GOEMONのジャケット写真

<簡単な解説>
前作『CASSHERN』製作時から構想されながらも、当時の技術では作品のスケールを具現化するには、あまりに届かないところにありすぎたため、2年のリサーチとシステム構築の末、ようやく2007年に製作がスタートした本作。プリプロ、撮影、編集、ポスプロ、延べ制作日数に3年の時間が費やされた本作は、セット数100、CGカット数2500、エキストラ1000人、総スタッフ数300人という超大作。誰もが知っている戦国時代を背景としながらも、新解釈を施したストーリー構成。これまでの既成概念を跡形もなく破壊する美術と衣装の数々。役者に6ヶ月のトレーニングを強いた息もつかせぬアクションシーン。デジタル技術を極限まで駆使した圧倒的な映像美。どれをとっても、これまでとは別次元のエンターテイメント世界がこの映画の中で繰り広げられている。

ここからネタバレ!閲覧にはご注意ください!

青い小箱

石川五右衛門(江口洋介)は、天下の大泥棒です。今夜も紀伊国屋文左衛門の店から金銀財宝を盗み出し、派手に庶民にばら撒いていました。盗んだものの中に、青い小箱がありましたが中身は空っぽです。五右衛門が捨てたその箱を、ひとりの少年が拾いました。

時を同じくして、紀伊国屋文左衛門のところに石田三成(要潤)と部下がやってきていました。彼らが探していているのは、五右衛門が捨てた青い小箱です。小箱が盗まれたことを知った三成は、文左衛門をはじめ店の者全員を殺し、霧隠才蔵(大沢たかお)に箱探しを命じました。そうとは知らない五右衛門は、女郎屋で豪快に遊び寝ています。そして、幼い日に殺された父母との別れの夢を見たのでした。

※時代劇ながら、映像は無国籍感の漂うもの。五右衛門の母親役のリョウさんは、独特の雰囲気があります。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=1UErz2Be4PU

霧隠才蔵と五右衛門

五右衛門の手下・猿飛佐助(ゴリ)が、昨日五右衛門が泥棒に入った文左衛門一家が、皆殺しにあった情報を伝えて来ました。そして三成の命により、才蔵たちが五右衛門が捨てた箱を探していることを知ります。そこで五右衛門と佐助も、箱を探しに貧民街へやってきました。

箱を拾った少年・小平太は、病気の母(鶴田真由)を助けて生活していました。そこに三成の部下がやってきて、母親を殺害してしまいました。少年の叫び声で駆けつけた五右衛門は、殺される寸前で少年を助けます。そして少年が持っていた青い小箱を持ち帰ろうとしたところに、才蔵が現れました。

ふたりは闘いながら町はずれの野原へ、そしてついに五右衛門が追い詰められ、殺されかけたところに服部半蔵(寺島進)が現れました。命拾いした五右衛門は、箱に中から地図を見つけます。その場所に隠されていたのは、信長暗殺を図る明智光秀と羽柴秀吉(奥田瑛二)の連判状でした。

※ここでチョイ役で出演されているのが、鶴田真由さんです。この映画は随分と贅沢な配役で作られていますね。

五右衛門と茶々

驚く五右衛門たちの前に現れた服部半蔵、連判状を買い取り秀吉(伊武雅刀)のもとに持ち帰ります。信長を暗殺した黒幕が秀吉だと知った五右衛門は、城に忍び込み秀吉を殺害しました。ところが、茶々(広末涼子)の元に向かった五右衛門は、殺害した秀吉が影武者だったことを知ります。

実は父母を殺された五右衛門を助けたのは、信長でした。当時信長の部下だった半蔵の元で、忍びとして育てられたのです。その時、ともに訓練を受けた友でありライバルだったのが才蔵でした。五右衛門は幼い茶々の見守り役でもあり、茶々と心も通わせていたのです。

そして信長の死後、才蔵は士官の道を選び、五右衛門は自由を選んだのでした。

※五右衛門と才蔵が幼馴染という設定は驚きです。青年時代の才蔵を、佐藤健さんが演じています。

「秀吉を討て!」

大阪城では、茶々の理解者である千利休が、秀吉に殺害されました。家康が茶々を見舞うと、茶々は自分が秀吉を討つと言います。 そして昔茶々と訪れたホタルが舞う谷へ半蔵に連れてこられた五右衛門。そこに待っていた茶々から、秀吉の側室になると打ち明けられます。同じ頃、才蔵の家を三成を訪れ、秀吉を討てと命じます。

秀吉の朝鮮出兵が始まりました。その船上で、秀吉は茶々を側室に迎えたことを発表しました。祝いの席で、かつて信長が好んで舞っていた曲を謳う家康。そこに突然、あちこちの船から火の手が上がります。その混乱に乗じ、才蔵は秀吉を船のマストに首吊しました。秀吉の首を取ったと思った三成は、才蔵を撃ち殺そうとしました。五右衛門は茶々を助けますが、その際秀吉の首を吊っていた鎖が切れ、秀吉は助かってしまいます。

※船上での戦闘シーンは迫力満点です。しかしマストに吊るされた秀吉が生きていたというは、かなり苦しい感じがしました。

死、そしてラスト

秀吉を殺害しようとした才蔵は、雇い主の名前を問われ惨い拷問を受けます。それを放っておけない五右衛門は才蔵を助けますが、そのために才蔵の妻子は秀吉の手下に殺害されてしまいました。自分を助けた五右衛門に怒りをぶつける才蔵。その後秀吉に捕まった才蔵は、煮えたぎる釜の前で「我こそは天下の大泥棒五右衛門だ」と叫びました。

そして泥棒の罪、庶民の怒りをすべて背負い、「あとは頼む」と五右衛門に言い残して、釜の中に蹴り落とされました。ただひとり生き残った才蔵の赤子も釜の中に落とした秀吉に、庶民の怒りが爆発します。五右衛門は自分を責め泣き崩れました。

才蔵の仇を取るため秀吉の殺害に向かう五右衛門、それを才蔵の部下たちも助けます。秀吉を殺害した五右衛門は、隣室に閉じ込められていた茶々を助け、城から逃げました。場面は移り、三成と家康の合戦場です。五右衛門は争いを終わらせるために三成・家康を葬ることを思い立ちます。信長の鎧に身を包み、単身戦場に向かい才蔵の仇である三成を討った五右衛門は、家康のもとへ。そして家康を切る直前、かつての手下・佐助に刺されてしまいました。

※映画「キャシャーン」で話題となった紀里谷監督らしく奇想天外、映像もどこの国だろう?と思うほど日本らしくありません。それでも絵的に美しく、娯楽映画として見たら楽しめると思います。

GOEMONの作品情報

goemonのジャケット写真
レンタル開始日
2009/10/09
監督
紀里谷和明
キャスト
江口洋介(石川五右衛門」) 大沢たかお(霧隠才蔵) 広末涼子(浅井茶々)
上映時間
128分
GEOで購入!
GOEMONのユーザ評価

評価数:1142件
評価 :★★★☆☆(3.7/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • 当時の作品の中では群を抜いてCGを駆使した作品です!江口洋介、大沢たかおのワイヤーアクションや抜刀のシーンも見応えあって良い作品に仕上がってると思う!各有名なセリフや斬新な構成、未来と過去が入り交じった風景が何とも言えない融合にワクワクします!
  • 一番好きな映画で何度も観ています♪江口洋介演じるGOEMONが親を殺され 織田信長に拾われるシーンでの名言「ニュース番組何も奪われたくなければ、強くなれ」というセリフが劇中を通して心に響きます。
  • 映画館で観た当時、鮮やかな色遣いの映像美と、独特の世界観に解釈した建物や衣装、広く大きな舞台設定に感動しました。今になってDVDで観ると、CGや合成の粗さが目立ってしまいますが、あの世界観が好きな人は変わらず好きでいられると思います。 <局地的感想>五右衛門はヒーローというより自分勝手。佐助頑張ってたのにかわいそう。玉山鉄二は予告の扱いに反してチョイ役。秀吉が衣装に埋もれてる。徳川軍の既視感がやばい。一番かっこいいのは織田様。

オススメの関連映画をご紹介!

面白い時代映画でオススメなのが「超高速!参勤交代」です。2014年に公開されたこの映画は、第57回ブルーリボン賞作品賞を受賞し、2016年には続編も公開されています。 通常でも8日間かかる参勤交代を、5日間で行えと幕府から命じられた東北の小藩・湯長谷藩。それは無理難題を押し付けて、湯長谷藩の持つ金山を奪おうとする徳川信祝の謀略でした。お人好しの藩主・内藤政醇が藩と民を守るために考えた時間節約術とは・・・。実にテンポが良く面白い、痛快時代劇です。藩主役の佐々木蔵之介さんはじめ家来たちが個性的で、笑いあり感動ありの名作ですよ。

超高速!勤交代作品名の作品情報

超高速 参勤交代のジャケット写真
レンタル開始日
2014/11/12
監督
本木克英
キャスト
佐々木蔵之介 深田恭子 伊原剛志
上映時間
119分
GEOで購入!
超高速!参勤交代のユーザ評価

評価数:15494件
評価 :★★★☆☆(3.8/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • スピード感のある作品で、最後まで飽きずに鑑賞できた、良作だと思います。台詞のテンポも良く、目と耳と両方楽しめた上で、内容もよかったと思う。
  • 非現実な参勤交代とキャラの濃さがいいかも。蔵之介さんの訛りがうますぎてびっくり!続編もあるので是非観ときたい1作
  • 最高におもしろかったが、キャストがいいからよりおもしろい。時代劇が熱い!って言いたいけど、この映画は、特別!

参考URL
・youtube.com