007 カジノロワイヤルのジャケット写真

007シリーズのボンド役にダニエル・グレイグを初めて起用した映画「007 カジノ・ロワイヤル」。スーツ姿で上司Mから投げられる無理難題を強引に解決していくボンドに惚れるかも。手に汗握るシーンの連続は映像でしか味わえません!が、ストーリーだけを知りたい方はこちらのネタバレをどうぞ。

ここからネタバレ!閲覧にはご注意ください!

スタッフ・キャスト

監督:マーティン・キャンベル
原作:イアン・フレミング
脚本:ニール・パーヴィス ロバート・ウェイド ポール・ハギス
出演:ダニエル・クレイグ(ジェームズ・ボンド) エヴァ・グリーン(ヴェスパー・リンド) マッツ・ミケルセン(ル・シッフル) ジュディ・デンチ(M)

007の登場

英国秘密情報部M16の諜報部員であるジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、内部情報を横流ししているM16局長のドライデン殺害を上司M(ジュディ・デンチ)より指示され、彼と相棒の2人をチェコ・プラハで始末します。その功績により、ボンドは晴れて殺しのライセンス00ナンバーに昇格、007として活動を開始しました。

最初の任務は、国際的犯罪組織の資金源を突き止めること。そのルーツを知る爆弾魔モロカを捕獲するため、マダガスカルに飛んだボンドは派手な追跡劇を演じますが、大使館に逃げ込んだモロカを射殺してしまいました。

モロカの携帯に残っていた「エリプシス」の発信源を辿って、武器商人ディミトリオスを割り出します。ディミトリオスが狙っていたのはマイアミ空港から初飛行する最新鋭機スカイフリートの爆破でした。ボンドは間一髪のところで爆破阻止に成功します。

※ビルの工事現場でモロカを追跡するシーンは、建設中の骨組みの上でのハラハラドキドキのジェットコースターのようなアクション。すごい体力!と感心してしまいます。


出典:https://www.youtube.com/watch?v=CJJ2-02jps4

指令「ル・シッフルを破産させよ」

スカイフリート爆破計画には、犯罪組織の資金源としてル・シッフル(マッツ・ミケルセン)が絡んでいました。ル・シッフルは爆破事故によりスカイフロート社の株を暴落させ、大儲けようと考えていたのですが、爆破失敗により1億以上の損失を出してしまうことに。

なんとしても資金が必要なル・シッフルは、モンテネグロのカジノ・ロワイヤルで行われる、世界で最も高い掛け金のポーカーゲーム「テキサスホールデム」に参加するとの情報がMI6に入りました。

そこで上司Mより、ボンドに新しい指令「ポーカーで勝ってル・シッフルを破産させろ」が言い渡されます。英国から与えられた資金は1500万ドル、そしてボンドの監視役として財務省のヴェスパー(エヴァ・グリーン)が合流します。

カジノ・ロワイヤルの初日、現地諜報部員マティスと合流したボンドは、早速ル・シッフルのいるポーカーに参加します。途中1時間の休憩で部屋に戻ったル・シッフルは、待ち伏せしていたウガンダのテロリストに「預けた資金を返せ」と殺されそうになります。関わらないでおこうとしたボンドでしたが、テロリストたちにスパイだと察知され、仕方なく殺してしまいました。

※ヴェスパーを演じるエヴァ・グリーンは、黒髪で憂いを帯びた瞳、ちょっとエキゾチックな美しさが目を惹きます。この方はランコムやディオールのモデルとしても活躍されていますね。

毒を盛られ九死に一生

ル・シッフルの表情から手を読むボンド、それを逆手に取るル・シッフル。白熱する心理戦の中、初日・2日目ともにボンドは負けてしまいます。そして1500万ドル全てすってしまったボンドに、同じくル・シッフルを狙っていたCIAのフェリックスが資金援助を持ち掛けてきました。そこから勝ち始めたボンド、形勢不利に焦ったル・シッフルはボンドのマティーニに毒を盛ります。

毒に気づいたボンドは、トイレで吐き出そうとしますがうまく行きません。必死で車に戻ったボンドは、MI6に連絡を取ります。手首に埋め込んだM16追跡機能によりボンドの変調を知った本部の指示で、解毒剤・除細動器を使用しようとしますが、なかなか上手くいきません。もうダメだと思われたところに現われたのがヴェスパー。ヴェスパーの助けでボンドは九死に一生を得ます。そしてポーカーに戻ったボンドは、最後の大勝負でル・シッフルに勝ち、彼を破産に追い込むことができました。

※毒に倒れ死にそうになるボンドの苦悩で歪んだ顔、もう駄目かと思った瞬間に現れたヴェスパー。実にナイス・タイミングです。

恨みに駆られるル・シッフル

ル・シッフルから勝ち取った1億5000万ドルを、ボンドは財務省に送金しました。これで一件落着と思われましたが、諦めきれないル・シッフルはボンドとヴェスパーを拉致します。そしてヴェスパーから口座番号、ボンドからパスワードを聞き出そうと過酷な拷問を課します。

それでも口を割らないボンド、絶体絶命かと思われた時に部屋に入ってきた男によりル・シッフルは撃ち殺されてしまいます。この男こそ、犯罪組織の幹部ミスター・ホワイトでした。

病院で目を覚ましたボンド。傍にはヴェスパーが心配そうに寄り添っています。ともに危機を乗り越えながら、徐々に惹かれ合ってきたふたり。体調を戻すための休養をともに過ごす間に、二人は心から愛し合うようになっていきました。そして諜報部員を辞める決意をしたボンドは上司Mにメールで辞意の意向を伝えます。

※ル・シッフルを演じるマッツ・ミケルセンはデンマーク出身の俳優で、この映画で一気に有名になりました。赤い血の涙を流す彼の目は、怖いくらい冷たく異様です。

最愛の女性はヴェニスの水と共に

ヴェスパーと新しい生活を始めようと思った矢先、上司Mよりお金が財務省に振り込まれていないと連絡が入りました。実はヴェスパーの元恋人は、犯罪組織に身柄を拘束されていました。ヴェスパーは彼の解放と引き換えに、ボンドの行動を伝える取引をミスター・ホワイトと取り交わしていました。

しかし、ともに過ごす間にボンドに惹かれていったヴェスパー。拷問でボンドが殺されそうになった時に、ミスター・ホワイトがル・シッフルを殺害したのはボンドを助ける見返りに、お金を渡すことをヴェスパーが約束していたからなのです。

激しい銃撃戦の中、愛するウェスパーを助けようとするボンド。しかしヴェスパーは水に沈んでいくエレベーターで、ボンドの助けを拒否します。ヴェスパーは罪の意識から自殺を選んだのでした。

ヴェスパーを失ったボンドは、彼女の携帯にミスター・ホワイトの電話番号が残っていることに気付きます。それは彼女からの最後の贈り物でした。ボンドは、ミスター・ホワイトの元へ行き、彼の足を打ち抜きました。

※水の中で息絶えていくウェスパー、必死で助けようとするボンド。ヴェスパーはボンドが心より愛した女性です。007の最初の物語として作られたこの映画には、この後ボンドが冷酷非常で誰も愛さない諜報部員となった理由が語られているのですね。

007 カジノロワイヤルの作品情報

007 カジノロワイヤルのジャケット写真

レンタル開始日
2007/05/23
監督
マーティン・キャンベル
キャスト
ダニエル・クレイグ(ジェームズ・ボンド) エヴァ・グリーン(ヴェスパー・リンド)
上映時間
145分
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007 カジノロワイヤルのユーザ評価

評価数:3447件
評価 :★★★★☆(4.0/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • 007シリーズは食わず嫌いで観なかったのだが、あまりにもダニエルクレイグの評価が高いので、チラッと試しで観賞したらハマってしまいました。次作の慰めの報酬も観ないと気が済まなくなってしまったじゃないですか。ダニエルクレイグ、ハマリ役ですね。やっぱりスパイはただの色男じゃ現実味ないですからね。
  • 構成が面白い、唐突に終わり驚いた後でさらに続く。起承転結ではなく、起承結起転結というか、大変ボリュームがある映画てす。
    最初のアクションからがっちり引き込まれ、今までのボンドより泥臭いところが新しくて良いです。主人公の蒼い目がほんとにキレイ。金髪のボンドもいいですね。
  • 007シリーズはこれが初のレンタルでしたが、物凄く良かったです!アクションシーンは勿論の事、タイトルにもあるカジノの場面、ここでの演出は凄く凝っているなぁと見ていて楽しかったです。ドラマ版ハンニバルの俳優でもあるマッツ・ミケルセンの駆け引きは一見の価値アリです!
    ただ、ラストシーンには賛否両論あるようですね…私は結構好みなのですが、それまでの過程から少し無理があるとは思いましたね。

「007 慰めの報酬」も要チェック!

ダニエル・クレイグの007シリーズ2作目「007 慰めの報酬」では、国際的な犯罪組織クォンタムの活動を支援する一部が見えてきます。彼らは様々な企業・国家機関にまで、組織の人間を送り込んでいました。M16とて例外ではなく、Mの信頼する部下もその一人だったのです。そして最後には、ボンドが愛したヴェスパーの元恋人が、その正体を現します。
あの賢く冷静なヴェスパーが愛した元恋人が、まさかこんなにチャラい男とは?と思ってしまいましたが、それは最後のお楽しみに。「カジノ・ロワイヤル」を見た後は、ぜひ「慰めの報酬」もお楽しみください。

007 慰めの報酬の作品情報

007 慰めの報酬のジャケット写真

レンタル開始日
2009/06/26
監督
マーク・フォースター
キャスト
ダニエル・クレイグ(ジェームズ・ボンド) オルガ・キュリレンコ(カミーユ)
上映時間
107分
さらに詳しく見る>
007 慰めの報酬のユーザ評価

評価数:3232件
評価 :★★★☆☆(3.9/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • ここまで続編!ってのは今まで無かったと思う。オルガたんはボンドガールとしてはビミョーでした。ただカジノの謎は解決しましたね。ボンドがこれから成長していくんだと思うと感慨深いものがありました。しかしクレイグ版になってからは、Mとの掛け合いが多い面白い。/li>
  • 「007 カジノ・ロワイヤル」を見た直後に見たので、短く感じた。他の人の評価は低いけど、個人的にはこの作品も好きです。やっぱりダニエル・クレイグはジェームズ・ボンド役に合っていると思う!
  • 前作で強烈な印象を残したダニエル・クレイグ。今作でもその勢いは衰えず、益々強靭化しています。腸の煮えくり返る様な復讐心をきっと心の奥では感じているはずなのに顔は至って無表情で冷静なボンド。そのアンバランスさを実に上手く表現している俳優です。そして何と言っても見せ場満載のアクション。体操選手の様な機敏な動きは凄過ぎる!そしていつもスタイリッシュに決めた服装とこりゃ欠点探す方が難しい。

参考URL
・youtube.com