20世紀少年 第1章 終わりの始まりのジャケット写真

「ビッグコミック スピリッツ」で8年間にわたって連載され、累計発行部数2000万部という超人気コミックを、全3部構成で映画化するプロジェクトの1作目。原作者である浦沢直樹とプロデューサーの長崎尚志も脚本に参加、他の脚本家は「HERO」の福田靖と「ROBO☆ROCK」の渡辺雄介。

監督:堤幸彦、原作:浦沢直樹、脚本:福田靖 長崎尚志 浦沢直樹 渡辺雄介、音楽:白井良明、出演:唐沢寿明 豊川悦司 常盤貴子 香川照之 石塚英彦

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ケンヂと「ともだち」

元ロック歌手で、現在は母と一緒にコンビニを経営する中年男・遠藤健児(通称ケンヂ)。失踪した姉の幼い娘・カンナを育てつつ店を切り盛りするケンヂだが、彼の周りでは、このところいくつかの異変が起きていた。昔からの得意先だった大学教授が変死した上、久しぶりに訪れた小学校の同窓会では、不穏な噂を耳にする。それは最近急に信者を増やし始めたという宗教団体の話題で、「ともだち」と名乗る男が教祖だという。しかもともだちが語る終末予想は、小学生のころケンヂと友人たちが遊びで考えた「よげんの書」そのままの内容だった。

そんな記憶などすっかり忘れていたケンヂだが、続いてさらにショックな出来事が。同級生の1人で、今は教師となっていたドンキーが急死したのだ。ケンヂは、ドンキーが死ぬ前に自分にあてた手紙を送っていたことを知るが、そこには不思議なマークが書かれていた。それはともだちが使っている目玉と指を合わせたマークで、実際にはケンヂらが少年時代に考えたものだった。

ドンキーの葬儀に出席したケンヂは、旧友のマルオやフクベエ、モンちゃんらとともに、かつて秘密基地があった場所からタイムカプセルを掘り起こす。そこには、あのマークが描かれた彼らの旗が入っていた。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=z9ZYKkBvygQ

よげんの書

異変が起こっているのは、彼の周りだけではなかった。世間でも殺人ウィルスの発生や新興宗教教祖の殺害など、不穏な事件が頻発していた。明らかに、何か深刻な事態が進行している。しかもそれには、自分が子供時代に考えたことが関連しているらしい。不安を覚えつつどうすることもできないケンヂの元に、また1人かつての同級生が現れる。それはグループの紅一点・ユキジで、ともだち被害者の会に出席するよう、ケンヂを誘いに来たのだった。彼女もまた、ともだちに関して深刻な懸念を抱いていた。

かつては「ロックで世界を変える!」と息巻いていた男も、今はしがないコンビニ経営者――俺にできることは何もないと、ケンヂは結局会合には参加しなかった。そんなケンヂに対し、ユキジは失望をあらわにする。だが、事態はケンヂの思惑に関係なく進行していた。

ある日万引き犯を追いかけたケンヂは、河原の掘立小屋におびき出される。そこには「ともだち」から逃げてきたという、瀕死の重傷を負った男がいた。男はケンヂに、ともだちが世界中に殺人ウィルスを撒こうとしていることを告げる。それは、「よげんの書」で悪の組織が行うのと同じ計画だった。さらにドンキーを殺したのが自分であることを告白し、ケンヂにドンキーからの手紙を託してこと切れる。その手紙には自らの死の予感と、「世界を救えるのはお前しかいない」というドンキーの言葉が書かれていた。

テロリストケンヂ

ケンヂは、「よげんの書」に空港爆破の記述があったことを思い出す。成田空港にはユキジが務めていた。急いで成田へ向かったケンヂだが、実際の標的は羽田の方だった。警告する間もなく、爆発・炎上する羽田空港。しかもそこで出会った怪しげな男(万丈目)は、カンナの身について警告してくる。

ユキジと共に慌ててコンビニへ向かうケンヂ。ともだちの手先から何とかカンナを救出した彼らだが、コンビニはあえなく炎に包まれてしまう。店と同時に怒りに火が付いたケンヂは、ともだち主催のコンサートに乱入。すると、空中から1人の男が下りて来た。

忍者ハットリくんのお面をつけたその男こそ、「ともだち」と呼ばれる教祖だった。ともだちはケンヂを「偉大なる予言者にしてテロリスト」と呼び、そして自らを「カンナの父」と名乗る。会場から追い出され、なすすべもなくコンビニの焼け跡にたたずむケンヂは、ふとカンナが指さした方向に目をやる。そこには、あのマークが描かれた箱があった。中に入っていたのは「よげんの書」だった。

そしてこの日から、テロリストとして追われる身になったケンヂの闘いが始まった。かつての目標と同じく、世界を変えるための闘いが。ケンヂは地下にもぐりつつ、密かに仲間を集め始める。それは「よげんの書」で彼自身が書いた、世界を救うという「9人の戦士」だった。

2000年12月31日

警察を手中に収めたともだちは、「友民党」を結成して政界へ進出する。一方ケンヂは、マルオやフクベエらの他、親友オッチョやユキジも加えた7人の仲間を集める。その間にも、ともだちの計画は着々と進んでいた――ともだちは国会議事堂を爆破し、全てをケンヂの犯行として仕立て上げていく。

だが、「よげんの書」に書かれた惨劇はそれだけではなかった。悪の組織は2000年最後の日に、巨大ロボットを使ってウィルスをばらまくことになっていたのだ。それを止めるのはケンヂら「戦士たち」だが、具体的にどう戦うのかは書かれていない。そしてその時がやってきた。

20世紀最後の大晦日、深夜の東京にそれは現れた。殺人ウィルスをまき散らしながら、街を練り歩く巨大ロボット(中身はほぼ風船)。さらに同時多発的に、パリやニューヨークでもウィルスが撒かれ始めていた。ケンヂらは、たった7人でロボットへ立ち向かっていく。

しかし、フクベエが操縦者を道連れに墜落死したにもかかわらず、ロボットは止まらない。ケンヂは単身ロボットに乗り込んで爆弾をセットするが、それは罠だった。目の前に巨大モニュメント(岡本太郎作「太陽の塔」)と共に出現したともだちは、ケンヂの前で仮面を取る。

だがケンヂは仲間にその正体を告げる暇もなく、ロボットは大爆発を起こし、あたり一体はチリと化した。そして15年後。警察の前で、友民党のポスターを破いて逃げる1人の少女がいた。それは成長したカンナ。ケンヂの遺志を継いだ彼女の新たな闘いが、ここから始まろうとしていた。

20世紀少年 第1章 終わりの始まりの作品情報

20世紀少年 第1章 終わりの始まりのジャケット写真
レンタル開始日
2009/01/30
監督
堤幸彦
キャスト
唐沢寿明 豊川悦司 常盤貴子 香川照之 石塚英彦 宇梶剛士
上映時間
142分
GEOで購入!
20世紀少年 第1章 終わりの始まりのユーザ評価

評価数:1215件
評価 :★★★☆☆(3.9/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • 当時映画館に見に行きました。その頃はまだ中学1年くらいで正直どんな内容の映画なのか分からずお母さん、お兄ちゃんに付いて行き見たって感じです。当時は悲惨な映像(グロイ)などありそっちばかりに目がいってしまい内容がよく分かりませんでした。今となってはもう20歳になり改めて見返してみると面白いなぁと感じています。
  • 子供の頃の「よげん」が現実に。なら、もっと楽しい「よげん」をすればいいのに。 金の成る木を植林するとか、食べるとすぐにタマゴを産む鳥とか、朝撒くと夕方実がなる畑とか、やさしい女とか…ムムム妄想が。 とにかく人類滅亡なんて予言しなくても何時か来る。 それに、妙なオカルト教団の撒くウイルスとか、宗教団体が政治を牛耳るとか、国民がこぞって同じ方向を向くとか、空想のかけらもない現実のまんま。 と、文句タラタラだけれど、漫画チックなマスクがイヤで見るのを控えていたわりに、作品としては良ーく出来ています。 贅沢なキャストもほぼ生かされているし、ラストのマシュマロマンみたいなロボットも迫力あり。
  • どんなお話かは全く知らないまま、軽い気持ちで借りて軽い気持ちで見ました。続きがあるようだけど、別に続きはいいわ・・見る前にはそう思っていた気持ちが見終わってから変わりました。とても面白かったです!前半、別のことをしながら見ていましたけど気付いたら後半はもう、見入ってました。 キャストも主役からチョイ役まで、本当によく知っているいろ〜んな人たちがたくさん出ていて、何か豪華に感じました。ケンジやその仲間達の、少年少女時代のシーンが多々出てきますが、本当にその本人達の子供時代かと思うくらい、それぞれ雰囲気よく出ていて、作り物の中に真実味を味わえ、ストーリーの面白さに加えますます惹きこまれていったのかもしれません。この余韻と記憶が残ってるうちに、早く続きを見てみたいと思いました。

参考URL
・youtube.com