LION/ライオン ~25年目のただいま~のジャケット写真

「LION ライオン 25年目のただいま」は、実話をもとに作られたヒューマンドラマ映画。幼い頃に迷子になってしまった少年に起こる奇跡のストーリー。無料で使えるGoogle Earthを使って、自分の生まれ故郷を探しだすシーンに、感嘆してしまいました。さっそくストーリーを見て行きましょう!

監督:ガース・デイヴィス、音楽:ハウシュカ ダスティン・オハロラン、キャスト:デヴ・パテル ニコール・キッドマン ルーニー・マーラ

ここからネタバレ!閲覧にはご注意ください!

インドで迷子になった少年

1986年インド西部の炭鉱町で、5歳のサルーは3人の兄弟と母親を助けながら、貧しいながらも幸せに暮らしていました。 ある日のこと、兄のグドゥについて夜の仕事に出かけたサルーは、疲れて駅のベンチで寝てしまいました。兄グドゥは「ここを動くなよ」と言い残し、サルーを置いて仕事に。

夜中に目を覚ましたサルーは、周りには誰もいないことに不安になり、グドゥを探して駅を動き回ります。そして停車していた列車に乗り込み、再び寝てしまいました。次に目を覚ました時には、列車はどこかに移動中。サルーは回送中の列車にたったひとり閉じ込められてしまったのです。

そして列車がやっと止まった先は、サルーの生家から1,000マイルも離れたカルカッタだったのです。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=5pC9WO_BIyU

養子縁組でオーストラリアへ

やっと列車から降りることができたサルーは、道行く人に尋ねます「ガネストレイはどこ?」。しかしインドは広い国、公用語だけでも20前後あります。カルカッタで使われている言葉はヒンディ語、サルーが育ったインド西部はベンガル語のため、誰に尋ねても言葉が通じません。

サルーは仕方なく、カルカッタ駅構内でホームレスの少年たちと一緒に段ボールで寝ますが、翌朝には職員に駅を追い出されてしまいます。行く当てのないサルーが街を彷徨っていると、優しそうな女性が声をかけてくれました。しかし、この女性は人身売買の仲間。危険を感じ間一髪で逃げ出したサルーは、再び街を彷徨います。

そして警察に保護されたサルーは、孤児院へ。孤児院も警察も一生懸命サルーの身内を探してくれますが、遠い西部までは情報が届きません。

少年も大学生になるまで成長

そして1年後、孤児たちの養子縁組を支援しているミセス・スードにより、サルーはオーストラリアに住むブライアリー夫妻のもとに行くことになりました。

オーストラリアのタスマニア空港で迎えてくれたブライアリー夫妻はとても愛情深く、サルーを実の子として大切にしてくれます。両親の暖かい愛情に包まれ幸せにいっぱいに育ったサルー、20年を経て今やヒンドゥ語も忘れてしまいました。

2010年、24歳になったサルーはメルボルンの大学に進学しました。ここで出会ったインドからの留学生が、サルーに故郷インドを思い出させます。

自分のルーツを探すGoogleEarthの旅

「自分のルーツを知りたい」 そう決心したサルーは、Google Earthを使って自分が育った街を探し始めました。覚えているのは「ガネストレイ」という街の名前と、幼い頃に見たコマ切れの風景のみ。

かすかな記憶とカルカッタへの移動距離を計算しながら、可能性のある街をひとつずつGoogle Earthで確認しながら調査していきます。大学を卒業し実家に戻ってからも就職せず、しまいには恋人も遠ざけてしまう始末――何かにとりつかれたかのように、ひたすら自分のルーツ探しに没頭します。

探し求めていた自宅へ

ある日のこと、サルーはインド西部で、幼い頃に兄と良く行った鉱山によく似た画像をGoogleEarth上に見つけました。その周辺を辿っていくと、見覚えのある駅前の給水塔や、彼が覚えていた「ガネストレイ」という地名に似た駅名「ガネッシュ・タライ」があります。

ついにサルーは自宅を見つけたのです。興奮冷めやらぬままサルーは両親に、インドに母親に会いに行きたいと伝えます。「子どもを心配していない親はいない」と快く送り出してくれた両親を残し、サルーは故郷「ガネッシュ・タライ」へ旅立ちます。

幼い頃に見た記憶を辿りながら実家に行くと、そこは山羊小屋になっていました。絶望感に肩を落とすサルー、しかし近所の男性が母親のもとに案内してくれます。母親はいつかサルーが戻ってくると信じ、街を離れずにいてくれたのです。ついに25年の歳月を隔てながら、サルーは母親と奇跡の再会を果たすことができました。言葉は通じないながらも二人は抱き合います。

最後に……この映画はサルー・ブライアリーが体験した感動の実話です。幼いサルー役の少年サニー・パワールの演技は、実に自然でいじらしいほど可愛らしく、人々の涙を誘います。この物語の中には、インド社会の抱える問題も多く含まれています。しかしそれを上回るほどの感動、ぜひ感じてください。

LION/ライオン ~25年目のただいま~の作品情報

LION/ライオン ~25年目のただいま~のジャケット写真
レンタル開始日
2017/10/03
監督
ガース・デイビス
キャスト
デーヴ・パテル(Saroo)、ルーニー・マーラ(Lucy)
上映時間
119分
GEOで購入!
LION/ライオン ~25年目のただいま~のユーザ評価

評価数:825件
評価 :★★★☆☆(3.9/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • ラストの実際の映像はズルイ。こんなん泣けてしまう。結果的には本当の親と生活できるようになるけど、里親の心の広さに感動する。
  • インドの映画製作は世界1だが豪映画とはおそれいった。インド人製作チーム協力であろうが素晴らしい映画です。特にインド製作部と思われる前半は素晴らしく画角が広く映画らしい映像がいい。
  • 子役の子が可愛い!迷子になってしまった時はヒヤヒヤしっぱなし! 世界中に何人もの子供が迷子になって、両親や兄弟に会えないそうです。日本って幸せなんだなぁと思った作品です。

LION/ライオン ~25年目のただいま~の関連映画「スラムドッグ$ミリオネア」!

主役の青年サルーを演じるのは、2008年第81回アカデミー賞で8部門に輝いたインド映画「スラムドッグ$ミリオネア」で主役・ジャマールを演じたデーヴ・パテール。 「スラムドッグ$ミリオネア」はインドの大都市ムンバイのスラム街で生まれ育った少年ジャマールが、TV人気クイズ番組「コウン・バネーガー・カロールパティ(クイズ・ミニオネラ)」に出演し、勝ち続けるという物語です。絶望的なほどのスラム街で育った無学な少年が、これほどの難問に回答し続けられるのか?それは生きていくための体験や苦しみ抜いた半生で積み上げてきた努力から見に付いたものだったのです。 痛快ながらも貧富の激しいインド社会が抱える問題に、真正面から取り組んだ社会派ドラマです。少年だったデーブ・パテールの出世作である「スラムドッグ$ミリオネア」も、ぜひご覧ください。

スラムドッグ$ミリオネアの作品情報

スラムドッグ$ミリオネアのジャケット写真
レンタル開始日
2009/10/23
監督
ダニー・ボイル
キャスト
デーヴ・パテル(ジャマール・マリク)、アニール・カプール(プレーム)
上映時間
120分
GEOで購入!
スラムドッグ$ミリオネアのユーザ評価

評価数:1102件
評価 :★★★☆☆(3.8/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • こちらの作品凄く良かったです。どこの国の人がみても考えさせられる。差別問題。家族、兄弟、他人限らず深い愛がありました。同じに哀しみも。一生に一度はみる価値がある映画でした。
  • 何でスラム育ちの少年がミリオネアで優勝できたのか、というのが順を追って解明されていきます。引き込まれる感じで、最後まで退屈しないで見れました。意外とラブストーリーも盛り込まれてて、主人公の一途さが本当にすごいと思いました。最後の展開にはトリハダがたちました!お兄さんも最後は良い人だとわかってよかった。デスティニーという言葉がすごく素敵に聞こえました。
  • 答えは人生の中に。日本でもお馴染みのTV番組「ミリオネア」に出演する、スラム出身の少年。彼はなぜ正解を重ねることができるのか?まるで人生のオセロゲーム。ぱちりぱちりと黒から白に覆していくかのような、スラムドッグ、一世一代の大勝負。必見です。

参考URL
・youtube.com