WOOD JOB!神去なあなあ日常のジャケット写真

舟を編む」の三浦しをんのベストセラー小説を映画化した「WOOD JOB!神去なあなあ日常」。林業をテーマに、高校卒業後に山奥の村で暮らすことになった都会育ちの少年の成長を、ふんだんなユーモアと恋物語を交えて描いたコメディ映画です

スタッフ・キャスト

監督:矢口史靖
原作:三浦しをん
脚本:矢口史靖
出演:染谷将太 長澤まさみ 伊藤英明 優香 西田尚美 マキタスポーツ 有福正志 近藤芳正 光石研 柄本明

平野勇気「緑の研修生」になる

大学受験に失敗し彼女にも振られてしまった平野勇気(染谷将太)は、暗澹たる将来に少々自棄気味です。卒業祝いカラオケで朝まで友達と騒いだ帰り道、林業を学ぶ「緑の研修生」募集のパンフレットがふと目に入りました。その表紙を飾る女性に一目惚れした勇気は、気軽な気持ちで研修生に応募します。

しかし研修地は三重県の山奥、新幹線と電車を何本も乗り継いで向かった先は、携帯の電波も届かない超ド田舎でした。研修をキャンセルして引き返そうと考えましたが次の電車は6時間後、仕方なくそのまま林業組合の迎えの車に乗り、研修会場へ向かいます。研修には日本各地から様々な青年たちが集まっていました。早速パンフレット表紙の女性を探す勇気でしたが、イメージ写真と知りガッカリします。

※平野勇気を演じる若手個性派俳優・染谷将太さんの現代っ子ぶりが、実にハマり役で笑いを誘います。


出典:https://www.youtube.com/watch?v=HkRCDeMlyPQ

憧れの女性・直紀との出会い

林業研修は1ヶ月、その間にチェーンソーの使い方など林業の基礎を学びます。やる気のない勇気は、指導者で来ていた飯田ヨキ(伊藤英明)にこっぴどくドヤされ、逃げ帰ろうとします。そこで通りかかったバイクに乗せてもらい駅に向かいますが、なんとそのバイクを運転している女性はパンフレットの表紙を飾っていた石井直紀(長澤まさみ)でした。喜ぶ勇気でしたが、直紀に「興味本位なら帰れ、迷惑や!」と一喝され、意地でもやり抜く決意をします。

1ヶ月後、当初いた研修生が3分の1ほどに減ってしまった中、勇気は晴れて研修卒業となりました。これから1年、林業研修生として現場で働くことになります。勇気の配属先は、あの勇気をどやしつけた恐ろしいヨキのいる神去村、中村林業です。そして居候先もヨキの家となりました。

※原作ではもう少し骨太ヤンキーのイメージだったのですが、伊藤英明さんのヨキも軟派な野生児ぶりで面白いですね。

神去村の生活が始まる

ヨキの家は、ヨキの妻みき(優香)とヨキの母・しげの3人暮らしです。ヨキは勇気を中村林業の親方・清一(光石研)のところへ、挨拶に連れて行きました。清一は、若いながらも真面目で周りからの信頼が厚い親方です。野生児のようなヨキと清一は全く正反対の性格のようですが、同級生の二人はお互い信頼しあっています。

清一は勇気を作業場である山に案内してくれました。濡れた山道で斜面から滑り落ちた勇気は、尻から股間にかけて山ヒルに吸いつかれてしまいました。

初日早々、ヒル駆除で山仲間に股間を晒すことになった勇気。そのうえ夕飯は鹿肉の刺身にマムシ酒、すっかり嫌気がさした勇気は脱走を考えます。しかし神去村は山深い超々ド田舎、バスも2時間に1本しか通っていません。逃げ帰る途中にヨキに見つかり、車に乗せられ連れ帰されました。

※野生児で神など信じないようなヨキが清一とともに、山の神様に祈りを捧げてから入山するシーンは、自然とともに生きる人たちの神聖な心に触れた気がしました。

林業の面白さを知る勇気

本格的に仕事が始まりましたが、新米の勇気はヨキに怒鳴られてばかりです。それでも徐々に、神去村の人々の素朴な温かさ、自然と一体になって仕事をすることに面白さを感じてきます。また、勇気の憧れの直紀も神去村の住人で、小学校の教師をしていました。チャンスがあれば直紀に近づきたい勇気ですが、直紀は冷たく相手にしてくれません。

そんなある日、かつての彼女・玲奈から大学の「スローライフ研究会」で神去村を見学したいと連絡が入ります。勇気は喜んで彼らを迎えますが、バカンス気分ではしゃぎまわり村の人々の仕事の邪魔をする若者たち。

田舎を馬鹿にする彼らの態度に腹を立てた勇気は、「もう帰れ!」と怒鳴り追い帰してしまいました。それまで余所者として勇気を信用していなかった村人たちでしたが、この一件で勇気を村人として受け入れました。

※最初は嫌々作業していた勇気でしたが、だんだんと林業が楽しくなっていく様子が見ている側にも伝わってきます。そして自然と共生する神去村に憧れさえ抱かせてくれます。

勇気の選択は神去村

冬が来て山には雪が積もりだしました。そろそろ春の大祭の打ち合わせが始まります。余所者である勇気を祀りに参加させるかどうかの話し合いの席上で、いつも勇気を怒鳴っていたヨキが言います。「あいつはみんなが思っているより、ちゃんと山の男だ」

そして春、「大山祗(オオヤマヅミ)」と呼ばれる今年の大祭は、48年ぶりの神聖な儀式です。その大切な祭りの数日前、山仲間の山根の孫・健二が行方不明になってしまいました。勇気たち山仲間は捜索隊を作って山に入り必死で探します。深い霧に包まれた山中で、勇気は突然誰かに手を引かれ山奥に導かれます。そこで健二を見つけた勇気は、健二を無事に連れ帰り、直紀を含め村人たちから感謝されました。

勇気を導いてくれたのは、山神様でした。そして大祭当日、ご神木に鋸を入れるという神事に参加した勇気、神木にまたがって山から滑り落ちる勇気たちを、村の女性たちは歓喜して受け止めてくれました。

いつしか直紀とも仲良くなり、村の一員として過ごした林業研修の1年。一度は東京に戻った勇気でしたが、最終的に出した結論は神去村で林業を続けることでした。

※最後にヨキが泣きながら勇気を見送るシーン、嘘偽りのない素朴な村人たちの心が染み入ります。この映画を見ていると、林業など自然とともにある仕事っていいなあと思いますよ。

WOOD JOB! 神去なあなあ日常の作品情報

WOOD JOB! 神去なあなあ日常のジャケット写真

レンタル開始日2014/11/05
2014/11/05
監督
矢口史靖
キャスト
染谷将太 長澤まさみ 伊藤英明 優香
上映時間
116分
さらに詳しく見る>
WOOD JOB! 神去なあなあ日常のユーザ評価

評価数:10550件
評価 :★★★☆☆(3.9/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • 出演者が普段とは違う役柄を演じていて新鮮でした。林業の仕事内容が解りやすく、魅力が伝わりました。村の方の人柄や家族、仲間意識が暖かく、都会の青年が研修で成長していく様に感動します。幸せな気持ちになる素敵な作品でした。
  • 林業に興味もたなかった少年が人間関係により成長していく、都会にはない大自然の中考えが変わっていく、見てて退屈しなかった
  • 思った以上に笑えて、おもしろかった。出演者はもっとシリアスなものに出そうなメンバーだけに、よけいおもしろかったのかな。

「奇跡のリンゴ」もオススメ!

自然の中で仕事をするって良いものですね。そんな気持ちになる映画をもうひとつご紹介します。
2013年公開の「奇跡のリンゴ」は実話をもとにした、無農薬リンゴを育てる夫婦の愛情物語です。リンゴ農家の一人娘・美栄子(菅野美穂)と結婚し、農家を継ぐことになった三上秋則(阿部サダヲ)は元サラリーマン。夫婦で仲良くリンゴ栽培に勤しんでいましたが、ある日美栄子の体に異変が起きます。それはリンゴ栽培によって長年蓄積されてきた農薬によるものでした。愛する妻のために秋則は無農薬リンゴを作ろうと決意します。しかし当時は、無農薬でリンゴを作ることは不可能と言われていました。何度も失敗を重ね借金に苦しみながら、苦労の末に奇跡のリンゴを作り出す感動の物語です。

奇跡のリンゴの作品情報

奇跡のリンゴのジャケット写真

レンタル開始日
2013/12/06
監督
中村義洋
キャスト
阿部サダヲ 菅野美穂 池内博之
上映時間
129分
さらに詳しく見る>
奇跡のリンゴのユーザ評価

評価数:4634件
評価 :★★★☆☆(3.7/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • 友人に勧められて見てみました 実話だというのがスゴいと思いました 果物の品種改良の苦労が伝わる作品です また見てみたいと思います
  • 夫婦愛、家族愛、本当の親友。農家の大変さとともに、家族とはどんなときも互いに助け合い、支えあって、信じあうことがどんなに大切なことか考えさせられた。
  • 夢を現実の物にするには、ある意味犠牲も必要なのかも!?失敗を恐れていては、何事も前進しないと云うことも・・・失敗の繰り返しは、必ず実ると云うこともこの作品を観ていろいろと教えられた。涙・涙・涙。まだこの作品を観てない方、観てマイナスなし!

参考URL
・youtube.com