女とけがをしたお手伝いさんを助けます。家屋が倒れ荒れ果てた道をたどって、二郎は少女を上野の家へと送り届けます。これが二郎と菜穂子との出会いでした。

二郎は東京の大学で、友人の本庄たちと飛行機の設計を学び、やがて名古屋の会社に就職します。会社に到着するやいなや、二郎は新しい飛行機の開発に携わることになります。同僚の嫌がらせにも屈せず、努力を重ねて航空機の隼を作り上げますが、隼は空中で分解し、テスト飛行は失敗に終わるのでした。

その後、ドイツへ視察に行った二郎たちは、ドイツと日本の差にショックを受けます。二郎は美しい飛行機を作ることを改めて心に誓います。

菜穂子と結婚し、零戦の設計に没頭する二郎

その後、二郎は海軍の戦闘機の設計家に抜擢されます。しかし、初めて設計した戦闘機は空中分解し、失敗に終わります。

失意に沈む二郎は、軽井沢の地でキャンバスに油絵を描く女性と出会います。それは、関東大震災の中で出会った菜穂子でした。運命的な再会を果たした二人は、絆を深めていきます。

菜穂子は結核を患っていましたが、二郎はそれを意に介さず、結婚を申し込みます。

その後、名古屋に帰った二郎は公安に追われながらも、飛行機の設計に没頭します。東京から菜穂子が喀血したという知らせを受けると、忙しい仕事の合間を縫って菜穂子の元を訪れます。

そんな二郎の姿を見て、菜穂子は早く病気を治したいと思い、高原の結核療養所に入ることを決断します。

零戦の完成と菜穂子との別れ

ある日、菜穂子は高原の療養所を抜け出し、名古屋へと向かいます。二郎と再会した菜穂子は、二郎の上司である黒川夫妻の媒酌のもと、ささやかな結婚式を挙げます。

菜穂子の病状の悪化を黒川や妹の加代に指摘されながらも、二人は共に時間を過ごすことを選びました。布団に横たわる菜穂子の横で、二郎は必死に零戦の原型となる「九試」の図面を急いで完成させます。

九試のテスト飛行の日、菜穂子は誰にも告げず、一人で列車に乗って結核療養所へ戻っていきます。菜穂子は美しい姿だけを二郎に見せたまま、去っていったのでした。

九試のテスト飛行は大成功に終わります。そして時がたち1945年(昭和20)――日本は戦争に負けてしまいます。

そして、二郎は夢の中でカプローニと再会します。そこには菜穂子の姿もありました。「あなた、生きて」そう言うと菜穂子の姿は消えていきました。二郎は涙ながらに「ありがとう…」と繰り返すのでした。

風立ちぬの作品情報

風立ちぬのジャケット写真
レンタル開始日
2014/06/18
監督
宮崎駿
キャスト
庵野秀明(堀越二郎) 瀧本美織(里見菜穂子)
上映時間
126分
GEOで購入!
風立ちぬのユーザ評価

評価数:18044件
評価 :★★★☆☆(3.7/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • 空に憧れて空を駆けて行く。この作品にぴったりでした。宮崎駿監督が2人の実在する人物をもとに、製作した作品。愛の深さ、病気の恐ろしさ、男の夢や浪漫とそれに伴うリスクや犠牲。奥深い作品です。
  • 説明的な描写を極力省いた分かる人だけ分かれば良いというような作品。エンターテイメントとしては微妙かもしれないが、洗練された心理描写が光る。美への執着が強い主人公。美しい飛行機を作って何が悪い。それが戦争の道具だとしても。美しい女を愛して何が悪い。それが女の哀しみになったとしても。
  • 監督のメッセージがぎゅっと詰まった名作色を表現したい、風を表現したい、時代、恐怖、見えない何かを表現したい。宮崎監督から、これからの人に伝えたい気持ちが映像から、音楽から、空気から想いが伝わってきます。何度見ても新しい発見がありとても奥が深くすばらしい映画でした。

オススメの宮崎駿監督のアニメ映画『ルパン三世 カリオストロの城』をご紹介!

カリオストロ公国の令嬢、クラリスを守るために、ルパンとその仲間たちが活躍する映画です。ルパンやクラリス、銭形警部をはじめとする登場人物の魅力が存分に描かれ、スピーディな展開から目が離せません。

ルパン三世 カリオストロの城の作品情報

ルパン三世 カリオストロの城のジャケット写真
レンタル開始日
2002/12/18
監督
宮崎駿
キャスト
山田康雄(ルパン三世) 増山江威子(峰不二子)
上映時間
100分
GEOで購入!
ルパン三世 カリオストロの城のユーザ評価

評価数:2381件
評価 :★★★★☆(4.3/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • 名作中の名作ですね。最後の銭形の一言は、彼に到底似合わない臭いセリフですが、あのセリフがこの作品を名作にしていますね。
  • ルパン映画の中で1番好きな作品。宮崎駿監督が手がけた最高のストーリー!最初から最後まで飽きることなし。個人的にルパンと次元のスパゲティ争奪戦シーンが大好き!ああ、肉団子入りスパゲティ食べたい…
  • 本作はワルのルパンと、悪のカリオストロ伯爵の戦いが中心だ。どちらも悪なのだか、その質はまるで違う。それは、伯爵は悪事のために弱者も利用するが、ルパンは決して弱者には手を出さないということである。人はその生涯において善であり続けることは困難だ。時には非行に走ることもあるだろう。しかしたとえ悪に堕ちたとしても、人として決して超えてはならないラインがある。一線を越えなければ将来笑い話になるかもしれないが、超えてしまったら後は破滅のみである。宮崎駿の描くルパンは、飄々としながらも実に深いメッセージを投げかけてくる。

参考URL
・youtube.com