映画『アリー/スター誕生』のジャケット写真

本作『アリー/スター誕生』は、「クリント・イーストウッドの流れを継ぐ新たな映画作家」として著名なブラッドリー・クーパー監督によるミュージカル・ドラマ映画作品。

初作1937年から3度目のリメイクであり、歌手レディー・ガガ、俳優サム・エリオットなどが出演します。

豪華キャストを迎えた本作は公開前から期待度が高く、全米3,686映画館で公開。公開日から1週間で4,290万ドルの興行収入をマークしています。

映画批評サイト「Rotten Tomatoes」においても、高評価9割・平均点8.1点(10点満点)と高い観客評価を獲得。

2019年には作中音楽に対し「英国アカデミー賞 作曲賞」、主演レディー・ガガに対し「放送映画批評家協会賞 主演女優賞」が授与されるなど、ストーリー以外の面に対しての評価も高いことが分かります。

スター歌手レディー・ガガが初主演で挑んだ本作のあらすじを早速見ていきましょう。

ここからネタバレ!閲覧にはご注意ください!

スタッフ・キャスト

監督:ブラッドリー・クーパー
脚本:エリック・ロス ブラッドリー・クーパー ウィル・フェッターズ
出演:レディー・ガガ ブラッドリー・クーパー アンドリュー・ダイス・クレイ デイヴ・シャペル サム・エリオット アンソニー・ラモス ラフィ・ガヴロン

ジャクソンとアリーの出会い

カントリー歌手として全国にその名を馳せていたジャクソン・“ジャック”・メイン(ブラッドリー・クーパー)。輝かしい生活を送っている一方で、アルコールとドラッグに溺れるような生活を送っていました。

ある日、ジャクソンはカリフォルニア州で行われたカントリー系音楽フェスティバルに出演します。会場には熱気が溢れ、人々は一体となり、彼の歌声に呼応するかのように大盛況。大盛り上がりのフェスティバルが終わった後、いつもの如くアルコールとドラッグのために一件のドラァグ・バーに立ち寄ることにしました。

ドラァグ・バーではさまざまなドラァグ・クイーンたちが出演。そんな歌声を肴にしながらジャクソンは酒をかっくらい、意識がどんどん消え去ろうとしていました。

そんな中聞こえてきたのは、ひとりのドラァグ・クイーンが歌う「ラヴィアンローズ(La Vie en rose)」。

美しい声がジャクソンの耳に止まり、つい歌声の主であるドラァグ・クイーンを見上げます。その女性こそがアリーだったのです。

ジャクソンはアリーの歌声に大きく心を揺さぶられます。

昼間はウェイトレスとしてアルバイトをしているアリーでしたが、夜はドラァグ・クイーンたちの計らいで、バーでのライブに出演させてもらっているのでした。

「いつかは歌手になりたい」と考えているアリーは、懸命に働き、そして歌っているのです。ジャクソンはそんなアリーの姿を見て、バーから連れ出すのでした。


出典:https://www.youtube.com/watch?v=1KMIqxZcpIE

歌手 アリー誕生

しかし、2人で飲んでいても人気歌手ジャクソンには常に取り巻きが生まれてしまいます。声を掛けてくるファンもおり、アリーは気を利かせてジャクソンとファンに写真を撮るか尋ねました。

するとファンは彼女にこう言います。

「娼婦は黙っていろ!」

アリーはこの言葉を聞くなり、ファンの顔を思い切り殴ってしまったのです。ジャクソンはアリーをパーキングまで連れていき、腫れた手を手当てしながら、話を始めました。

アリーはジャクソンの言葉を受け、即興で歌い出します。その歌を聞いたジャクソンは、アリーに才能があることを確信。翌日行われる自分のコンサートへアリーを招待します。しかしアリーは、仕事があるからと断ってしまうのです。

翌日、アリーがアルバイトに出かけようとすると、ジャクソンが手配した迎えの車が来ていました。

それでも誘いを断るアリーでしたが、アルバイト先の店長が怒鳴りつけてきたことをきっかけにして、仕事を辞めてしまいます。そして、すぐさまジャクソンのコンサートに向かったのでした。ステージの後方でジャクソンのステージを眺めるアリー。そんな中、ジャクソンは昨晩アリーが即興で歌った曲「shallow」を歌い始めます。

アリーが来たことに気づいたジャクソンは、ステージに来るように誘い掛けます。一時は断るものの、アリーはステージでジャクソンとデュエット。初めての大舞台に緊張して震えながら歌ったアリーでしたが、その歌声は観客を魅了。そして、瞬く間に話題のアーティストとして名前が広がっていったのでした。

コンサートが終わると2人はそのままホテルの同室に。しかしジャクソンはすぐさま眠りこけてしまいます。

翌朝、アリーが眠っていると、目覚めたジャクソンが近づいてキスをしました。こうしていつの間にかアリーとジャクソンは恋人となっていたのでした。

スターへの道を登るアリー 一方ジャクソンは…

昨日のコンサートの様子は観客によって動画サイトにアップされていました。その動画が話題となり、アリーの知名度はどんどん上がっていきます。

また、ジャクソンはコンサートツアーにアリーを同伴させると、毎回ステージで歌わせました。

アリーの歌声は観客を熱狂の渦に巻き込むかのようで、歌が終わると「アリー」コールが鳴り響くほど。そんなアリーの姿を見た観客の中に、レズ・カヴランという男がいました。

この男は、インタースコープ・レーベルという音楽制作会社に務めており、ぜひアリーと契約をしたいと持ちかけてきたのです。アリーは願ってもない誘い掛けに応じ、ついにレコード会社との契約を果たしたのでした。

その後のアリーの躍進は凄まじいもので、シングルは好調な売れ行き、アルバム制作も決定し、「SNL(サタデー・ナイト・ライブ)」という音楽番組へも出演を果たすこととなります。

輝かしい生活に踏み込んだアリーでしたが、その一方ジャクソンは幼少期に発生した難聴と、自堕落な生活から来るアルコール依存症によって病んでいきます。医師の忠告も聞かず、精神がどんどん崩壊していくジャクソンはギリギリの状態でステージに立ち続けていたのです。

そんな中、ジャクソンはアリーにプロポーズ。不安が残る中で、2人は夫婦となったのでした。

衝撃のラストシーン コンサートはジャクソンのために

幸せの絶頂期にあるアリーに、さらなる良い報せがもたらされました。

それはアリーが「グラミー賞の三部門にノミネートされた」というニュース。しかし、ジャクソンはそんなアリーに対して嫌味しか言えないほどに落ちぶれてしまっていたのです。

そんな中、アリーは最優秀新人賞に選出。ステージの上で思いの丈を語るアリーでしたが、そこに酔っぱらったジャクソンが登場。その場で失禁して記憶を失ったことで、アリーの晴れの舞台を壊してしまったのでした。

この事件をきっかけに彼はアルコール依存症を克服するための施設に入ることに。アリーも全力で彼を信じ、支えます。そして数ヶ月後、ジャクソンは依存症から脱し、施設から出ることになりました。

ジャクソンの療養中、アリーのヨーロッパツアーの計画が始まっていました。ジャクソンも素直に喜びます。

アリーはジャクソンもツアーに同行させようと提案しますが、チームからは拒否されてしまいます。ジャクソンを一人にできないアリーは、ツアーをキャンセルすることに。

アリーの国内ツアー最終日、プロデューサーのレズ・カヴランは、アリーのいない隙にジャクソンに厳しい言葉をかけます。

「彼女が君に言わないから僕が言うが、グラミー賞ではどれだけ僕らが迷惑を被ったか。」
「もし今君が飲んでいる水が酒に変わったらキッパリと別れてくれ。」

これ以上アリーに迷惑をかけられないとジャクソンは悟ります。

その夜、アリーはジャクソンに必ずコンサートにくるよう約束します。しかし、ジャクソンは会場には現れませんでした。ガレージで自ら命を絶ったのです。

悲しみに暮れるアリーでしたが、彼の追悼コンサートを開催することに。

「今夜は彼のために歌うわ」

そこで歌われたのは、かつてジャクソンがアリーのためだけに聞かせてくれた思い出の一曲だったのでした。

映画『アリー/スター誕生』の作品情報

映画『アリー/スター誕生』のジャケット写真

レンタル開始日
2019/05/22
監督
ブラッドリー・クーパー
キャスト
レディー・ガガ ブラッドリー・クーパー アンドリュー・ダイス・クレイ デイヴ・シャペル サム・エリオット アンソニー・ラモス ラフィ・ガヴロン
上映時間
136分
映画『アリー/スター誕生』のユーザ評価

評価数:788件
評価 :★★★★☆(4.0/5)

ゲオユーザの評価・ネタバレ
  • 評価 :★★★★★(5/5)
    過去にも同様なストーリーの作品はありましたが、何と言ってもレディー・ガガの圧倒的な歌唱力は他に例を見ない迫力です。クラブのダンサーから今があるレディー・ガガ本人の自らの人生を写した様な役どころに魂のこもった熱演が素晴らしかった。この作品の為に書き下ろした曲が散りばめられ、ラストのシーンでの熱唱は感動で心が震えるようでした。涙なくしては見られない結末を、二人の情熱的な愛の証としてしっかりと心に刻んで欲しい。
  • 評価 :★★★★★(5/5)
    ブラッドリー・クーパー 最高!! もうメロメロになりました。 優しい瞳に見つめられたい。 アリーの鼻歌レベルの歌を アレンジして初めて歌ったシーンでは サビの部分ではもれなく涙がでました。 自分を解放できた瞬間がとてもうまく表現されていました。
  • 評価 :★★★★★(5/5)
    レディー・ガガは、アーティストだけでなく女優としても才能があると思った。 ブラットリー・クーパーも歌がうまかったし、監督の才能もあると思った。 ボヘミアン・ラプソディーに匹敵する作品‼️
  • 評価 :★★★★★(5/5)
    ガガは今までにも何本もの映画作品に出ているが、今回は奇異な役ではなく、アリーは普通に良い。たぶん、映画音楽も認められるのではないだろうか。ストーリーは普通かもしれないが、挿入歌の一つ一つが素晴らしい。ミュージシャンとしての真価を発揮している。音楽も楽しんで欲しい作品です。
  • 評価 :★★★★☆(4/5)
    二人が歌うシーンは圧巻。シンデレラストーリーとその影にある嫉妬や寂しさ。愛とは何かを考えさせられる映画でした。ただ、ハッピーエンドでなかったのは個人的に残念。

おすすめの関連作品

『アリー/スター誕生』の監督兼主演を務めたブラッドリー・クーパーは、2019年話題作の『ジョーカー』の制作にも携わっています。

本作はDCコミックス『バットマン』の敵役として登場するジョーカーが主役として描かれており、主演ホアキン・フェニックスの怪演が話題となりました。

第76回ヴェネツィア国際映画祭では、最優秀作品賞の「金獅子賞」を受賞しており、日本における興行収入は、公開後5日間で10億2,241万3,800円をマーク。

R指定映画作品において、全世界の興行収入成績が歴代1位を取得しました。

映画『ジョーカー』の作品情報

映画『ジョーカー』のジャケット写真

レンタル開始日
2020年01月29
監督
トッド・フィリップス
キャスト
ホアキン・フェニックス ロバート・デ・ニーロ ザジ・ビーツ フランセス・コンロイ ブレット・カレン マーク・マロン シェー・ウィガム ビル・キャンプ グレン・フレシュラー リー・ギル
上映時間
122分
映画『ジョーカー』のユーザ評価

評価数:24件
評価 :★★★★☆(4.4/5)

ゲオユーザの評価・ネタバレ
  • 評価 :★★★★★(5/5)
    作品としては本当に立派で傑作の部類に入るが、精神疾患を抱えた社会的弱者が不幸に不幸を重ねて、やがては狂気に走っていく流れがあまりにも観てて悲惨で辛すぎた。
  • 評価 :★★★★★(5/5)
    この映画は今まで観たジョーカーのなかで最高のものだった。現実と空想の混じり合う作品であり、最後まで真相が掴めない、考察がとてもおもしろい作品だ ネタバレは控えたいのであまりなにも言わない とりあえず観て欲しい。この映画はとても為になる人生観の変わる作品であることには間違いない。
  • 評価 :★★★★★(5/5)
    悪の化身が、世の中の全ての悲しみや不条理によって造られていくことが、何か神や悪魔の力で導かれているような気さえする。誕生の瞬間には、感動や格好良ささえ感じてしまう。各国で社会現象となるのも分かる気がする。 そういう意味では、この国は恵まれた、平和な国だと痛感する。 是非、見るべき作品。そして、感じて考えるべき。
  • 評価 :★★★★★(5/5)
    なんだろう?凄くハラハラドキドキする映画ではないのにまた観たいと思ってしまう。基本は暗い障害を抱えた中年男性の日常。それがリアルで…とにかく観て欲しい。バッドマン要素はほぼないのでアメコミ好きじゃない人もオススメ。
  • 評価 :★★★★★(5/5)
    いつものアメコミの感覚で観に行くと メンタルをやられる。 DCが生み出した傑作。